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2005年2月11日 (金)

When Pigasso Met Mootisse

When Pigasso Met Mootisse
Nina Laden
Chronicle Books Llc (Juv) 1998-10-01


by G-Tools
総語数1,200、YL2.8
★★★★★

ブタのPigasso、牛のMootisseはともにスター画家だったが、喧騒に疲れ、静かに制作に没頭できる地を求めて引越しをする。くしくもご近所さんになった2頭は、やがてお互いを痛烈に批判しだすのだが…。

タイトルを見て、絵が好きな人は「ぴん」とくるかもしれない。そう、20世紀西洋絵画の巨匠、Picasso(ピカソ)とMatisse(マティス)をもじったもの。この2人の出会いと交流を描く、一種のパロディである。表紙があまり可愛くないので(特にブタ!)しばらく買うのを躊躇っていたのだが、買って大正解。2頭が大人気なく罵り合うシーンなぞ、おかしくてゲラゲラ笑ってしまった。

Mootisse "You paint like a two year old."「2歳児みたいな絵だ」
Pigasso "You paint like a wild beast."「ケダモノみたいな絵だ」

まぁ、実際その通りなんだけど。ちなみに、wild beastっていうのは、Fauve(仏語)と同義で、マティスが若い頃に関わった絵画運動-野獣派(フォービスム)-を踏まえている。

マティスという人は、真面目で謹厳実直な人だった。容貌もまるで学者のようだ。生涯を通じて色彩を追求し、しばしば「色彩画家」と呼ばれるが、同時に稀有な装飾センスにも恵まれた画家だった。
対するピカソは絵に描いたような天才・芸術家タイプ。その画風は急進的、時には攻撃的であり、終生、マンネリズムに陥ることなく、創造と破壊を繰り返した。
性格的にも芸術的にも対極的な2人だけれど、良きライバル、友人として約半世紀にわたって互いに影響を与え合っていた、というのは本当の話である。まぁ、たまには批判したりケンカすることもあっただろうけど。

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