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2008年1月19日 (土)

英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団「コッペリア」

NBSの公式頁

1月14日(月・祝) 17:00開演 ゆうぽうと
スワニルダ:吉田都
フランツ:イアン・マッケイ
コッペリウス博士:デヴィッド・モース

英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団は、英国ロイヤル・バレエ団の姉妹バレエ団にあたります。現英国ロイヤル・バレエ団ゲストプリンシパルの吉田都さんが、ロイヤル・バレエ・スクールを出てすぐ入団したバレエ団で、彼女にとったらいわば古巣ということになります(当時はサドラーズ・ウェルズ・ロイヤル・バレエ団といいましたが)。今回、都さんがゲスト出演ということで、私が公演に気が付いた時にはチケットなんか影も形もありませんでした。追加公演のチケット発売日にも玉砕してしまいましたが、頑張って残り物の福をゲットして、前から3列目で見てきました。こんなに良い席、初めてかも?!
都さんの「コッペリア」、今回英国のプロダクションということもあってどうしても見たかった演目なので、ものすごく楽しみにしていました。現在、DVDで出てる英国ロイヤルの「コッペリア」はベンジャミンが主演してますが、本当だったら都さんで収録の予定だったんだそうです。直前の腰の怪我で降板してしまったそうで、ファンとしては「あああ、映像が残っていたら…!」と地団駄を踏む思いもあり、ちょっと思い入れの深い作品なのです。彼女が17歳の時に、ローザンヌ国際バレエコンクールで賞を取った時のヴァリエーションがコッペリアでしたしね。

久し振りの生都さんでしたが(6年ぶりくらい?ひえー)、登場時から感動してちょっと涙目になってしまいました。端正さの中に宿るポエジー。まるで都さん自身が音楽そのものであるかのような、素晴らしい音楽性。まさに、“至芸”です。
それにしても、ビックリするほどトウシューズの音がしません。ここ(ゆうぽうと)はそういう床の材質なのか?と思ってたら、他のダンサーは、コトコト、キュッキュッと足音その他のうるさいこと。要するに、基本的な技術の高さが段違いなんですね。ピルエットなど、いわゆる“技”のキレはいうまでもありませんが、ただ歩くだけでも綺麗さが全然違います。動きに無駄が全く無いですし、どのポーズを切り取ってみても絵になります。
都さんは、相変わらず小柄で華奢で、少女らしさたっぷり。いやむしろ、以前よりキュートさ、可憐さが増したような?恋人のフランツがコッペリアに夢中な様子を見て、ブンむくれてるところとか、最高に可愛いです。フランツ、この怒った顔見たさに、わざとやきもちをやかせようとしてるんじゃないか?とか思ったくらい(そんなワケ無いんですが)。心中、「カワイイ~、カワイイ~」と悶絶しておりました…。
2幕のお人形のフリもお見事でした。動きの人形っぽさに加え、全然瞬きをしないってあたり、徹底してたと思います。

他のダンサーについても少々。
イアン・マッケイは、背がすらっと高くて、髪の毛くるりんのなかなかのハンサムさん。明るく爽やかな感じで良かったです。ただ、ジャンプの着地があまり決まらないのと、舞台が狭いせいなのか、なんだか踊りにくそうなのがちょっと気になりました。
シルビア・ヒルメスのジプシーが妖艶でした。白い可憐なお花を思わせる都さんとは良いコントラスト。
総じてソリスト陣はあまり踊りが印象に残ってないんですが、スワニルダの友人役の中にいたアジアンの女の子(ジャオ・レイという中国人のお嬢さん)が、動きが流れるように美しく、ソロで見てみたいな、と思わせるものがありました。他の日はソロもあったようで、羨ましい!

衣装も英国らしい重厚な色遣いと、豪華さがあって素敵でした。3幕の公爵は白髪長髪+髭+ズルズル衣装で、思わず「サ、サルマン?」などと思ってしまい、笑いをこらえるのに必死でしたが。

シェイクスピアの国・英国らしく演劇的な要素も一杯のコミカルなプロダクションで、至福の2時間半でした。

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