From the Mixed-Up Files of Mrs. Basil E. Frankweiler
総語数35000、YL6.5
★★★★★
<ストーリー>
家のことが嫌になったクローディアは弟ジェイミーを伴って家出を企てる。クローディアたちが向かったのは、なんとニューヨークのメトロポリタン美術館。美術館に隠れ住むことにした2人は、「サバイバル」に頭を悩ませながら様々な発見をしていく。やがて、2人はミケランジェロ作とされる天使像に心惹きつけられ…。
邦題「クローディアの秘密」。
大都会の冒険って感じで、すごくわくわくした。長女で12歳という、子供大人なクローディアのキャラクターは非常に説得力があるし、経済観念の発達した9歳のジェイミーもとても面白くて、姉弟の会話が本当に楽しい。楽器ケースに必要な物を詰め込んで出かけるとか、そういうディテールも良い。ピリッと知的な雰囲気で、子供だけに読ませるのは勿体無い本である。
| 固定リンク
「洋書多読(児童書・絵本)」カテゴリの記事
- Life Story(2008.08.19)
- The Rabbits' Wedding(2008.08.18)
- 三びきのやぎのがらがらどん(2008.07.28)
- Animals Should Definitely Not Wear Clothing(2008.07.22)
- Harry Potter and the Half-Blood Prince(2007.09.30)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
こんにちは。
私もクローディアの秘密好きなんですよ。といっても邦訳でしか読んでませんが。次ぎのKonigsburgには "Father's Arcane Daughter"(邦題:なぞの娘キャロライン)を、オススメしておきます。こちらもおもしろいですよ(^^)。
投稿: すなみ | 2006年3月19日 (日) 01:13
私は邦訳の「クローディアの秘密」を読んだことが無くて、今回読了して「子供の時に読めば良かった!」と思いました。
"Father's Arcane Daughter"は現在品切れのようですね。空輸しようかな。
実は、放り投げてる本の中には、Konigsburgの"The View from Saturday"があったりします(^^;)。でも今だったら読めるかも。
投稿: 青猫 | 2006年3月19日 (日) 19:14
私もKonigsburgは大人になってから読んだので、ちょっともったいなかったなーと読んだとき思いました。子どもの頃に読んでおけば、ってそういうのありますね。Father's Arcane Daughter品切れでしたか。品切れをオススメしてすみませんでした。邦訳もアマゾンでは品切れになってますね。うーん、人気ないのかしら。私は好きなんですが(^^;)
投稿: すなみ | 2006年3月19日 (日) 23:38
Father's Arcane Daughter、米アマゾンでは★がいっぱい付いてますね~(^^)。分量もあまり多くないし、読み易そうです。
品切れ本も入手手段は色々ありますから、お気になさらないで下さいね。
投稿: 青猫 | 2006年3月20日 (月) 13:55