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2007年6月 2日 (土)

何を着ていくべきか

近頃洋服を買いに行くと、「秋のコンサートの服を買わなきゃ」(無理です、夏物しか売ってません)な気分にとらわれて困る。

困るといえば、クラシックのコンサートに何を着ていけば良いかお困りの方が結構いらっしゃるようで、たまにリアルでも「どんな格好をしていけば良いの?」と訊かれる。
大体、「ちょっとお洒落して行けば良いんじゃないですか」と答えるのだけれど、どうもこの「ちょっとお洒落」が難物らしい。
特に男性は、スーツかGパンかの二択しかない方もいるので、「ちょっとお洒落ってどのくらいのことなんだ~!」とさらに悩んでしまうことも。
そういう時には、「プライヴェートで、少し目上の方のお宅にお呼ばれされた時なんかをイメージしたらどうですか」なんていってみたりもするけれど、余計混乱させているような気がしなくもない。
要するに「“ちょっとお出かけ”くらいでどうでしょう」ってことをいいたいだけなのだが…。

こういう時、私はあえて「TシャツとGパンでも良いんじゃないですか」とはいわない。
「クラシックだからといって堅苦しく考えるのは良くない。GパンでもOKでしょう」という考え方もありだとは思うけれど、自分はまずそうしないから。
そうしない理由はいくつかある。
まずは、コンサートくらいお洒落しないでどこでお洒落すんのよ、箪笥の肥やしを活用する貴重な機会を逃してなるものか、という非常に単純かつ実用的な(?)理由。
それに、ハレ(非日常)とケ(日常)ということで考えれば、コンサートってやっぱりハレだと思うので、家にいるのと同じ格好のまま出かけて日常をズルズル引きずるのではなく、少し気張って洋服を選んで出かけるくらいの方が、テンションも上がって楽しめるのではないかと思うのである。

あと一つ、これは別にコンサートに限った話ではないけれど、「服装というのは相手に対する敬意の表現である」という考え方がある。
色々なレベルがあるかとは思うけれど、「ちゃんとした格好をする」のは相手に対して、もしくはその「場」に対して敬意を表すことであるということ。

演奏家は多くの場合、フォーマルで出てくる。
大体タキシードの人が多いと思うけれど、燕尾服であれば夜の正礼装である(燕尾服は、かつて音楽家が王侯貴族に仕えていた時代、主人の前で正装して演奏していた名残だそうだけど)。
慣習だからという面はあるにせよ、演奏家の側は聴衆に対して礼を尽くし、目一杯気合の入った格好をするのであるから、こちらもそこそこの服装で迎えるのが礼儀ではないか、などと思ったりするのである。
素晴らしい演奏家に対するリスペクトの念があれば、なおのこと。


さて、当然だけど、これは別に「~でなければならぬ」ということではなくて、私はこうしたいです、というだけの話。
堅苦しいことを書いてるけれど、根本にあるのは、要するに「大好きな人や尊敬する人に(直接でなくても)会いに行くのであれば、やっぱりちょっとはお洒落したいわ」ってことです。…放っといてください。
お洒落をするといっても、実際には普段着に毛が生えた程度で、いつも「あ~、なんだか中途半端…」と思いながら出かけてますけどね。

ちなみに服だけじゃなくて、コンサート用のバッグも欲しいけれど、こうなると単なる物欲大魔神ですな。。。

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コメント

「相手に対する敬意の表現である」
なるほどです~。
昔、黒柳徹子さんが、ユニセフの活動で貧しい国々を訪問している映像が流れたときに、変な批判「着飾って、(貧しい)場所に似合わない」が、あった時に、黒柳さんもそのような事をおっしゃっていましたのを、思い出しました。

にしてもおしゃれしてコンサート、ステキですね♪
田舎では、せいぜい映画館へのお出かけくらいです。くすん。

投稿: 丸々 | 2007年6月 3日 (日) 00:25

貧しい国を訪問するのに相応しい服装…、難しいですねぇ。派手過ぎると不謹慎ということになるんでしょうが、黒柳さんは、へたにグレード(?)を下げた服装は相手を軽んじることになると考えたんでしょうね。相手が誰であれ装いに差をつけないというのは、一つの見識かもしれませんね。

コンサートは、自分のなりはさて置き、何となく華やか~な雰囲気も好きです。皆さんのお洋服を眺めるのも楽しいです。

投稿: 青猫 | 2007年6月 3日 (日) 23:22

何を着ていくか、そんなに悩んだ事はありませんが(何故なら選択肢が殆どないからです・笑)、やはり初めてクラシック、となると悩むでしょうね~。友達なんかに言わせると、とても敷居が高いようですから。
私はその時の気分で結構変わりますね。演奏者に対する気分の表れという時もありますし、演奏会の雰囲気とか、マチネーだとカジュアルで、ソワレだとちょっとお洒落したり。一番気合が入るのがオペラです。特に海外からの引越し公演はチケットがお高いので、パーティーにでも行くような気分です(笑)。服装は別にいいものを着てる訳じゃないですが、気分が盛り上がるので、いつもより、アクセサリーが多かったりする程度ですけど。
気分の話ですが、服装以外にも、ホールの立地等もうちょっとなんとかならんかな~と思います。海外の様に音楽会の後はちょっと歩いて素敵なレストランやバーに繰り出せるのが理想です。日本じゃ、ホールを出たら即現実に引き戻される感じ。もっと余韻を楽しみたいですね。
長々とすみません。

投稿: petit viola | 2007年6月 4日 (月) 00:57

petit violaさん、こんばんは。

オペラはゴージャスなイメージがありますね(^^)。海外だとプレミエの場合はお高い席ではイブニングドレス、なんていう話もききますし。
そういえば、バレエも華やかですよね。可愛いワンピースを着た小さな女の子が一杯いたりして。

確かに、ヨーロッパって、オペラハウスやコンサートホールって町の中心部にあって、周辺には遅くまで開いてるお店があって、、、なイメージですよね。
日本の場合、ホールやオペラハウスの成り立ちがヨーロッパと違うからしょうがないとは思うんですが、ホールを中心に町が栄えるということがなかなか無いですよね。むしろぽつんと町外れにあるようなケースも多いような。9時終演でさぁこれからご飯って思ってもちょっと難しかったりしますね。。。

投稿: 青猫 | 2007年6月 4日 (月) 23:20

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