[映画]恋は邪魔者 特別編
![]() | 恋は邪魔者 特別編 レニー・ゼルウィガー ペイトン・リード ユアン・マクレガー 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2004-10-22 by G-Tools |
★★★☆☆+(レニー・ゼルウィガーとユアン・マクレガーファンは★★★★☆)
<ストーリー>
1962年、バーバラ・ノヴァク(レニー・ゼルウィガー)は自著『恋は邪魔者』を手にニューヨークにやってきた。「女に愛や恋はいらない。セックスは遊びで楽しむべき」という内容の『恋は邪魔者』はやがて大ヒットし、バーバラは一躍時の人になる。
バーバラがニューヨークにやってきた当初、彼女をコケにした名うてのプレイボーイ、キャッチャー・ブロック(ユアン・マクレガー)は、TVでバーバラに「最悪の男」呼ばわりされてしまう。おかげでプレイボーイ廃業の危機に陥ったキャッチャーは、バーバラを社会的に葬り去ろうと、罠をしかけることにする。
ネタバレ無し感想。
古き良き時代が舞台の、小洒落たラブコメ。
全体的な雰囲気はかなり軽めながら、60年代風のファッションやインテリア、音楽には非常に力が入っていて、相当凝った作りになっている。また、レニーがとても可愛らしく、全編着せ替え人形状態なのも良い。
気軽に楽しめて、私は結構好きな作品。
とはいえ、内容らしい内容は無いので、最初はユアンが何故これに出演したのか、かなり真剣に悩んでしまった。そして、「脱げて歌えれば何でも良いのか、ユアン?」と甚だ失礼な結論に達してしまったんだけど、ユアン自身、「ユアンったらまた脱いで、、、と僕のヌード志向をからかう人もいるけれど、これは昔のロマンチック・コメディに対するオマージュなんだよ」みたいなことを言っているので、私と同じことを考える人が結構いると見える(あ、別に大して脱いでないので、未見の方はあまり期待しないように)。
さて、そのユアン扮するキャッチャー・ブロック。ユアンがラブコメで女たらし、プレイボーイをやるというから、一体どんなだ?とちょっと楽しみにしていたのだが、登場するたびに「なんじゃこりゃ」と笑いがこみ上げてくる、まさかのお笑い系キャラだった。特典でジェームス・ボンドばりのプレイボーイ、ショーン・コネリー風のモテモテ男とか言ってるけど、それって本気じゃないよね?ウケ狙いだよね?と思わず突っ込みたいほどの胡散臭さ。コミカルな作品だし、ラブコメで真面目に二枚目をやられても困るけれど、これじゃプレイボーイじゃなくて結婚詐欺師だよ!なんて思ってしまうのは私だけだろうか。
なお、コレが「ジェームズ・ボンドばり」か否かについては、是非ともショーン・コネリー御大の意見を聞いてみたいところ。同じスコティッシュ俳優として、後輩に何か言いたいこともあるだろうし。そういえば、次期ジェームズ・ボンドにユアンの名前も挙がったことがあったらしいけど、「絶対に」やめた方が良いと思う。やめて下さい。お願い。どう頑張っても、ギャグにしかならないだろうから。
まぁ、いわゆるプレイボーイ役をこれだけ面白おかしく演じられるというのも、芸達者の成せる技なんだろうけど。そういう意味では、レニーもユアンも笑いを取る演技が非常に上手く、二人ともやはり、単なる美形俳優とは一味違う。
そして、またしてもユアンは惜しげもなくマヌケ面を披露しており、その締まりの無い顔を見ていると、「良い俳優は三の線も上手いよねぇ。うんうん」と感心しつつも、「この人、元々の顔の作りは決して悪くないんだけどなぁ…」と少々複雑な気分になったりする私。
あれ、なんだか褒めてるんだか貶しているんだかよく分からない文章だな。かなり笑いが止まらないくらい楽しんだので、貶すつもりは全然無いんだけどなぁ。どうもユアンに関しては言いたい放題な傾向があるような。なんでかな。。。
なお、エンドクレジットでは、ユアンとレニーが楽しそうにデュエットしている。どうせなら全編、ミュージカル仕立てにしてくれても良かったな、と思ってみたりして。
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