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2006年11月27日 (月)

第6回浜松国際ピアノコンクール #9

浜コンおまけ。ゴルラッチ君のこと。

当ブログによくお越し下さる方はお分かりだと思うけれど、私はツィメルマン至上主義である。ツィメルマンが弾いている曲に関しては、その曲のベスト・パフォーマンスはツィメルマン、という甚だ了見の狭い判断を下してしまいがちである。これは耳が厳しいのではなく、耳が偏屈、というヤツである。

だから、私がゴルラッチ君の3次の葬送ソナタ、本選のベト3を本当に素晴らしいと思った、という事実には、我ながら驚いている(何しろ、ツィメルマンの葬送ソナタ以来、他のピアニストの葬送ソナタを聴きたくなくて封印しちゃったぐらいだし、ベートーヴェンP協全集も名盤だし)。1次と2次を聴いた限りではゴルラッチ君の演奏はものすごく好みというわけでもなかったので、余計びっくり。

ゴルラッチ君のベートーヴェン、改めて聴いてるけれど、ものすごくよく練り上げられている。丹念に磨き上げられている、というべきか。キズが無いという意味ではなくて、技術的なアラはあるのだけれど、上っ面をなでただけの演奏とは全く違ってて、繰り返し聴いて飽きがこない演奏である、ということ。風格もあるし、ドキッとするようなデリカシーもあるし、良いわぁ、コレ。

そして、葬送ソナタの1楽章。泣ける。。。ドラマチックで激情的。どこか焦燥を覚えるような、やるせないまでの疾走感。明と暗、光と影の絶え間無い交錯…。
いかん、日本語が支離滅裂になってきた。

とりあえず、予選・本選の演奏を入れたCD-R、通販しようかどうしようか悩み中。


ゴルラッチ君に限らず、予選から本選の演奏全てが12月31日までストリーミングで視聴可能だそうなので、興味のある方はどうぞ。

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コメント

こんばんは!
緊張感が凝縮されたコンクールの会場のピリピリ感が、小さな画面を通して保存・再現されていることにびっくりです。それにしても、ゴルラッチ君は19歳ですか・・・なんとも色気のある美しい音がせつない気持ちを呼び起こさせるというか、なんというか・・・。これから日々音楽性が深くなっていくのでしょうね。3年後、5年、10年・・・聞いてみたいですね。20年後も聞きたいから、がんばって元気でいなくちゃだわ。(笑)

投稿: Yoshimi | 2006年11月29日 (水) 00:59

Yoshimiさん、こんばんは。
浜コンのストリーミングは、とても質が高くて感謝!です。本選中は時々途切れたりしましたけれど、きっと世界中からものすごいアクセルがあったんでしょうね。
あ、そうか、ゴルラッチ君の音色、あれは色気といえば良いのか(笑)。音色も綺麗だし、ちょっとした歌い方とかタメ方とか、すごくセンスが良くて「く~、そうそう、そうなのよ!」って思う瞬間が多いです(^^)。
20年後でも、ゴルラッチ君は40前。30年後くらいが一番良い時期かもしれませんから、こちらも頑張らないと、ですね(笑)。

投稿: 青猫 | 2006年11月30日 (木) 18:49

青猫さん、こんにちは。

「予選・本選の演奏を入れたCD-R、通販しようかどうしようか」

これ、ぜひ通販してください。よろしくお願いいたします。

加来永茂
00:05 EST
12/01/2006

投稿: 加来永茂 | 2006年12月 1日 (金) 14:06

加来永茂さん、こんばんは。

浜コンのCD-Rについては、コジマ録音さんで通販をしています。申し込みは1月8日までのようですね。英語のページもありますね。海外通販はしてくれるのかしら?(国際的なコンクールだから、海外の方も欲しい方が大勢いらっしゃるとは思いますが・・・)
http://www.kojimarokuon.com/index2.html

私はどの演奏家のCD-Rを買おうか、まだ悩んでおります。

投稿: 青猫 | 2006年12月 1日 (金) 23:14

私のPCでは音が割れて聞きずらかったのですが、第一次、第二次と聴くにつれ耳が熱くなりました。最後の本選でもゴルラッチ君は落ち着いていてなにより演奏スタイルが大げさではなくとても自然で好感が持てました。音楽は彼はスケールの大きいピアニストになるような予感がしましたが、無事育って行って欲しく思いました。なにより顔がかわいい(私は面食いか(笑))。残念ながら入選できなかった人もめげずに育って行ってほしいなあと浜コンをみて切に感じました。そして浜コンを紹介して下さった青猫様ありがとうございます。

投稿: バイエル | 2006年12月 2日 (土) 19:30

バイエルさん、こんばんは。
あははは。ゴルラッチ君、可愛いですよね(笑)。5年後はどんなハンサムさんになっていることやら、ワクワクですね(^^)。
演奏も、まだまだ伸びる余地がいっぱいありそうですし、本当に今後が楽しみです。
2次、3次くらいで落ちちゃったピアニストの中にもとても良い演奏をする方がいましたから、本選に進めなかったとしても、たまたま審査員と相性が悪かったんだとでも思っていただいて(^^;)、上手く次に繋げて欲しいです。

投稿: 青猫 | 2006年12月 3日 (日) 19:37

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