Star Wars Revenge of the Sith PBと朗読CD
Star Wars Revenge Of The Sith (Star Wars (Random House Paperback)) Matthew Woodring Stover Del Rey 2005-10-25 by G-Tools |
Unabridged版(ノーカット)のCD。
Star Wars Episode III: Revenge of the Sith (Au Star Wars) Matthew Stover Jonathan Davis Random House (a) 2005-04-02 by G-Tools |
総語数110,000語、YL?
★★★★☆+
SSS多読でいうところの、LR(ListeningReading=聴きながら読む)にて読了。CD11枚、10時間超は長かったな。。。
まぁ、集中力が途切れて目がお留守になっても耳が働いていたりするので、何となくそのまま読み進められるのは良かった。
ノベライズの内容に関しては、EP3でaudibleデビューの下の方で既に述べているので改めて言うことはあまり無いのだけれど、1点だけ。
英語版もやっぱりウェットだった。
読めば読むほどしどい話なEP3だけれど、邦訳版のあの情緒的というか演歌すれすれな情念の世界は翻訳者のせいでもなんでもなくて、要するにオリジナルに忠実だったわけね。しかも、英文だと畳みかけるようなくどくどしさがダイレクトに感じられて、酩酊というか船酔いしそうな感覚があった。
もう、映画(特に旧作)のあのカラッとしたSFファンタジーのノリとは、別世界と考えた方が良い。
ただし、(時々気恥ずかしさを覚えるとはいえ)私はこの別世界は決して嫌いではない。今回は朗読CD付きなので、淡々とした朗読を10時間聴くよりかは多少芝居がかって大仰なくらいの方が飽きが来なくて良い、ということもあるし。
さて、Abridged版の時から散々いっててしつこくてすみませんって感じだけれど、やっぱりナレーターのJonathan Davisが素晴らしい。本当に一人でやってるの?と感心してしまう演じ分けと演技力で、オビ=ワンはじめ、アナキン、メイス、ドゥークー、パルパティーン、グリーヴァス等々、どの役も違和感らしい違和感はほとんど無いといっていい(アナキンとパドメのシーンはちょっと居たたまれないものがあるけれど、映画版も多かれ少なかれそうだからな…)。必ずしも声が似てなくても、口調、台詞回しを似せることで上手く雰囲気を出している。ヨーダは気合が入り過ぎて、ちょっと強面になってるような気はするけれど。。。
で、やっぱりオビが理想的なオビなんである。
喋り方自体、ユアンに本当によく似ていると思うんだけど、声のハンサム度は微妙にこちらの方が上な気がする。
オビの喋り方はノベライズで「clipped,educated Coruscanti accent(キビキビと歯切れの良い、教育の高さを伺わせるコルサント訛り)」などと形容されているけれど、(コルサント訛りがどんなものかはさて置いて)本当にそんな感じ。
ノベライズのオビって、映画よりもずっと出来過ぎ君なんだけれど、朗読版オビの喋り方はいかにも模範的ジェダイな感じで、誠実、温厚、冷静、謙虚で信頼に足るという、いってみれば人格の高さが滲み出ている。聖堂のパダワンたちの憧れと尊敬を集めるジェダイマスターにして、マスターたちにも一目置かれる人望厚いジェネラルという人物像そのものといっていい。かと思えば、時々緊張感が無くてトボけたところもあったりするのがいかにもオビらしいんだけど。
というわけで、今気になってるのがコレ。EP3直前のスピンオフ『悪の迷宮』の朗読CD(抜粋版)。ケイト・ニモーディアだ…。
Star Wars Labyrinth Of Evil (Star Wars (Random House Audio)) James Luceno Jonathan Davis Random House (a) 2005-01-25 by G-Tools |
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