[映画]俺たちフィギュアスケーター
<あらすじ>
アメリカフィギュアスケート界では、マッチョな“氷上のロックスター”チャズと、優美な“氷の神童”ジミーがしのぎを削っていた。二人はある大会で同点1位となったが、表彰式で大乱闘を演じてしまい、金メダルを剥奪された上、フィギュアスケート界から永久追放されてしまう。
3年半後、チャズは子供向けのアイスショーに出演するも酒浸り、一方、ジミーはスケート洋品店で働いていた。しかし、追放されたのはあくまでも「男子シングル」からであって、もしかしたら男子ペアなら復帰できるかも?と、犬猿の仲だったチャズとマイケルは嫌々ながらもペアを組むことになる。
なんか、この映画、日本ではお蔵入りの予定だったらしいけれど、休みの日に行ったら開始40分前でもほとんど席が選べない状態の満員御礼。頑張って日本公開にこぎつけた担当者は、今頃鼻高々だろうなぁ。
まぁ、“良識的”な日本の配給会社が恐れをなすのも分からないではない、見事なまでのバカっぷりであった。
しょっぱなから、男子シングルの、一昔前の王子様的ヒラヒラ・キラキラを思いっきりコケにしてたりしてて、フィギュアスケートをおちょくりまくっている。マジメな関係者が怒り出したりしないんだろうか、、、と思ったら、ハミルトンだのボイタノだのケリガンだの、アメリカフィギュア界の大物が大挙して本人役で出演してたりして、ワケが分からん。サーシャ・コーエンもいたけれど(台詞もあり)、あなた、競技に出ないでこんなところで一体何しとんねん。。。これで良いのか、トリノ銀メダリスト。
スポ根、友情、恋愛、ライバルの妨害等々、実は展開自体はベタで奇をてらったものではないんだけれど、基本は下ネタ満載のバカ映画なので(スケートの技自体も超荒技&下品度高し)、フィギュアスケートを神聖なものととらえてる方は避けた方が無難かな?プルシェンコの「sex bomb」の悪ノリを見て大喜びできる方は大丈夫な気もするけれど。
「あ~、バカだ、バカだ、本っ当にバカだね~」と呆れつつ、爆笑しっぱなし。
バカバカしい笑いをお求めの方は、是非どうぞ。
<オマケその1>
上に書いた「sex bomb」、史上最強エンターテナー・プルシェンコ@肉襦袢の映像。
バカ度という点では、この映画とタイマンはれそうな勢い(金メダリストとして、それもどうかと思うけれど)。
sex bomb
見よ、この芸人魂を。本当にこの人のショーマンシップは偉大だと思う。
ただし、金メダリストの「品格」とやらを求めてはいけません。
<オマケその2>
チャズとジミー、リアルだったら誰だろう?とか真っ当なフィギュアファンから蹴りを入れられそうなことを考えてみましたが、チャズはあそこまで暑苦しいキャラはちょっと該当者がいないかなぁ。でもジミーに関しては、ジョニー・ウィアーを連想して仕方がなかった私。
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コメント
TBどうもでした。
遂に見てしまいましたか、お馬鹿スケーター映画。
バカバカしくて笑えましたですね、スキですよこうゆうノリ。
プルシェンコも馬鹿ですね~(喜
彼なら漢ペアやってもおかしくないかも?
投稿: くまんちゅう | 2008年1月18日 (金) 22:41
くまんちゅうさん
おバカスケーター映画、あそこまでバカだといっそ潔いというか(笑)。
プルシェンコの「sex bomb」は、以前玉兎さんに教えてもらったんですが、「ここまでやるか!?」とお腹がよじれるほど笑いました。
しかも、この映像はアンコールが付いてますが、肉襦袢で3-3-3はあり得ないだろう、、、とか色々な意味で衝撃的です。
男ペア、やれっていったら嬉々としてやりそうなキャラですよね(^_^;)。実際には背中に難があるらしいので、無理でしょうけれどね。
投稿: 青猫 | 2008年1月19日 (土) 21:07