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2007年12月

2007年12月28日 (金)

2007年に買ったCD総括

CD60枚。DVD7枚(映画は除く)。

今年買ったCDのBest3、というか、とりあえずよく聴いたCD3枚。

B0000BWTK3Grieg, Schumann: Piano Concertos
Edvard Grieg Robert Schumann Mariss Jansons
EMI 2003-09-30

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アンスネス+ヤンソンス+ベルリン・フィル。
ソリストもオケも文句無し。
ピアノ協奏曲で、ここまでオケが素晴らしいと本当に嬉しくなってしまいます。

B00005UV9BBach: Partitas Nos. 1, 3, 6
Johann Sebastian Bach Piotr Anderszewski
Virgin 2003-01-07

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アンデルシェフスキバッハの中では、これが一番好き。
アンデルシェフスキのおかげでバッハも結構聴けるようになったかもしれない。

アンデルシェフスキは、シノマフスキもいっぱい聴いてたんだけれど、あれは去年買ったCDなので選外。
シマノフスキ、最初は難解で「う、歌えない…」って思いましたが、繰り返し聴けば、それなりにメロディを頭の中で鳴らせるようになるもんだー。

B00005HU9Xカーネギー・ホール・ライヴ
プレトニョフ(ミハイル) バッハ ベートーヴェン
ユニバーサル ミュージック クラシック 2001-02-25

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好き嫌いは分かれると思いますが、激しく面白いです。
ショパンのスケルツォには、爆笑しました・・・。


DVDは、ツィメルマン+バーンスタイン+VPOのP協全集が再発売になったのが何よりもめでたい出来事でした。
あとは、「不安の時代」をなんとかしてください<DG

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2007年12月26日 (水)

CD散財録

B000001GAPDebussy:Preludes Volume 2
Claude Debussy Arturo Benedetti Michelangeli
Deutsche Grammophon 1990-10-25

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ミケランジェリのドビュッシー前奏曲集の2。1は持ってたけれど、2は買いそびれていたので。1と2で録音年代に大分隔たりがある模様。

B000065VY0Debussy: Works for Piano
Claude Debussy Philippe Cassard
Accord

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フィリップ・カサール(カッサール)。
ドビュッシー、フランス人のピアニストを聴きたいなぁと思ってベロフと迷ったけれど、こっちにしてみた。カサールって全然知らないピアニストなんだけれど、ベヒシュタインでドビュッシーを弾くというのが、ちょっと興味を惹かれたところ。このアルバムもベヒシュタインなのかな。

B000UJ2NP6Schumann, Brahms: Piano Quintets
Johannes Brahms Robert Schumann Leif Ove Andsnes
Virgin 2007-09-18

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アンスネスの室内楽withアルテミス弦楽四重奏団。
シューマンってあまり好きではないけれど、もちろん中には好きな曲もあって、弦楽五重奏曲はカッコいいと思います。昔、やりたいって思ったけれど、私には無理であった。とほー。

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2007年に見た映画

ダーウィンの悪夢
マリー・アントワネット
善き人のためのソナタ
不都合な真実
クィーン
ハッピー・フィート
スパイダーマン3
あるスキャンダルの覚え書き
300(2回)
プレステージ
パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド
魔笛
ファウンテン 永遠に続く愛
リトル・チルドレン
ハリー・ポッター 不死鳥の騎士団
ボルベール
シッコ
ミス・ポター


18本。
今年は1~4月が超多忙期、11月がハンガリアン・ダンス5番状態(イメージ映像「チャップリンの独裁者」の床屋のシーン)で、現在もその余波を引きずっていることを考えれば、本数的にはまぁこんなものでしょう。
とはいえ、デイヴィッド・リンチの「インランド・エンパイア」は見たかったな…。
「タロット・カード殺人事件」「、「4分間のピアニスト」」はまだいけるかも?
あ、「魍魎の匣」も見なくては。

来年はとりあえず、りどりんの「アメリカン・ギャングスター」を見たいです。デンゼル様っっっ。
あと、アン・リーの「ラスト、コーション」。

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2007年12月22日 (土)

ややトチ狂い気味に

諸般の事情でしばらく生ピアノを弾けそうにないので、今年の弾き納めということで、実験も兼ねて音源アップ。怖いもの知らず。

忘年会の芸のかわりといってはナンですが、年末の余興です。余興。
ネットのH○Vのサンプル音源みたいな短さですので、ありとあらゆる意味で期待しないで下さい。
この短さで一体何をどうしたいのか、私にも意味が分かりませんが、しいて言えば、常日頃他人様の演奏についてあーだこーだいってる人間が恥をさらすことで罪滅ぼしをする、みたいな気分でしょうかね。。。
お耳汚しなばかりで、全然罪滅ぼしにならないような気もしますが。

ショパン・バラ1の最初の1頁のみです(譜めくりの都合もあり…)。
たったこれだけでも、色々気に入らないところは山盛りですが、まぁここから始めますってことでー。

まるでアファナシエフのように遅いドビュッシーの「沈める寺」もアップしようかと思いましたが、ほとんど嫌がらせみたいなテンポなので、自主規制です。

勇気のある方だけどんぞ。。。

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2007年12月17日 (月)

2007年に聴いた(見た)生モノ

今年はもう何も聴きに行かないと思うので、とりあえず生モノ総括。
大体コンサートですが、それ以外のものも若干混入してます。


・イーヴォ・ポゴレリッチ ピアノ・リサイタル サントリーホール

・レイフ・オヴェ・アンスネス ピアノ・リサイタル 水戸芸術館 コンサートホールATM 

・レイフ・オヴェ・アンスネス ピアノ・リサイタル 彩の国さいたま芸術劇場 音楽ホール

・エリザベート(ウィーン・オリジナル・バージョン) 梅田芸術劇場 メインホール

・ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン ビルバオ交響楽団 東京国際フォーラム

・ルドルフ・ブッフビンダー ピアノ・リサイタル 東京オペラシティ コンサートホール

・ロシア・ナショナル管弦楽団  ザ・シンフォニーホール

・ラファウ・ブレハッチ ピアノリサイタル 横浜みなとみらいホール

・郵便配達夫の恋 東京グローブ座

・マリオ・ブルネロ 無伴奏チェロ・リサイタル 水戸芸術館 コンサートホールATM

・イエフィム・ブロンフマン ピアノ・リサイタル 東京オペラシティ コンサートホール

・クレーメル&ツィメルマン デュオ・コンサート サントリーホール

・クレーメル&ツィメルマン デュオ・コンサート 横浜みなとみらいホール

・クレーメル&ツィメルマン デュオ・コンサート 所沢市民文化センター<ミューズ>

・アレクサンダー・ガヴリリュク ピアノ・リサイタル フィリア・ホール

・トリツカレ男 演劇集団キャラメルボックス サンシャイン劇場


あえて3本選ぶとしたら、順不同で、水戸のアンスネス、ロシア・ナショナル管、所沢のクレーメル&ツィメルマンあたりでしょうか。この辺はもう、理屈抜きの領域。
ガヴリリュクのコンサートも、将来が楽しみ(っていうか末恐ろしい)という意味で花丸でした。

来年も素晴らしい出会いがありますように。

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2007年12月16日 (日)

[映画]アマチュア

ポーランドの監督、キェシロフスキによる1979年の映画。

といっても、今回は映画のレビューではないので、タイトルに偽りあり、なんですが。
カテゴリはなんとツィメルマン。
えー、なんでー?

ほんの一瞬ですが、若ツィメルマン登場です。
といっても、本人が出演というわけではなくて、テレビに映った演奏風景を登場人物たちが眺めるシーンがあるってだけですが。曲はショパンのワルツ(遺作)で、20秒とかそんなところ。
でも、1979年の映画だから、ショパンコンクール優勝からもそう遠くなく、ポーランド国民であれば誰もが「あ、ツィメルマンだ!」って認識したことでしょうね。

映像はボケボケザラザラですが、しっかり王子様でした~。

最後にクレジット入ってます。

muzyke Eryderyka Chopina - Walc e-moll ( op.posth.)
w wykonanlu Krystiana Zimmermanna

名字、mが一個多い気がしますけどね。。。


映画自体はこれからちゃんと見るつもり。多分。

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2007年12月14日 (金)

バラッド・フォー・エドヴァルド・グリーグ

『バラッド・フォー・エドヴァルド・グリーグ』

グリーグを追えwithアンスネス。
140分の長尺DVDで見応えがあります。

アンスネスがグリーグの足跡(バラードト単調が中心)を追ってヨーロッパ各地を巡るドキュメンタリー「Ballad for Edvard Grieg」と、グリーグのピアノ協奏曲、バラードト短調(作品24)の映像、ノルウェーのトロルドハウゲンにあるグリーグの自宅でグリーグ所有のスタンウェイ・ピアノでの抒情小曲集(一部)の演奏及び解説。

ナレーションは英語、アンスネスはノルウェー語(抒情小曲集の方では英語だけど)。
ナレーションには英語字幕は付かなくて、アンスネスのノルウェー語には英語字幕が付いている。
ナレーションも英語字幕が出ると良かったけれど、聴き易い英語なので、英語教材にちょうど良いかもしれない。

「Ballad for Edvard Grieg」では、あーんなアンスネス、こーんなアンスネスが見られて、ファンの方は部屋の中で転げ回ってるのではないかと想像しておりますです。

それは別としても、このドキュメンタリー、アンスネスが調査やコンサートで色々な土地を訪れるので、ちょっと旅番組っぽさのある、非常に楽しい作りになっている。

自宅(多分)でバラードを練習してるシーンが良かったな。
ピアノはベーゼンドルファー。
「まだちゃんと弾けてないの、分かるよね。ここ、トリッキーな箇所で、もっと速く弾かなきゃいけないんだけど」なんて言いながら、難所をさらうアンスネス。
アンスネスほど弾ける人でも、ここから始まるんだな…。
そして、ライヴのあの恐ろしいまでの安定感は律儀に練習を積んだ結果なんだということが分かって、ちょっと感動モノ。

バラードト短調、改めて聴くと、すごくエモーショナルで魅力的な曲だなって思う。
リサイタルで初めて聴いた時は、メロディの流れみたいなものを捉えるので一杯一杯だったけれど、ちゃんと予習して行ければ良かったな。そうすれば、あの場でもっと色々なことをキャッチできたと思うんだけど。
でも、こうして改めて映像で見られて本当に幸せ。
ドキュメンタリーの中で断片的なフレーズを聴いたり、ライヴ演奏の映像を通して見たりして、この曲の色々な情景が見えてきたような気がする。

抒情小曲集は、グリーグの自宅でグリーグ自身のピアノによる演奏ということで、コンサートホールの響きとは全然違ってて、これはこれで非常に面白い趣向だし、貴重だと思う。


グリーグお好きな方は必見ですね。
アンスネスってどんなん?って方にもお勧め。
生な演奏が色々入ってるから、初めて聴くんだったらCDよりも良いんじゃないかと思う(アンスネスって、CDよりもライヴの方がずっと良い演奏ができるピアニストだと思うので)。

それはそうと、日本盤って出るのかな?
何も考えずに輸入版買っちゃったけれど。。。

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CD散財録

『バラッド・フォー・エドヴァルド・グリーグ』

アンスネス尽くし、グリーグ尽くしのDVD。
地上のタワーレコードで、オールリージョン輸入版を買いました。
今、大変楽しく見てるところですが、感想はまた改めて書きます。


B000V2RWXKラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番
キーシン(エフゲニー) ボストン交響楽団 チャードソン
BMG JAPAN 2007-11-07

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録音状態は残響が多めだけれど、キーシンの音はモワッとしたところが無くて、本当に綺麗。
フレッシュで若々しい印象です。

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2007年12月11日 (火)

100,000

カウンター10万超えてました。
辺境でチマチマやってるばかりなので、どうも実感が沸きませんが。

読んでくださる方、コメントくださる方、メールくださる方、いつもありがとうございます。
ブログを通じて出会えた皆様に感謝です。
本当にこのところ、出会いが多くて嬉しいばかりです。

今後の目標。
・諸般の事情により休止状態だった英語学習を何とかする。あ、諸般の事情って、お髭月間のことじゃないですよ。
・物事にはオープンな心で相対すること。
・分かり易い文章を心がける。

そんなところでしょうか。

今後ともよろしくお願いいたします。

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2007年12月 8日 (土)

CD散財録

B00004R9F0Complete Webern
Gerald Finley Clemens Hagen David Finckel
Deutsche Grammophon 2000-05-09

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とうとう買ってしまいました。あははは。
ヴェーベルンのボックスなんて、一体どーせーっちゅーの…と途方に暮れるかと思いきや、ツィメルマンの演奏が非常に良いので十分元は取れました。

「Variations op. 27」はアンデルさんも弾いてるので、比較するのも面白いかも。
コレ↓

B0002FQM2Iバッハ:イギリス組曲、ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ31番 他
アンデルシェフスキー(ピョートル) バッハ ベートーヴェン
EMIミュージック・ジャパン 2004-08-18

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B00004VSFNTchaikovsky, Schumann: Piano Concertos
Johann Sebastian Bach Fryderyk Chopin Alberto Ginastera
CD Accord 2001-07-09

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姐さん、爆演期待してます(まだ封を切ってない)。


B00004W1MYKarol Szymanowski: Violin Concertos Nos. 1 & 2; Concert Overture
Karol Szymanowski Kazimierz Kord Kaja Danczowska
CD Accord 2000-07-25

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ツィメルマンファンにはお馴染み、カヤ・ダンチョフスカのシマノフスキのVn協奏曲2曲。
良いなぁ、これ。大変素晴らしい演奏だと思います。
それにしても、この人ってなんでこんなに知名度が無いんでしょ。
良いヴァイオリニストだと思うんですけれどね。
日本で知られてないだけなのかなぁ。

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2007年12月 7日 (金)

もしかしたらニュース

Polskie Radio Dwójka 番組表

Filharmonia Dwójki

14.12.2007 20:00
Festiwal „Karol Szymanowski i muzyka jego czasów” (Katowice, 11.12.2007)

Krystian Zimerman - fortepian, Ryszard Minkiewicz - tenor, Połączone Chóry Akademii Muzycznej w Katowicach, Akademicka Orkiestra Symfoniczna im. Karola Szymanowskiego, dyr. Jacek Kaspszyk

Witold Lutosławski Koncert fortepianowy; Karol Szymanowski III Symfonia „Pieśń o nocy”


ポーランド国営放送の番組表に、こんなん載ってました。
ポーランド語がさっぱりなのですが、2007年12月11日、カトヴィツェのシマノスフキ・フェスティバルで演奏、それが2007年12月14日現地時間20:00にオンエアされるってことで合ってますか?それとも、単に既存の音源を流すだけなんでしょうか?
かねこさんヘルプ~(思いっきり名指し)。


追記:
カトヴィツェ・シイマノフスキ・アカデミーにも同様の情報が載ってます。
ちなみに、卒業者名にKrystian Zimermanが上がってますが、シマノフスキ・アカデミー=旧カトヴィツェ音楽院ということですよね。

追記その2:
番組変更になったようなので、やはりキャンセルということなのでしょうね。
お大事に。

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2007年12月 5日 (水)

Happy Birthday Krystian!

Wszystkiego najlepszego!
Herzlichen Gluckwunsch zum Geburtstag!
お誕生日おめでとうございます。

May your birthday bring joy and happiness to you and your family and of course your job. All the best for your future.

Krystian Zimermanさん、51歳のお誕生日です(どさくさにまぎれてお名前で呼んでみた)。
相変わらず、世界一麗しい五十路男性であられますね(溜息)。

まずはお怪我を完治させて下さいまし。
幸せで充実した一年を過ごされるよう、お祈りしています。

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CD散財録

DVDですが。

アレクサンダー・ガヴリリュク・イン・リサイタル
HMV商品頁

先日フィリア・ホールのリサイタルに行って、その場で購入。
プログラムが大分ダブってるし、イスラメイも入っててお得な気分。

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2007年12月 4日 (火)

音楽にとって本質的ではないこと

我ながら今更書くなという気もするけれど、今だから書けるのかもしれない話。
実は、1週間以上、書いては消し、書いては消しを繰り返していたのですが、最終日からいい加減経ってそろそろほとぼり(?)も冷めてきたし、アップしても良いかなと。

タイトル通り、本質的なことではありません。
なので、わざわざ書く必要は無いのでは、とも思うのですが、ことツィメルマンに関しては、適当にお茶を濁すことをしたくないっていうかできないので、とりあえず感じたことは感じたこととして正直に書いておきます。

大筋では既にコメント欄で書いたことと同じです。改めて水差してますので、よろしく。

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