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2006年1月 3日 (火)

The Rising Force (Star Wars Jedi Apprentice)

0590519220The Rising Force (Star Wars Jedi Apprentice)
Dave Wolverton
Scholastic Paperbacks

by G-Tools
総語数28000語、YL5~6
★★★★☆

しばらく前に読み終わっていたJedi Apprenticeシリーズの1。
Jedi Apprenticeは、EP1以前のオビ=ワン・ケノービとクワイ=ガン・ジンの師弟コンビの活躍(だよね?少年オビの苦労性物語じゃないよね?ね?ね?)を描くジュニア用SWスピンオフ。

<ストーリー>
ジェダイ・テンプルで学ぶ子供たち(パダワン未満)は、13歳の誕生日までに特定の師のパダワンにならないとジェダイになる道を閉ざされてしまう。しかし、あと数週間で13歳の誕生日を迎えるオビ=ワン・ケノービは、まだ誰かのパダワンになることが決まっていない。オビ=ワンは、ちょうどジェダイ・テンプルを訪れたジェダイ・マスターのクワイ=ガン・ジンに期待するが、クワイ=ガンは過去の経緯からパダワンを採ることを拒んでいた。そんな折、オビ=ワンは同級生に嵌められて感情に任せて私闘を行ったことにより、ジェダイへの道を絶たれてしまう。オビ=ワンは失意のうちに、農夫になるべく惑星バンドミーアに向けて出発する。

ネタばれ無し。

オビ=ワンとクワイ=ガンの出会いを描く第1巻。EP1の公開と同時期に刊行された本作、オビ=ワンがクワイ=ガンのパダワンになるということは既定の事実なので、要(かなめ)は「いかにして」の部分にある。
この「いかにして」、なかなかすんなりと事が運ばない。というか、しょっぱなからオビの不憫度、全開モード。オビの、能力の割に報われないというキャラクターはローティーンの頃から変わらないのである。
そして、オビは何とかクワイ=ガンに良い所を見せようと健気にがんばるんだけれど、クワイ=ガンはひたすらつれない。つれなくする理由があるとはいえ、クワイ=ガンもほとんど意地になってるんじゃ?という雰囲気すら漂い、(弟子になる前から)クワイ=ガンに振り回されて一喜一憂するオビはちょっと可哀相である。

ところで、頭が固くて割と怒りんぼ、いかにも修行(=辛抱)が足りませんなガキンチョオビのイメージは、やっぱりちびユアンなんだろうか。少なくともアレック・ギネスじゃないことは間違いないと思うのだけれど、EP5でルークの短気っぷりにお冠のヨーダに返した老オビの台詞、「私もかつてはそうでした」を思い出すとなかなか感慨深いものがあったりする。

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コメント

こんにちは!この本は辞書をひきひき時間かけて読んだのですが、
その甲斐が充分ありました~!!
報われないオビ、つれないクワイ、かなり読んでいて楽しかったです。
もちろん私はちびユアン想像しておりましたよ♪

YL5~6くらいなんですね~去年から多読をはじめてまだYL2までしか
進んでないので、5くらいになったら今度は辞書なしで再読したいです。

投稿: アウラ | 2006年1月 4日 (水) 02:30

アウラさん、単語やフレーズなどこまめにメモをとってらしてすごいな~と感心してます。読書メモつけると後で思い出すのに良いですよね。でも、分かっててもできない私…。

クワイ、あまりオビのこといじめるなよ~と思いながら読みました(泣かすし!)。でもメンタル乱高下のオビ、子供っぽくてすごく可愛いですよね(^^)。
アニメでも良いから、若リーアムのクワイとチビユアンのオビを見たいなー。

YLは実はよく分かりません(^^;)。SFということもあって、読んでて上手く脳内映像化ができないことが多くて、個人的には結構読みにくいかも。。。

投稿: 青猫 | 2006年1月 4日 (水) 19:45

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