ER 緊急救命室 III ― サード・シーズン ユアン・マクレガーゲスト出演の回
![]() | ER 緊急救命室 III ― サード・シーズン DVD セット vol.2 アンソニー・エドワーズ ジョージ・クルーニー ノア・ワイリー ワーナー・ホーム・ビデオ 2005-07-29 by G-Tools |
↑これはお得パック。ERサードシーズン、第11話から第22話までを収録。
とりあえず、ユアンがERにゲスト出演の回を鑑賞。第15話「険しい回り道」(原題は「The Long Way Around」)。ERは割と好きなドラマで、以前は気が向くとたまに見ていたんだけど、これは未見だった。
<ストーリー>
ERの看護士キャロル・ハサウェイは仕事中のミスが原因で停職中。金曜日の朝、近所の雑貨店に買物に出かけたところ、2人組の強盗に遭遇する。店の中で撃ち合いになり、店主と強盗の1人が大怪我を負う。キャロルは、医薬品が不足する中、必死に応急処置を施すのだが…。
ユアンの役はダンカンという名のイギリス人(スコティッシュ)強盗。1997年ということで、すんごく若い。トレスポでブレイクした直後かな?前髪を下ろしたユアンは「普通じゃない」の雰囲気に近く、初々しい感じもあって、とてもキュート。出ずっぱりだし、微妙な表情の変化はなかなか見もの。
ちなみに、ERは一話の中でいくつものエピソードが同時並行で展開し、ストーリーがあっちこっちに飛びまくるのが普通だけど、これは強盗事件一本に絞った作りになっていてちょっと珍しい感じ。
以下ネタバレ感想。
↓
↓
↓
↓
↓
↓
ダンカンは(多分)国で失業し、夢を持ってアメリカにやってきたのに、アメリカ人の従兄弟に誘われて強盗犯になってしまった青年。思わず店主を撃ってしまい、愕然としたりうろたえたりするあたり、心底悪人じゃなくて、根はイイ奴っていうのが丸分かりである。素朴というかnaiveというか、何となく、田舎の青年が大都会に出てきて、騙されて悪いことに手を染めちゃった、そんな雰囲気に満ち満ちている。何しろこのダンカン、キャロルを人質にして外を逃走中に警官に撃たれるんだけど、ERで治療中、一瞬意識が戻った時に「君は無事か?」なんてキャロルに訊いちゃうんだから、どう考えても強盗という柄じゃない。
このごく普通の青年、浅はかだけれどおそらくは心優しい、そして哀れなダンカンは、ユアンにとても合っていた。ユアンって、正統派な役も良いけど、こういうちょっと悪いくらいの役の方が魅力的な気がするなぁ。
余談だけど、このDVD、英語字幕は出るには出るんだけど、結構端折ってる箇所がある。ちょっとストレスフル。
| 固定リンク
「Ewan Mcgregor」カテゴリの記事
- [映画]天使と悪魔(2009.07.04)
- [映画]ミス・ポター(2007.10.01)
- Favourite Beatrix Potter Tales(2007.03.01)
- Favourite Beatrix Potter Tales(2006.12.26)
- [映画]STAY ステイ(2006.07.03)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
ERファンです。
コレ、リアルタイムでNHK地上放送で観ました。
撃たれて亡くなる前の苦しみを和らげる為に「一番心地良い場所を思い浮かべて」と言うキャロルに、おばあちゃんちと答える可愛いイアンじゃなかったでしたっけ(遠い昔の記憶)
他にもアナキン坊やがガンで亡くなるお母さんの子どもとして出ていた事もありましたね。
ERは専門用語が飛び交い、台詞が重なり合い、緊迫感のあるシーンがスピーディに展開しますので、吹き替えでないとのめり込めませんよね。
ERは、声優さんがすごくいいので吹き替えに満足。
この3シーズンは、視聴率競争のために過剰なシリアスノンストップの脚本になる前の、とてもいいシーズンだったと思います。
週末に骨太なドラマを見るのが楽しみでしたのに、いつの間にかその時間帯はヨン様たちに乗っ取られ、深夜放送になってしまったER。
NH○さんのばかあぁぁぁぁ。
投稿: 丸々 | 2005年8月24日 (水) 23:22
ERは、映画俳優がゲスト出演することがあるとは聞いていましたが、連ドラを毎週見る習慣の無い私は、そういう貴重な機会にはなかなかお目にかかれませんでした。
>撃たれて亡くなる前の苦しみを和らげる為に「一番心地良い場所を思い浮かべて」と言うキャロルに、おばあちゃんちと答える可愛いイアンじゃなかったでしたっけ
ダンカンの言っていたカンブレ島というのは、グラスゴーの近くの行楽地のようで、歴史的な由緒もある綺麗な場所らしいです(鎌倉みたいなイメージ?)。
>ERは専門用語が飛び交い、台詞が重なり合い、緊迫感のあるシーンがスピーディに展開しますので、吹き替えでないとのめり込めませんよね。
医療用語って、日本語で聞いても意味不明な言葉が多いですものね。今、吹替えで見たらやっぱり情報量が全然違いました。
ドクター・ロスやドクター・グリーンの声なんかは本当に合ってますよね。でも、ユアンの声はちょっと小悪党っぽ過ぎて可愛げが無かったな~(笑)。
>週末に骨太なドラマを見るのが楽しみでしたのに、いつの間にかその時間帯はヨン様たちに乗っ取られ、深夜放送になってしまったER。
あらら、こんなところまでヨン様の影響が。恐るべし、ですね。
投稿: 青猫 | 2005年8月25日 (木) 21:16
この作品のユアンとても良かったです~
優しさが垣間見えて悪人になりきれないところがよかったです。私もユアンはちょっと悪くて、ちょっと不安げで、、、っていうの好きですね。最後の冷たそうな足が無造作に出ているのが切なかったです(涙)
ERははじめてみましたが本当に面白くてびっくりです。主人公のキャロルに何があったのか、これからどうなるのかが妙に気になってしまいました。これを機にシーズン1から見直すというのもいいですね~。
投稿: アウラ | 2005年9月 1日 (木) 01:06
ユアンの普通っぽさが生きた役でしたよね。悪役だけれど、どことなく同情を誘うキャラクターなのが良かったです。
この回は、キャロルが本当にカッコよかったです。ユアン抜きで見ても見応えのある面白いエピソードだったと思います。
最近のERは全然見てないのですが(オリジナルのキャスト、誰か残ってるのかな~?)、スピーディで密度が濃くて、アメリカの連ドラでは一番好きかもしれません。
投稿: 青猫 | 2005年9月 1日 (木) 21:16
またお邪魔します。ERと聞いて黙っておれない私です。(笑)そうですか!あれはユアンだったんですか?なんせ見たのは相当まえだし、あの頃はユアンも知りませんでした。ERはジョージ・クルーニーが出てる頃からしつこく見てますんで・・・メンバーは大分変わりましたが。予算が多すぎて海外ロケだの戦車だのヘリコプターは墜落させる、とまあ、やりすぎという気もしつつ、しつこく見ているという・・・Dr.カーターが抜けたのが個人的に残念でした。新シリーズはもうすぐ開始の予定です。
投稿: misao | 2005年9月13日 (火) 02:52
当時、キャロルの医大受験の辺は見ていた記憶がうっすらとあります。でもユアンのことは知らなかったので、仮に見たとしても「おおお、あのユアンがERに!」とはならず、「なんだ、このもっさりした兄ちゃんは」とか思ったんじゃないかしら(^^;)。
私のとってのERは、やはりグリーン先生、ロス先生、ベントン、カーター、キャロルって感じなので、新しめのERはメンバー的にちょっと寂しいです。
投稿: 青猫 | 2005年9月14日 (水) 00:34