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2007年6月22日 (金)

[映画]300

<ストーリー>
ギリシャの軍事都市国家スパルタの男たちは、幼少時より鍛え上げられ、厳しい掟の元最強のスパルタ戦士となる。
紀元前480年、スパルタ王レオニダスは服従を求めるペルシャの要求を退け、ペルシャ連合軍100万を迎え撃つべく、300人の精鋭たちを引き連れ、テルモピュライへ向かう。文字通り多勢に無勢だが、スパルタ兵に服従、退却、降伏はあり無い―。


血沸き肉踊りまくり。
すいませんね、根が野蛮なもので。
でも、音楽もすんごいカッコいいし、久々に複数回見たい!と思わせる映画だった(私の場合、音楽が良ければそれだけで満足という悪癖(?)があるのも事実なんだけど)。

それにしても、あんなに美味しい役があって良いのか。
驚愕。
「トロイ」の豆兄どころの話ではない。
今回は弟君の圧倒的大勝利ですわな。
全国のDファンの皆様方、大丈夫ですか、倒れませんでしたか。

一方で、ロドリゴ・サントロは、これかい!!!とかなりショックだった。
いや、サントロだと思わなければ「まぁ、原作に忠実ね」ということで面白く見たんだと思うけど。

ジェリーさんは、予想外に大人っぽい感じで苦悩する王様っぷりも良かったし、戦士の中の戦士って感じに先頭切って戦いまくるってあたりにもちょっと痺れますですよ。
ああいう役って「この人のためなら死ねる」という、ある種のカリスマみたいなものが無いとあかんと思うけれど、彼はスター性のある俳優だから、その辺にきちんと説得力があってよろしいですなぁ。

しっかし、皆さん、よく鍛えたこと。
立派っつーか、役者というのはやはりプロですな。。。
屈強なスパルタンの皆さんは、ただ立ってるだけでも壮観なわけだけれど、戦闘シーンはさらなるド迫力。
一騎当千という言葉があるけれど、まさにそんな感じ(「騎」じゃなくて「歩」だけど)。
スローモーションを多用した映像も相まって、非常に見応えがあった。

さて、戦争モノなだけに、それなりに痛いシーンが多いわけだけど、エグさは「シン・シティ」よりかなりマシ。
R15といえば確かにR15なんだけど、首を斬り飛ばしたらもうPG13はNGだったんだっけ?というくらいのレベルで、戦争モノだったらこんなものでしょう、という感じ。
血のりなんかも様式美でまとめた印象であまり生臭い感じが無いし、「キル・ビル」のようにお笑いに傾くこともなくて一安心。
ただ、寡兵で大軍に立ち向かうことを無闇やたらに賛美したり美化するのはいかがなものかと思わないではない。
この手のヒロイズムが、どうしようもなくドラマチックで魅惑的であるというのは、紛れも無い事実ではあるんだけど…。
さらに、「自由のために」とかなんとか声高に叫ばれてしまうと、某脳ミソ筋肉なお国のことを思って引っかかるものを感じてしまう。
ペルシャ軍の描写も、「どうせアジアは未開の蛮族ですよー」と言いたくなるようなシロモノだしなぁ。
まぁこの辺も含めてのR15というのは妥当かもしれない(そういうつもりのR15ではないだろうけれど)。

もちろん、その辺のことをあまり深く考えずに、ひたすら筋肉と映像に酔いしれるのが正しい見方だろうと思う。
まぁ、「物語ること」「語り継ぐこと」のパワーを描いた映画、ということも可能なので、大本のテーマはそんなにマッチョでもないのかも?(いやそんなこともないか…)

私的には、役者と映像と音楽で120%楽しみました。
★5つは甘いかな?

以下ネタバレ。

史実確認なんだけど、ディリオスが大軍を前にして演説しちゃう血沸き沸きなラストシーン、プラタイアの戦いでよろしいんでしょうか(ところで、ここの演説はViggo王よりもずっと声張れてましたね。いや、Viggoさんも頑張ったとは思うんだけどさ。ああいうのを見ると、一軍の将たるもの、声がでかくないと話にならんと思ってしまう)。

テルモピュライでペルシャが勝利して、その後の1年間はどういう状況だったんだ?と訝しく思ったんだけど、8月のテルモピュライの後、9月にサラミスの海戦をやって、そこでギリシャ連合軍がペルシャ軍に勝ったわけですね。
テルモピュライがあったればこそ、サラミス海戦の逆転勝利に繋がったということであれば、あの玉砕も戦略的に意味があったということで、スパルタンの皆さんも浮かばれますな。

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コメント

「300」、観たくなりました。
血しぶきと、硬そうなマッチョな筋肉があまり好きではないんですが、なんだか「物語」がありそう。
映画はやはり「物語」(本)ですよね。
なので「海賊3」のご感想、同感でーす。
とってつけるにもほどがありまくりでした。
この次、オーランドを見るのはウィルではなく、レゴラス@ホビットでお願いしたいです♪

投稿: 丸々 | 2007年6月23日 (土) 22:16

私も別にマッチョな筋肉が好きというわけではないんですが、あの世界には合ってましたよ。
あ、戦闘シーンは、マトリックスとLotRにデジャヴでした(笑)。
血しぶきは、うーん、苦手な方にはちょっときついかしら。。。

海賊3は、別につまらないわけではなかったと思うんですが、ちょっと行き当たりばったりな印象が強かったですね。

オーランド、レゴラスやるんだったら早くやって欲しいですよね(笑)。何しろ我々、二十歳そこそこくらいのオーランド@レゴラスのイメージが強いですから。。。

投稿: 青猫 | 2007年6月24日 (日) 23:46

今晩は♪

D様とっても味があって格好良かったですね。
しかし、ラストがああなるとは・・・。それまで涙ポロリンだったんですけど、引っ込んでしまいました(笑)。これがあるからアメリカぽくなるんですよね。

史実では実際に戦闘で目を負傷してレオニダス王に帰還を命じられた兵達がいるそうですが(命に従わず残った人もいる)、スパルタでは「この腰抜けが~!」とものすごく屈辱的に扱われたみたいですよ(笑)。後にプラタイアイの戦いでは汚名を雪いだそうですけどね。この人がモデル?

戦闘シーンはほんに美しかったですね。ステリオスとアスティノスのデュエット(?)は溜息もんでした~。ロドリゴさんは、怖いんだけど笑っちゃうような・・・。目がマンガ見たいでしたね。
ジェリーは、マトモに評価出来ないので、何もいいません(爆)。

投稿: petit viola | 2007年6月25日 (月) 00:57

私がDファンだったら、10回くらいは通っていることでしょう(笑)。
あのラストは原作よりも大分映画っぽく盛り上げてましたね。

やはり敵前逃亡というような扱いだったんでしょうか<帰還兵。スパルタ兵にとったら、敵に背を向けるというのは最大の罪悪だったでしょうからねぇ。。。「だって王様が帰れって言ったから…」は通用しそうにないですよね。
じゃぁ、Dさんは実は1年間、針のむしろな気分だったかも?

ステリオスとアスティノスの殺陣は、ばっちりハマってましたね!皆さん、筋トレだけじゃなくてアクションも頑張ったと思います。
ロドリゴさんはねー、バズ・ラーマンのシャネルCMで「あら素敵ー」なんて思ってたのが、いきなりパンツ一丁@金ピカアクセサリー付きでご登場ですから。うーん、ここは笑うところ?としばし悩んでしまいました。

投稿: 青猫 | 2007年6月25日 (月) 12:53

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まさか当たるとは思ってなかった、試写会が当たったので見てきました。「300<スリ [続きを読む]

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