誤訳の構造
誤訳の構造 中原 道喜 聖文新社 2003-04 by G-Tools |
筆者は冒頭で、「翻訳に誤訳はつきもの」と延べ、誤訳それ自体はその翻訳(全体)の質を左右しないと前置きした上で、188個の誤訳の実例を文法項目ごとに分類し、それぞれに解説を加えている。
採り上げられた例は文学作品が多く、従って、ほとんどが翻訳のプロの手によるものである。
単なる勘違いやケアレスミス等も含まれるとはいえ、いってみればプロでも間違えるような英文なので、素人には一々耳が痛いというか、歯が立たない例が多い。
誤訳しやすい事項についてあらかじめ教えてもらえるのはありがたいけれど、誤訳例を見てもなかなか自力で間違いに気が付けないのは、ちょっと凹むなぁ。。。
とりあえず、勉強にはなります。ものすごく。
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