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2005年11月

2005年11月29日 (火)

ちょっとロンドン 1日目 その2

とりあえず部屋の水周りだけ確認し、休憩もそこそこに早速ロンドンの街に出かけることにした。しかし、日曜日の夕方という微妙な時間帯に、一体どこに行けばいいのか。無宗教たる私にとっては日曜日は安息日などではなくて単なる遊ぶ日なのだが、ここは腐ってもキリスト教圏(のせいなのかどうなのか)、ウェストエンドなどはばっちりお休みである。
とりあえずNarional Gallery(ナショナル・ギャラリー)は18:00まで開いている。ただ、Narional Galleryを1時間程度で全部見るということはあり得ないわけで、どうせまた行くことになることを考えると少々効率が悪い。大英博はホテルのすぐ裏で迷わずに行けそうだしロンドン入門編としても申し分無いのだが、こちらは少し閉館時間が早い。テムズ南岸、Waterloo(ウォータールー)駅近辺に18:00まで開いているSaarchi Gallery(サーチ・ギャラリー)とHayward Gallery(ヘイワード・ギャラリー)があるので、とりあえず地下鉄でWaterlooまで行ってから考えることにする(←既にして行き当たりばったりモードに突入)。

Waterloo駅は英国鉄道の駅でもある。国際列車ユーロスターの発着駅なので、構内は旅行者で大変な賑わいである。仕事帰りに乗っても、ちょっと遅いくらいの時間帯にはパリに着くわけだ。なんて便利。
駅の喧騒を抜けてテムズ河べりに向かうと、視界に大観覧車London Eye(ロンドン・アイ)が飛び込んでくる。このLondon EyeはBAが2000年に作った世界最大の観覧車で、切符売り場近辺はかなりの混雑ぶりを見せていた。観覧車といっても、通常の2人乗り、4人乗りの小さいものではなく、大きなカプセル型をしていて1つが25人乗りなんだそうだ。何となく、近未来的な感じもある。

LondonEye
これは別の日の夕刻のLondon Eye。Big Benもちらりと頭をのぞかせている。

高所大好き人間としてはかなり惹かれるものがあったのだが、すぐには乗れなさそうな気配がしたのと、そもそも私の目的はLondon Eyeのすぐ脇にあるOld County Holl(旧ロンドン市庁舎)内にある現代美術の美術館Saatchi Galleryなので、とにかく美術館の入口を探すことにする。しかし、Old County Holl周辺をぐるぐる歩き回るのだが、歩けども歩けども美術館の入口看板や案内が見当たらない。おかしいなぁ、建物間違ってるのかなぁと思いつつ、Old County Holl内にインフォメーションを見つけて「Saatchi Galleryに行きたいんだけど」と訊いてみると「残念だけど移転したんですよ。今は美術館自体が閉まってて、一年以内くらいにChelseaにオープン予定なんです」という驚愕の答えが返ってくる。ええええ?!Londontown.comの展覧会情報コーナーにはしっかり載ってたんですけどー!…嗚呼、なんてこったい。
出鼻をくじかれ微妙に凹むものの、やってないというものは仕方がない。次だ、次。しかし、今からHayward Galleryに行っても多分時間が足りないし、いったいどうしたものかなぁ、と目の前にそびえる大観覧車を眺めながらしばし沈思黙考。
しょうがないので、もう少し遅くまで開いているはずのICA Gallery(ICAギャラリー)に予定変更である。ICAはNational Galleryの近くなので、本当は別の日に2つまとめて行きたかったんだけどこの際贅沢はいってられない(とりあえず夕飯を食べるとか、大人しく宿に帰って寝るとかいう真っ当な選択肢は既に放棄されているらしい)。

ところで、私はロンドンの土地勘がまるで無い。特に、地下鉄駅から地上に出たりすると完全に東西南北が分からなくなってしまう。初ロンドンなので当然といえば当然なのだが、これは明日以降の行動に差し支えるぞ、、、というわけで、手っ取り早く土地勘をつけるために、とりあえずICAまで歩いていくことにする。何しろここは大都市ロンドン、たとえ疲れたり迷ったりしても、地下鉄でもバスでもタクシーでも選り取りみどりだ。

都合が良いことに、Old County Hollからはテムズ対岸のほぼ正面にBig Ben(ビッグ・ベン)が見えて大変分かり易い。早速、てくてくとWestminster Bridge(ウェストミンスター橋)を渡ると、ライトアップされたBig BenとHouses of Parliament(国会議事堂)の足元に出る。

Bigben

そしてBig Benを北上すると、Trafalfar Square(トラファルガー広場)に到着である。広場の向こうにはNarional Galleryが鎮座ましましているはずなのだが、もう閉館しているので、とりあえずICAに向かう。このICA、少々分かり難いところにあってかなり難儀したのだが、どのくらい迷ったかというと、偶然、全然違う所にあるHer Majesty's theatre(ハー・マジェスティーズ・シアター:「オペラ座の怪人」上演劇場」)を発見してしまった程。このHer Majesty's theatreは1705年設立という由緒ある劇場で、ライトアップされた外観は重厚かつ壮麗。やはり劇場というのはこうでなくてはいかん、と自分が道に迷い中という事実を忘れてしばし見惚れる。

hermajestystheatre1

ふと、そうだ、私はICAに行きたいんだった、と我に帰り、何とかICAまで辿り着くものの、最初入口が分からなくて真っ暗な中を右往左往。ロンドンというのは平均的に東京よりも暗い。ああ、なんかフロム・ヘルを思い出してきたぞ。ひーん。勝手口付近をうろうろし、ドアから中を覗き込む私は、完全に不審者の如きであったけれど、裏口にいたスタッフらしきお兄さんの「ギャラリーはそこぐるーっと行って正面に回ってね」という指示に従ってデカイ建物を半周し、やっとの思いでやたらちっこい入口を発見。それにしても、なんでこんなに「ひっそり」という感じなんだろうか。本当にやってるんかいな。これが美術館じゃなければ、回れ右して帰るところである。
このICA、本名はInstitute of Contemporary Arts Ltdといい、ロンドンの最先端のアートを紹介する複合文化施設である。展示室の他、映画館、劇場、バー、カフェ、本屋、ビデオライブラリーなどを併設しているらしい。日本でいえば、仙台メディアテークがちょっと近いかもしれない。あまり時間も無いので、さしあたり本屋とギャラリーを覗いてみることにする。入口の近くにある本屋は、小さいながら美術関係の雑誌や本が豊富で、いかにもアーティスティックな雰囲気が漂う。思わずここで沈没しそうになったが、ここで完全に溺れてはならぬ、と心を鬼にして上階のギャラリーへ向かう。入口からギャラリーまでの間にはバーがあり、中はとにかく若者で溢れてて喧しいほど。どっからこんなに人が沸いて出てきたんだろうかねぇ。建物の外の静けさがウソみたいな感じだった。
展覧会は「Jonathan Monk Continuous Project Altered Daily」というタイトルで、Jonathan Monk というイギリス人作家の個展。写真、映像作品が多い。割と小規模なスペースで、町中のギャラリー(画廊)の展覧会のような印象である。面白いのは、作品がどうやら日替わり(?)展示であるという点と、上の展示室に展示されている以外の作品を仮置き(?)している階下の部屋もあわせて公開されていたこと。コンセプトは、不定形の、日々変化する展覧会といったところだろうか。

ICAを出て、この際だからと、「Guys and Dolls」を上演しているPiccadilly theatreの場所の確認も兼ねて、Piccadilly Circusあたりまで足を伸ばすことにする。
Piccadilly Circusはさすが繁華街のど真ん中、ものすごく人が多い。

PiccadillyCircus

この辺で遅まきながら、今日12時間も飛行機に乗ったという事実に思い至り(やっとかい)、帰って休むことにする。
それにしても、ホテルがピカデリー・ライン沿線というのは思いのほか便利だった。夜間、地下鉄乗り換え無しというのは本当にストレスが無くて良い。乗り換えで地下をてくてく歩くのって、夜は結構嫌なものなのよ。

というわけでやっと1日目終了。ふー、疲れた。

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2005年11月27日 (日)

ちょっとロンドン 1日目 その1

成田は遠い。

通常、空港には2時間前に着けといわれる。しかし、以前空港に向かう際に、私の乗った山手線が人を轢いてしまい、予約していた京成スカイライナーに乗り損ねたことがあるため、最低2時間半前、できれば3時間前を目指すことにしている。そんなこんなで5時半起き。
成田に行く手段はいろいろあるけれど、基本的に一番安いのは京成特急。特急といっても特急料金のいらないごく普通の電車である。京成スカイライナーよりちょっとだけ時間はかかるものの、上野・日暮里から1000円で成田空港まで行けてしまうのは大変な魅力である。

慣れない早起きの甲斐あって、11時のフライトだというのに8時過ぎには成田に到着してしまう。朝御飯、買い物の後に、無事チェックイン。荷物はロスト・バゲッジが怖いのと、荷物が出てくるのをイライラと待つのが嫌なので、機内持ち込みにする。基本的に預けなくてはいけないような大荷物は持っていかないに限る(ただ、全て機内持ち込みにしてしまうと刃物を持っていけないのが難点ではある)。

シャネル免税店では、バズ・ラーマンの手によるシャネルNo.5のCMのメイキングとおぼしき映像が流れていた(シャネルCMについてはこちらを参照→2005年1月12日の記事)。店員に声をかけられると面倒なので全部見ないでその場をあとにしたのだが、なんか気になって仕方が無い。ネットで探せばどこかで見られるんだろうか。

フライトはBA。機内エンターテイメントはヴァージン・アトランティックの方が充実していると聞いてBAにはあまり期待をしていなかったのだが、今回機内で「宇宙戦争」と「ファンタスティック・フォー」と「バットマン・ビギンズ」のメイキングが見られて、結構楽しめた(ただしこの時点では「バットマン・ビギンズ」本編は未見だったけど)。機内食はどんなにマズイかと覚悟していたが、普通に美味しかった。メインはビーフシチューだった。
3時間弱ほど睡眠も取れたので、比較的元気な状態でヒースローに到着。いよいよロンドンだ。

しかしArrivalまでが遠い。さすがにヒースローは広い。
他のEU諸国と比べて格段に厳しいといわれる入国審査も何とかパスし(BAの場合はさほどでも無いらしいけど)、ピックアップする荷物も無いので、とっとと地下鉄を目指して地下深くもぐっていく。歩きながらヒースロー・エキスプレスに乗ろうかピカデリー・ラインでホテル最寄駅まで一本で行くかで悩んだのだが、先にピカデリー・ラインを見つけたので大人しくピカデリーにする。

初めてロンドンの地下鉄に乗った感想。「うわ、大江戸線みたい」。いや、大江戸線がロンドンの地下鉄みたい、というべきなんだろうけど、要するに丸くて狭いのである。平均的にでかいイギリス人には、さぞや窮屈なことだろう。
約1時間後、Russel Square駅に到着。切符売り場や窓口などは地上にあり、外から見てもそれなりに駅らしい体裁をしている。駅周辺は人通りが多いし、24時間営業のスーパー(コンビニ)もあって、なかなか良さそうな感じだ。
さて、駅からホテルに向かう途中、いきなりGuys and Dollsの広告付きダブル・デッカーを発見し大喜びする私。どうやら現在公演中のCMではなく12月で交代になる新キャストの宣伝のようだ。それにしても、なかなか華やかで素敵だ。

Guysanddollsbus

ホテルに着くとにこやかなオジサンに出迎えられたが、どこかのアクセントのせいで(ということにしておいてください)なかなかパッと理解できない。むー。とりあえず「ここの玄関、二重ドアだから12時以降は自分で鍵あけて入ってね」ということは理解して鍵を受け取り、自分の部屋に向かう。

hotel

部屋はまぁ狭いといえば狭いけれど清潔で、熱いお湯も豊富に出るし、トイレも問題無し。お茶セットもちゃんとあるし、テーブルも付いている。日本国内の狭くて殺風景、ほとんど独房みたいなビジネスホテルに慣れてるので、風呂場が死ぬほど狭いことを除けばとりたてて文句を言うところは無い。

次はいよいよ街歩きへ。

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ちょっとロンドン 準備編

・出発三週間前
10月末に「ロンドンでも行こうかなー。Guys and Dollsもやってるし」などと突然思い立ち、カレンダーとにらめっこすること数日。ここ数年海外に行けなくてたまりにたまった欲求不満も手伝い、「もしかして、ここだったら5連休取れるかも?」という仕事の穴場を見つけるや否や、あっという間に3泊5日のロンドン行き(別名「ロンドン弾丸」)決定である。
この時、既に出発三週間前を切っていたのだが、「行く!」と決めてからは早かった。私は元々せっかちなところがあるのだが、ほぼ2日で休みと「Guys and Dolls」のチケットとブリティッシュ・エアウェイズのフライトを確保し、この段階で気分的には旅行準備完了である。実際、あとはパスポートと財布(クレジットカード)とガイドブックさえ持っていけば何とかなるし。

・出発二週間前
とまぁ、結構図太いことを考えるものの、旅程が短くてただでさえ時間が無い上にロンドンは初めてなので、やっぱりホテルくらいは予約しとかないと。昼の短い冬のロンドンで、刻一刻と暗くなる中、荷物をゴロゴロひっぱりながらホテル探しなんて、考えただけでも嫌過ぎ。
当初は格安な宿が集まるアールズ・コート、ベイズ・ウォーター、ヴィクトリアあたりを重点的に探していたんだけれど、最終的には夜遊びの際の利便性と治安を考慮して大英博物館裏にあるB&Bに決定した(Pさん、ホテル探しの際にはいろいろとご指南いただき、本当にありがとうございました)。

・出発一週間前
さて、あとは「Guys and Dolls」の他に何を見るかである。ウェストエンドは日曜日が休演日なので、日程的に見られるのはあと1本。「Billy Elliot」(=リトル・ダンサー)や「シカゴ」にも惹かれるけれど、なんといってもロンドン・ウェストエンドのNo.1ミュージカルといえば「オペラ座の怪人」である。今年、映画版「オペラ座の怪人」を散々見た私としては、やはり本家本元は拝んでおきたい。しかし、私はかなり年季の入ったバレエ好きでもあるので、コヴェント・ガーデンでロイヤルバレエを見るのは長年の憧れだし、イングリッシュ・ナショナル・バレエも捨て難い。演目によったらオペラも良いなぁ、などと夢は膨らむ一方である。幸か不幸か、バレエ、オペラは演目的にいまいち食指が動かなかったこともあり、結局、王道勝負で「オペラ座の怪人」に決定。予習がいらないのもポイント高し。
なお、チケットは両方ともTicketmasterのUKサイトで予約した。カードで決済して、当日、劇場窓口で受け取れば良いので大変楽である。手数料がかかるとはいえ、朝から何時間も当日券に並ぶ時間など無い超短期旅行者にとっては、大変ありがたい。ただ、このTicketmaster、予約と購入手続きに何分以内という時間制限が設けてあり、ちょっとでもモタつくと時間切れエラーが出てしまうのが何とも嫌な感じ。こんなに焦ってカード情報入れて決済ボタンを押していいのか?ホントに大丈夫なのか?とかなり心臓に悪い思いをすることになる。

・出発直前
なんとかロンドン夜遊びのプランも立ち、あとは昼のプランを立てなくてはいけないのだが、「Guys and Dolls」の映画版を見たり、ヒアリング教材や英会話教材をちょろっとさらってたりしたら、あっという間に出発日目前となってしまった。仕方が無いので、行きの交通機関の中で計画を立てるべく、ガイドブック2冊と現地展覧会情報をプリントアウトしたものなどをバッグに突っ込む。そして、たとえほとんど読まないであろうことが分かっていても、本が無いと落ち着かないので、読みかけのPBも突っ込む。ついでにネットで見つけた「Guys and Dolls」のスクリプトも突っ込む。と、なんだか知らないうちに紙の荷物の占める割合が妙に高くなっていく。小さめボストン(キャリー付)なのに、なんでこんなにみっしりズッシリなんだ。。。

それでもなんとか土産用のスペースは空けて、いざ出発。

ロンドン1日目に続く。

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2005年11月24日 (木)

テスト

Harry4bus

ハリポタ・ダブルデッカーがいっぱい走ってた。EP3バスとかアイランドバスもあったけど、数は少なめ。

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「ちょっとロンドン」より帰還

というわけで、本日、霧のロンドンより無事帰国しました(そしてそのまま職場に行って、職場配達にしていたEP3のDVDをピックアップして帰ってきました)。

写真のアップの仕方を覚えたら、ボチボチ旅行記などアップしまする。

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2005年11月14日 (月)

TOEICスコアが出た

第118回TOEIC(2005年10月23日)の結果が出たので反省とともに公表。

Listening: 400
Reading: 410
Total: 810

ここのところ700点台に落ちてたスコアが戻ってきたという感じ。こういうのってぐんぐんとは上がっていかないものだなぁ、とちょっと溜息をつきつつも、ReadingとListeningの両方が400台にのったのはちょっとホッとした。何しろかつては、ReadingがListeningよりも100点低いという、何ともアンバランスなスコアを叩き出したこともあったもんで。今回、初めてReadingがListeningを上回ったのは、まぁ良いことなんだろうな(でも、Listeningがほとんど上がらないのはどーして?)。しかし、Aランク(860~990)は遠いな…。

ここ最近の私は、いわゆるTOEICのためのお勉強はゼロの状態なので、これは純粋に多読と映画と朗読CDの結果ということになる。ついでにいうと、辞書はたまに英英を引く以外は全く使わないし、ボキャブラリー対策もしてない。SSS多読的にはこれで良いはずなんだけど、やっぱり語彙力を増強した方が良いのでは?という迷いが無いわけではない。うーん、もう少し英英を使う頻度を上げてみようかなぁ。

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カウンター20000超、ありがとうございます

カウンターが20000を超えました。いつもありがとうございます。

拙ブログも開設からはや11ヶ月(そろそろ一周年か…)。話題があっちこっちに飛びまくり、さらには書きかけで放り投げている記事があったりと、だんだん魔窟のようになってきてますが、気が向かれた時にお付き合いいただければ幸いです。

さて、管理人は来週ちょっとロンドンへ行ってくるので(ホントに「ちょっと」)、帰国後はロンドンカテゴリができるやもしれません。益々混迷の度を高めるような気がしますが、あたたかく見守ってくださいませ。

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2005年11月10日 (木)

Long Way Round 新編集版(UK版)

B000B5KEEQEwan McGregor And Charley Boorman - Long Way Round
E w a n M c G r e g o r , 㠀 ? C h a r l e y B o o r m a n
EMI Records (UK) 2005-11-07

by G-Tools

LWRの新編集版(ロングバージョン)が届いた~!UK版でリージョンコードはAll Region、映像方式はPAL。
5日に発送したよメールが来たので、きっかり5日でポストにぽいっされたということになる。速い。

開けてまず驚いたのは、3枚のDVDが重ねられて、全て1つのとめ具(真ん中のでっぱり部分)にギチっとはめられてること。こんなん初めて見たぞ…。3枚目を取り出すのに、全部外さなきゃいけないじゃないか。気を付けないと傷がつきそうでやだなぁ。

しかしそんなことはどうでもいい。


朗報です。ビッグニュースです。


なんとなんと、英語字幕が出る!


前のバージョンは字幕が付いてなかったので今回も全く期待していなかっただけに、これは本当に嬉しいサプライズ(今、UK密林行ったら、商品情報のところにちゃんと「Sub Titles: English」って出てたけど)。

しかも、英語だけじゃなくて、フランス語・ドイツ語・スペイン語・イタリア語・ポルトガル語・オランダ語という7つの言語の字幕付きで、(西)ヨーロッパの人だったらまずどれかは分かるだろう、という至れり尽くせりな仕様になっている。こういうのもやっぱりEP3効果なのかな。さすが世界のオビ=ワンだ。

というわけで、3枚組@10時間リスニングも苦にならないぞ~、と俄然元気になる私。リスニングとリーディングの両方に効果があったりして、、、なんて都合の良いことを考えてしまうけれど、本当、良い「教材」になりそうで嬉しいな~。

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2005年11月 2日 (水)

AKGのイヤホン

イヤホンのことなど。

マイHDDプレーヤー、Creative Zen Neeonは音質が丸くてどうもイマイチだと思っていたら、昔買った安物イヤホンのせいだった(ちなみにNeeon付属のイヤホンもさして良くない)。
しばしのイヤホンジプシーの結果、現在はこれに落ち着いている。

B000AL1KA8K12P ステレオ・イヤフォン
ハーマンインターナショナル

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手頃なお値段で、コストパフォーマンスは抜群。イヤホンに何万もかける気はないけれど、そこそこの音は欲しいという人には結構良いかと。

ハッとするほど音が明るくクリアで、中~高音域が非常にキレイに鳴る。例えば金管楽器なんかは本当に「パーン!」と煌びやかに、華やかに聴こえるし、ピアノ曲も1個1個の音が明晰に聴こえてきて良い感じ。
安いイヤホンにありがちなカシャカシャした下品な感じや、もわぁぁんと霞がかったような感じが全く無く、非常に硬質かつ繊細な音質。その分、丸味は無し。
ただ、ちょっと線が細いし、低音をガンガン鳴らすような類のイヤホンではないので、ロック系には向かないかもしれない。まぁ、私はこれで何でも聴いちゃうけど。逆に、変にベースが突出して聴こえるようなことが無くて、聴き疲れしなくて良い。

あと軽いので、装着に違和感が無くて楽チン。これ、結構大事。

これのワンランク上のものもあるんだよねぇ。。。ちょっと惹かれる。

B000AL1KAIK14P ステレオ・イヤフォン
ハーマンインターナショナル

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2005年11月 1日 (火)

[映画]ベルベット・ゴールドマイン③

まだ語るか。
というより、これを語らずしてベルベット・ゴールドマインの何を語るんだ、という気がするカート@ユアンについて。
ストーリーに関するネタバレは無し。

ユアンはプロだ。薄々感じてたけど、彼が真性の役者バカであるということが今回よくよく分かった。「よーやるわ…」と呆れつつ感心。というか、ライブシーンのキレっぷりにはほとんど笑ってた私。別に、脱げば即演技派ということでは全く無いけれど、あの豪快なまでの思い切りの良さはやっぱりすごい。当時もうかなりのスター俳優だったろうから(どう考えても主役じゃないのにクレジットは一番最初だし)、監督も「おいおい、そこまでやってくれるのか」って思ったんじゃないだろうか。「歌って踊れる」ならぬ「歌って脱げる」俳優ユアンの面目躍如である。それにしても、現場ではテンション上がってるんだろうけれど、後で冷静になって見て頭を抱えたくなったりしないのかな。…しないんだろうな。彼の場合、往々にして好きでやってる節が見受けられるし。

実は、ユアン=ロッカーときいて、歌唱力に関してはともかく、化粧&ロン毛が似合わないんじゃないかとか、ロッカーにしてはキャラクターが陽性過ぎて毒が足りないんじゃないかとか、いろいろ心配していた。実際は目化粧も金髪ロン毛も意外なほど似合っていたし、不健康でクレイジー、飢えた狼のような獰猛な雰囲気もあって、なかなかの化けっぷりであった。彼は元々目力があるけれど、アイラインでそれが強調されたこともあり、視線だけで人を殺せそうな荒み具合は素晴らしかった。
トレスポのユアンもかなりイッちゃってると思ったけれど、これに比べたらレントンなんか可愛いものである。

可愛いといえば、時々ユアンも気を抜いちゃうのか、ふっと素の可愛気が漏れちゃうのがご愛嬌かな。あと、贅沢をいえばもうちっと痩せてた方が…。何となくぷにぷにしているのは、ロッカーの暴飲暴食その他の不摂生ぶりを表すための役作りではないだろう、多分。

とはいえ、ライブシーンは歌唱だけではなく身のこなしもパワフルでとにかく立派。ユアンはこういう歌い方よりかは(声質とかキャラクター的に)「ムーラン・ルージュ」みたいにのびのびと歌う方が向いているとは思うけど、それを差し引いても、俳優で望みうる最高レベルのライブアクトではないかな。

しかしこれ、ユアンファンは必見といいたいところだけど、果たして「オビ=ワンのユアンが好き」「ムーラン・ルージュのユアンは可愛い!」という人に勧めて良いやらちょっと迷うところである。ユアンの場合、どちらかといえばこういうクセのある役が本領なんだろうけど、オビの生真面目天然ぶりやクリスチャン的純情青年なイメージが強い人は、これ見てあまりのギャップに死ぬほど引くか、はたまた「さすが役者だなぁ」と見直すか、反応が両極端に分かれそうな気がする。ある意味、ユアンファンには踏絵的作品かも(まぁ、「枕草子」なんてのもあるけどさ)。

オマケ。
ユアンがニルヴァーナの故カート・コベイン(コバーン)に酷似しているという専らの評判だったけど、確かに似てて驚いた(カート・コベインの方が、顔立ち自体は端正な気がするけど)。

こんな感じ。

↓ユアン@カート

0747539715Shooting to Kill: The Making of "Velvet Goldmine"
Christine Vachon
Bloomsbury Publishing Plc 1998-09-03

by G-Tools

↓カート・コベイン氏

1842402161Maximum Kurt Cobain: The Unauthorised Biography of Kurt Cobain (Maximum Series)
Ben Graham Stan Jones
Chrome Dreams 2003-09-01

by G-Tools

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