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2007年2月19日 (月)

[映画]マリー・アントワネット

これの前に見た「ダーウィンの悪夢」がしんどくて、このまま家に帰るのもヤダなぁ、と思ってしまったのである。
実を言えば、「ダーウィンの悪夢」の終了時間にはもう「マリー・アントワネット」の開始時刻は過ぎていたんだけど、バタバタとカウンターに駆け込んで、まだ予告編中であることを確認してチケを買い、上映部屋に飛び込んだ。ぎりぎりセーフ。

キャッチコピーは、「14歳で結婚、18歳で即位、豪華なヴェルサイユで暮らす孤独な王妃の物語」。
まぁ、要するにそういう話なので、ストーリー省略。

今回、この映画でソフィアが描いたのは、何の心構えもなく堅苦しいフランス宮廷に飛び込んだティーンの少女、孤立してお世継ぎプレッシャーに苦しむ等身大のマリー・アントワネットである。

欧米の人にとって、マリー・アントワネットってどういうイメージなんだろう。
国民を省みない贅沢三昧の末に、フランス革命を引き起こした享楽的悪女、なんだろうか。
もしそうだとすれば、このキュートで人間味溢れるマリー像というのは、確かに新鮮に映るかもしれないし、様々なストレスから浪費に走るマリーの心情も説得力が感じられるんじゃないだろうか。
その辺はかなり丁寧に描かれていると思った。

ただ、「ベルばら」でマリー・アントワネットの少女時代に親しんだ人間からすると、あまり目新しい感じが無いのである。
綺麗で善良な、でもごく平凡な女性がフランス王妃になってしまった不幸、みたいな視点はほぼ一緒ではないかと思った。
ソフィアの場合は、ものすごく意図的に、「女性」ではなくて「女の子」を強調しているような気はするけれど。
あと、「ベルばら」は昔の少女マンガだからセクシャルな面にはあまり踏み込んでないけれど、この映画はその辺を描いててそういう意味ではリアルなのかな、とは思った。

キルスティンはとても良かった。
非常に可愛く撮られてて、キルスティンをここまで魅力的に撮ったソフィアも偉いな、と思った。
目一杯綺麗に撮られているんだけど、それでいてフツーのその辺の女の子な雰囲気が残ってて、上手いこと監督の意図に合致している。

全体の印象としては、とにかく軽くて小奇麗。
ファッションとかロケとかセットとか、とんでもなく贅沢な作りなんだけど、重厚さは欠片も無い。
ここまでお金をかけておいて、こういうポップな雰囲気になるというのはそれはそれで見事かもしれない。
ちょっとプロモーションビデオ的な雰囲気が無いわけではないのだけれど、この軽味がソフィアの身上なんだろうな、と思う。

歴史大河ロマンとしては「ベルばら」の圧倒的勝利だけれど、ソフィアのお洒落でキュートな映像世界とキルスティンの魅力を楽しむのなら、それはそれで吉。
靴が眩暈がするほど素敵だったので、私は割と満足(簡単だなー)。

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コメント

私も観たいと思っている映画です。やはりポップカルチャー的なノリでみる映画なんですね。贅沢を惜しげもなく軽く撮るってこれも才能かも♪ご存知かもしれませんが、28日NHK教育19:00からマリー・アントワネット(後編)やります。昨日、前編で録画してまだ見てませんが、良さそうですよ。

投稿: コニコ | 2007年2月22日 (木) 08:49

コニコさん、こんばんは(^^)。

マリー・アントワネット、ファッション好きな方はすごく楽しめると思いますよ。靴はマノロ・ブラニクでした。さすがソフィア、贅沢。
あとは音楽的な趣味が合うかどうかでしょうね。
あ、ストーリー重視の歴史ドラマ好きの方には勧めません(笑)。

そうそう、我が家はテレビアンテナ立ててないんですよ。DVDは見られますけど。時々NHK(BS含む)は見たい番組があるんですけどね。。。

投稿: 青猫 | 2007年2月22日 (木) 20:39

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