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2005年4月25日 (月)

The Tale of Despereaux

The Tale of Despereaux
Kate DiCamillo
Walker Books 2004-05-03


by G-Tools
総語数31,975、YL4.7
★★★☆☆+

気がついたら、約2ヶ月も多読レビューをアップしていなかった。大停滞。

というわけで、何ヶ月かかったかもう分からないぐらいダラダラ読んでたけど、一応読了。文字レイアウトはスカスカで字も大きいので一見易しげだけど、意外と単語が難しかった。

並外れて小さい変わり者のハツカネズミのDespereauxは人間のお姫様Peaに恋をしたために、両親にも見捨てられてドブネズミがうごめく地下に送られる。一方、ドブネズミChiaroscuroは光に憧れを抱き地下から地上に出るが、計らずもPeaの怒りを買う。虐待を受けた少女Miggery Sowは、お姫様になりたいと切望しながらお城で小間使いとして働く。Despereaux、Pea、Chiaroscuro、Miggeryのそれぞれのエピソードはやがて一つの物語に収束する。

キーワードは闇と光、絶望と希望、物語、癒し、赦し。9.11以降、こういう本がクローズアップされる(2004年ニューベリー賞受賞)のは当然というべきかもしれない。あの大惨事の中、自分のやっていることに無力感を感じた物書きやアーティストって多分ものすごく多いと思うけど(事実、筆者のケイト・ディカミロも当時、「こんな時にねずみのおとぎ話を書いてなんになるんだ」と思ったそうだ)、「物語」を圧倒的な闇の中に差し込む希望の光とした上で、正統的な騎士道物語を綴る筆者の姿勢にはとても共感を覚えた。

ただ、ちょっと筆者が前に出すぎというか、語り口が説教臭い気がするので☆マイナス1。

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