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2008年6月 2日 (月)

[映画]チャーリー・ウィルソンズ・ウォー

公式HP

<ストーリー>
時は1980年代、冷戦華やかなりし頃のアメリカが舞台。
テキサス選出の下院議員チャーリー・ウィルソン(トム・ハンクス)は酒と女を愛する、およそ真面目とは程遠い政治家だった。しかし、 テキサスの富豪ジョアン(ジュリア・ロバーツ)に促されてソ連に侵攻されたアフガニスタンの現状を知るに従い、アフガンの人々を救うために立ち上がる。


軽くネタバレありかも。


ストーリー的には実話に基づいた社会派ドラマになりそうなものなのだが、深刻ぶらず、あくまでもコミカルな作りに徹した印象。
あまりのノリの軽さに、ついついソ連の共産主義に対するアメリカの勝利を明るく描いた能天気・勧善懲悪映画なのか?と思ってしまったが、最後の最後できちんとメッセージを伝えている。
持ち上げといて最後でドスンと落としているような感じだが、その辺に作り手のバランス感覚や良心を感じさせる。

チャーリーの行動の是非を論じるのは難しい。
あの時点において、チャーリーの義侠心とその結果は責められるものではないと思う。
ただ、その後アフガン国内では内戦やタリバンの台頭などがあり、やがては9.11テロに繋がっていくという流れを考えると、運命の皮肉を感じると同時に、つくづく戦争の後始末はきちんとね…と思わずにはいられない。

ところで、チャーリーのドラッグ使用について捜査を行う人物として、ジュリアーニの名前が出てくる。
9.11テロの際にニューヨーク市長として陣頭指揮を取ったあのルドルフ・ジュリアーニである。
ジュリアーニが「あの時チャーリーをとっ捕まえてたら…」と思ったかどうかは定かではないけれど、なんとも不思議な巡り合わせである。

9.11とは?アメリカのアフガン侵攻とは?イラク戦争とは?といった諸々の国際情勢のについて考える一つのきっかけとして、なかなか良い映画ではないかと思う。

★★★+

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これも只券で、実話を元にした作品。 ソ連のアフガニスタン侵攻後、何も手を打てなかったアメリカで一人極秘作戦遂行に邁進して [続きを読む]

受信: 2008年6月 2日 (月) 22:55

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