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2005年5月11日 (水)

[映画]オペラ座の怪人②

というわけで、冒頭のパイプオルガンによって高らかにミュージカル宣言をした「オペラ座の怪人」。文字通り、ミュージカルそのものだった。ミュージカル嫌いの人にとったらすごくつまらない映画かもしれない。
これは予想だけど、演出も舞台とあまり変わらないんじゃないだろうか。例えば、ファントムとクリスティーヌがオペラ座の地下に舟で降りていく時に、燭台がニョキニョキと水中から生えてくるシーン、これ絶対舞台でもやってるだろ!と思わず映画館で突っ込んでしまったけど、どうやらその通りらしい。舞台で見たら、きっとすごく幻想的なんだろうけど、映画では「ファントム、いったい何がしたいんじゃー!」と微妙に笑うシーンと化している気がしなくもない。まぁそれは置いといて、総じて、場の転換とか幕の切れ目も分かるし、オリジナルの舞台がどんなものか容易に想像がつく感じ。舞台版を見てない私でも、脳内上演ができそうだ。

じゃぁ生舞台見に行った方がいいんでないの?という声が聞こえてきそうだし、私もそれはあえて否定しないんだけど、わざわざ映画にしたからには、やっぱり映画ならではの良さがあって然るべきで。シャンデリアがスワロフスキーだとかいう即物的な話は脇にのけといて、とりあえずは360度縦横無尽のカメラワークか。目まぐるしく視点を変えるカメラワークの妙は、座席の位置によって見る方向が決まってしまう舞台では絶対に味わえないし、手の込んだセットや華やかな衣装にカメラが寄ってってくれるのも嬉しい。
小刻みなカメラワークで追っかけていくオペラ座の裏の部分のワサワサした感じや、いかにも世紀末の劇場らしい、いかがわしい雰囲気も良かったなー。劇場好きな私にとっては、実はあの豪華絢爛そのもののオペラ座のセットだけでも結構満足だったりして。基本的には、セットのモデルはオペラ・ガルニエらしいけど、全部が全部ガルニエってわけじゃないらしい。色々なんだかんだ+αして、不吉な予感を漂わせようと努めたということで、ゴシック・ホラーの舞台らしい怪しげな魅力に満ちたオペラ座になっている。確かにガルニエそのまんまじゃ、あまりにも小奇麗に過ぎるかもしれない。

やっぱり核心に至らないまま続く。

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