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2006年5月23日 (火)

The Da Vinci Code

0552149519The Da Vinci Code
Dan Brown
Corgi Adult 2004-03-01

by G-Tools

総語数160000語、YL8.7
★★★★☆

<ストーリー>
深夜のルーヴル美術館で、館長のソニエールが何者かに殺害され、異様な死体で発見された。ソニエールは死の直前不可解な暗号を残したため、フランス警察は、現在パリに滞在中のハーヴァード大学の象徴学の教授ロバート・ラングドンに協力を求める。現場には暗号解読官のソフィー・ヌヴーも姿を現すが…。

一ヵ月強かかって読了。

今日は映画版「ダ・ヴィンチ・コード」を見に行ったんだけど、本の最後の数十ページは映画館に行く電車の中で読んでて、非常にスリリングだった。内容が、ではなくて、果たして映画開始までに読み終わるのか?!というのがね。最終的には映画館のロビーで読了。やでやで。

さしあたり、舞台が大体馴染みのある場所なので懐かしかった。夜のサン・シュルピスとかも行ったなぁ、そういえば。ちなみに、ここはドラクロワの壁画があります。

内容は、普通に面白かった。エンターテイメントとしては優れものだし、とにかく読み易い。章の区切り方が細かくて、良いところで場面転換するので、ついつい先へ先へと読んでしまう感じである。
ただ、ある程度キリスト教、美術史、建築用語の知識が無いと専門用語で引っかかって辛いかもしれないとは思う。日本語で読まれた方は、その辺どうなんでしょ。

最初、衒学系ミステリかと思って、つい京極みたいなみっしりぎゅうぎゅうな薀蓄を想像してしまったけれど、ちょっと違った。アナグラムはじめ謎解きは別に難しくないし(っていうか、ラングドン、早く気付けよ!みたいな…)、煙に巻かれるようなことも無いし。カテゴリ的には、サスペンスなのかな?何となくオリエンテーリングを思わせるし、ミステリというよりもむしろインディ・ジョーンズか。

ラングドンは抜けてるというか、人が良くて愛すべきキャラクターではあるけれど、ハーヴァードの教授っていうのはもうちょっとCleverではないのかしらん、と思わないではない。それとも、トム・ハンクスで想像するのがマズイのだろうか。

色々てんこ盛りな本作だけど、これで何かを「お勉強」しようというのはちとマズイような気がする(トンデモ本というと語弊があるけど)。ただ、興味の取っ掛かりとしては悪くないだろうし、フィクションとして割り切れば別に問題は無い。どこからどこまでがフィクションなのかというのを吟味するのも、それはそれで楽しいかもしれない。

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洋書多読(一般PB)」カテゴリの記事

コメント

お久しぶりです、青猫さま。
今日は休暇でこれから映画に行こうかなと
思った矢先の嵐、出かけるのはやめてこちらに立ち寄ってみました♪

 「ダ・ヴィンチ・コード」のアナグラム、私にはさっぱりわからないのですが、青猫さまにとって「別に難しくないし」ということなのであれはどう解けばいいのでしょうか?何を手がかりにすれば???
こんなことをここでお尋ねしていいものかどうか、と迷うところですが未だに気がかりなので教えてください。

投稿: 小手毬 | 2006年5月24日 (水) 18:05

※ネタバレ注意

小手毬さん、こんばんは。お久し振りです(^^)。

アナグラムについては、何しろ、レオナルドだ!アナグラムだ!という先入観のもとに読んでおりますので(笑)。一応、紙に書き出してみたりはしました。作品名なんかの欧文タイトルに馴染みがあると、割とピンと来るかもしれません。
私が「ラングドン、とっとと気付けよ!」と思ったのは○○文字のところでしょうか。レオナルドの○○文字は、レオナルドの解説なんかを見ると必ず出てくる事項ですので、(専門違いとはいえ)ハーヴァードの先生にはさくっと気付いて欲しかったです(笑)。
謎解きが難しくない、というのは、本格ミステリのように何回も読み直さないと分からない(場合によっては読み返してもよく分からない)というようなものではない、というくらいの意味です。一個一個の謎の構造は割とシンプルですよね。私が、読む側からぱっぱと謎を解いていた、というワケでは決してありません(^^;)。

投稿: 青猫 | 2006年5月24日 (水) 20:36

 青猫さま、こんばんは。
先ほどのコメントは、もう少し書き方を工夫したほうがよかったな、と反省してます。失礼しました。
 最初のアナグラムがどうにも解けないので青猫さまのコメントを「アナグラムは別に・・・」と「謎解き」を消して変換してしまったように思います。あれって何か規則があるのではなく、適当に並べ替えてみればいいものなのでしょうか。映画はもうしばらくしてから見に行く予定なのでその前にまたにらめっこしてみます。お騒がせしました。
 P.S)「ナルニア国物語」、私も青猫さまと同じく映画→原作コースです。f ^ ^ *)

投稿: 小手毬 | 2006年5月24日 (水) 22:21

※ネタバレ有り

アナグラムは、別に規則や法則性などは無いと思います。「適当に並べ替え」です。私の場合は、この文字でどんな単語ができそうかな?とジーッと眺めてると、ぱっと閃くこともありますが、大抵は母国語ではないので分かりません(^^;)。
最初のアナグラムに関しては、ウィトルウィウスときて、「ああ、レオナルドね、レオナルド、Leonardo…」と思いながら眺めてたら「なーんだ」と答えが降ってきたのでした(^^;)。

小手毬さんもナルニアお読みなんですね。The Da Vinci Codeの後だと、薄くてとても気楽です(笑)。

投稿: 青猫 | 2006年5月25日 (木) 20:58

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