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2005年10月29日 (土)

[映画]ベルベット・ゴールドマイン①

B0000D8RO7ベルベット・ゴールドマイン
ユアン・マクレガー トッド・ヘインズ ジョナサン・リース・マイヤーズ
アミューズソフトエンタテインメント 2003-12-05

by G-Tools

★★★★☆

<ストーリー>
グラムロックのスーパースター、ブライアン・スレイド(ジョナサン・リーズ・マイヤーズ)の射殺事件から10年。1984年、米ヘラルド紙の記者アーサー(クリスチャン・ベール)は、ブライアンについて記事を書くために調査を開始する。アーサーは、スレイドの初期マネージャー、別れた妻に取材をするが、それは当時グラムロックに入れあげた自らの青春を追体験することでもあった。

とりあえずネタバレ無しレビュー。

ものすごく出来の良い映画だとは思わないけど、かなり好き。
この手の音楽が好きではない人にとってはとてもつまらない映画だろうし、映画にリアリズムを求める人にも向かない。同性愛描写が苦手な人もNGだろうし、そういう意味では一般受けはしない作品である。ただし、主要キャスト(ジョナサン・リーズ・マイヤーズ、ユアン・マクレガー、クリスチャン・ベイル)は皆好演しているので、俳優目当てで見る場合は結構楽しめると思う。

私は音楽(映画もだけど)に関してはかなり雑食で、ロック自体は特に嫌いなジャンルというわけではない。ただ、あまり一生懸命は聴かないし、70年代のグラムロックについては明るくない、というか名前くらいしか知らない。
登場人物のモデルがデヴィッド・ボウイとかイギー・ポップとか、ユアンの見てくれがカート・コベインに似ているとか(確かによく似てる)色々いわれているようだけれど、誰も彼も私の守備範囲外なので、元ネタに思いを巡らしてニヤつくという楽しみは皆無だった。そもそも、歌うユアンが見られれば良い、くらいの軽い気分で見たので、映画自体に期待をしていたわけでは全くなかったし。
にも関わらず、意外なほど面白く見られた。私の場合、音楽がある程度良ければあとは何でも良いという甚だ偏った嗜好があるので、これくらい色々な楽曲を映像と上手く融合させてくれれば、それだけでとりあえず満足、ということはあるのだが。これ、BGMにする映画としては、ものすごく良い(褒めてるんだか貶してるんだか…)。

使われている楽曲は、予想よりもずっとマイルドでとっつきが良かった。そして、歌うシーンが多いのは当然なのだが、ライブシーンだけではなく、プロモーション・ビデオ(PV)のような映像が随所に挿入されているのが面白い趣向。このPVのシーン、本筋とは関係が無い部分も多いためかなり浮き上がって見えるのだが、カラフルでいかにも作り物めいた人工美に満ちており、グラムロックの非日常性を端的に表しているようでもある。一方、歌以外のシーンは、現在のアーサー関係の部分を中心にドスンと暗く沈んだ雰囲気もあり、煌びやかで虚構そのもののようなショービス界とのコントラストの付け方は上手いと思う。

次回はネタバレ感想。

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