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2007年4月24日 (火)

The Alchemist

0061122416The Alchemist
Paulo Coelho Alan R. Clarke
Harper San Francisco 2006-05

by G-Tools
0694524441The Alchemist
Paulo Coelho Jeremy Irons
Harper Audio 2001-03

by G-Tools
英訳本の朗読。

総語数41000語、YL6.1

朗読を聴きながら読む方式で読了。

<ストーリー>
羊飼いの少年サンチャゴは、宝物の夢に導かれて羊を手放し、アンダルシアからエジプトのピラミッドを目指して旅に出る。


旅=人生の真実の探求。

英語は易しく、ファンタジックな印象のストーリーなので、児童書を読んでいるような感じもないではない。
ただ、内容は哲学的な内容も含まれるので、抽象的なところもあり。
全編に渡って、心の中の「Personal Legend」(これ邦訳はどうなってんだろ)に忠実であれ、夢を諦めてはいけない、といった強いメッセージが散りばめられている。

安穏とした日常に埋没し、夢や希望をどこかに置き捨ててきた大人が読むと、勇気づけられるか、耳が痛いと思うか、説教臭いと感じるか、さてどれだろう。

概ね、分かり易い本だと思う。
ベストセラーになるのも納得というか。
大人の寓話って感じかな。
10代くらいで読むのも良いかもしれない。

翻訳で読んでたら、もしかしたらもう一声って思ったかもしれないけれど、英語で読むにはちょうど良い歯応えだった。
洋書初心者にお勧めである。


ジェレミー・アイアンズの朗読は非常に聴き易い。
クインズっぽいキツサが無く、ニュートラルな印象のクセのない英国英語である。
シャドーイングの教材にも良いかもしれない。
…しかしこうして声だけ聴いてると、割と普通のオジサマだなー。←失礼

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