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2007年1月 5日 (金)

[映画]キングダム・オブ・ヘブン ディレクターズ・カット

B000IU4PM6キングダム・オブ・ヘブン ディレクターズ・カット
オーランド・ブルーム リドリー・スコット エヴァ・グリーン
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2006-12-01

by G-Tools

未公開シーンを50分追加したディレクターズ・カット。りどりんよ、なぜ劇場公開時にもっと我を通さんのだ(いつもスタジオと戦っては負け続けなんだろうか…)。
50分追加ときいて、反射的に「そんなに無茶苦茶増えたわけではないな」と思ってしまったのは、全てLotR、とりわけRotK(SEE)が諸悪の根源。どうも時間間隔が歪んでいる。

実際見てみると、やっぱり長いことは長い。あそこもここもって感じにちゃんと色々と増えてて、細々と、丁寧に肉付けをしている。ただ、無駄に長くなってるわけではなく、劇場版で突っ込み部分だったところが概ね改善されているのは素晴らしい。追加部分が妙に浮き上がることもなく、話の繋がりが自然になってるし、登場人物の心理描写も深みを増してて、なんだか別の映画を見ているみたい。バリアンの背景がより詳しく説明されているし、シビラに関する追加も充実してて、彼女が何を考えているかがとてもよく分かる。

俳優陣は相変わらず魅力的。リーアム・ニーソンとかジェレミー・アイアンズとかデイヴィッド・シューリスとか、いわゆるハリウッド的ではない俳優さんが良い仕事をすると、こんなに品格のある文芸的な雰囲気になるのか、と思ってしまう。この手の映画には、「オレ様」なハリウッドスターなんか要りませんよ。

それにしても、改めて、りどりんって素晴らしい映像作家だと思う。青みがかってて、透明度が高くて、緩みがなく、奥行きが豊かで、どのシーンを切り取っても美しい。エンタメでスペクタクルなんだけど、どこか詩的な雰囲気が漂う。今時、こういう格調とスケールのある史劇を撮れる人というのは少ないのではないかな。

劇場版を見た時も良い映画だとは思ったけれど、このディレクターズカット版は間違いなく傑作。

ところで、海外版では付いてくる特典ディスク2枚がごっそり無くて、巷では非難轟々の模様。これだけきちんとした映画だったら、メイキングも面白いだろうになぁ。。。日本では高くすると売れないと踏んだか。
良いモノは、あるべき姿で売って欲しいものですね。

劇場版のレビューはこちら

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