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2005年10月14日 (金)

[映画]ルパン

★★★☆☆

ネタバレ無し感想。

アルセーヌ・ルパン生誕100周年記念の映画化作品。監督自ら「ルパン・ビギンズ」などとも形容している通り、ルパン、若き日の大冒険である。
「魔女とルパン」をはじめ「奇岩城」「813の謎」をベースにしているそうだ。3作とも大昔(小学生の時だ)に読んだけれど、どれも完全に忘却の彼方。「魔女とルパン」の断片は辛うじて覚えているけれど、えーっと、こういう話だったんだっけかな。

映画はなかなかきらびやかな雰囲気のエンターテイメント作品に仕上がっている。フランスのベルエポック的な雰囲気はとてもよく表現されているし、カルティエのジュエリーはとにかくゴージャスで、衣装も非常に洗練された印象。美術的なセンスの良さはフランス映画ならではだった。
内容的には結構トンデモな部分もあるけれど、割と楽しめた。微妙な盛り上がらなさ加減は2時間ドラマのようでもあったけれど、別に火サス的にチープだといいたいわけではなく、映画としては展開がちょっと散漫かな、というような感じ。

ロマン・デュリスのルパンがビジュアル的にイマイチだったので、そういう意味では不満が残る。一緒に行った友人は気に入っていたので、単に好みの問題かもしれないけれど、口髭+シルクハット+片眼鏡のデュリスはケチな山師かペテン師のようで、せっかくああいう生い立ちにしたのにも関わらず気品が感じられなくて残念。ルパンのダンディスムはいったいどこへ行ってしまったんだ…。デュリスに魅力が無いというわけではないんだけれど、もうちょっとスマートで貴族的な雰囲気があったら良かったなぁ。

対して、女優陣は良かった。カリオストロ伯爵夫人役のクリスティン・スコット・トーマス、年齢不詳の得体の知れない悪女はなかなかのはまり役だった。妖しくて、品があって、立ち姿が美しく、この時代のドレスが本当によく似合う。加えて、とにかく流暢なフランス語にビックリ。
クラリス役のエヴァ・グリーンは、「キングダム・オブ・ヘブン」の時よりもずっと化粧が薄くてナチュラル。気丈かつ可愛らしい感じで好印象だった。

最後に出てきた女の子は、原作ではどこに出てるのかな。全然覚えてない。

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