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2008年11月28日 (金)

都民劇場音楽サークル 第563回定期公演 クリスチャン・ツィメルマン&チョン・ミュンフン

2008年 11月26日(水) 19時開演 東京文化会館
<出演>
クリスチャン・ツィメルマン (ピアノ)
チョン・ミョンフン (指揮)
東京フィルハーモニー交響楽団

<プログラム>
メシアン:ほほえみ
ルトスワフスキ:ピアノ協奏曲
チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」


東京文化会館、2303席ですか。
5階まであります。
デカイです。
当然、ソリストは5階まであるということを前提にして弾きますわな。
特に音量面。

そして、私の座った場所というのがまたアレで、ピアノのほぼ真下だったんですね。
近いから音が大きいってだけじゃなくて、ピアノの「腹」がびんびん鳴ってるのがよく分かる場所。
私は2階席が好きなこともあって、普段はピアノの蓋の部分から広い空間に広がっていく音を聴いているのですが、今回はピアノのボディ自体(特に底の木の部分)から直に落ちてくる、えらい厚みと圧力のある音の直撃をモロにくらいましてですね。
圧倒されるを通り越して、正直死ぬかと思いましたよ。
まぁそれはそれで本望なんですけどね。
オケ的にはよく分からん席でしたし、指揮者も全然見えませんでしたが、ツィメルマンの足がよく見えたのも良かったです(結構踵浮かしてペダルふむんですねー、へーほー)。

それにしても、ルトスワフスキは聴けば聴くほど面白くなる曲で、しかも、ライヴだと楽しさが倍増です。
もちろん、ライヴで本領発揮のツィメルマンだからなんですが。
なんていうか、ツィメルマンって基本的な作りがしっかりしてるくせに、時々面白いくらいに攻め攻めで前に突っ込むんですよね。
崖際スレスレを爆走するベンツみたいな感じ?

なんか今回間近で見てて、録音が嫌いってのがよーく分かってしまいました(インタビューなんかでもその手のことはいってますが)。
近いだけに、演奏者の渾身ぶりと、放射する熱みたいなものがよく伝わってくるんですが、スタジオでここまでテンションあげるのはまず無理だろうと。
多分、アドレナリンの量が、天と地ほど違うんじゃないかと思うんですよね。
4楽章の最後なんか、立ち上がって弾いてましたからね。。。(腰を浮かせて、とかそういうレベルではなく)

で、私はといえば、そんなツィメルマンの至近で平常心でいられるわけもなく、なんとなくフワフワ、脈拍血圧上昇で、要するに完全に酔っ払い状態で聴いてました。
サントリーの時みたいな妙な緊張はなくて、本当にワクワクする、「楽しい音楽の時間」でした。
あっという間に終わってしまいましたが。。。うう。


世の皆様方は、ツィメルマンの生協奏曲だったらショパンを筆頭に、コレが聴きたい、アレが聴きたいって色々あるかと思うんですよ。
私は散々ラフマ3番って言い続けてますが、仮に1回何でも選べるとしたら、またルトスワフスキを聴きたいなぁなんて思う今日この頃です。
この曲は立派な録音がありますが、それでもやっぱりライヴでもう1回聴きたいです。

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Pianist: Krystian Zimerman」カテゴリの記事

コメント

xmasもしもラフマ3番をツィメ様で、生で聴いたら、
たとえそれが(゚〇゚;)グェッな指揮者でもオケでも…、
席がどこでも…
私は熱を出すこと間違いないです。
今回は、歌っている声が聞こえて、卒倒しそうでした。(__;)

投稿: Melody♪ | 2008年11月29日 (土) 00:44

Melody♪さん

歌ってるの聞こえました?
意外と豪快に歌ってそうですね。
でも、私の席は聞えなかったんですよ~。
顔もあまり…だったんですが、あの距離で顔もばっちりだったら、多分全く演奏を聴かなかった気もするのでまぁ良いかと(^_^;)。

ラフマ3番、やっぱり聴いてみたいですね。もう本当、この際何でも良いから弾いてくれ~って思いますよね。。。(別に小澤さんじゃなくて良いから!)

投稿: 青猫 | 2008年11月29日 (土) 22:21

青猫さん、エキサイティングなライヴだったようですね!!
KZ氏がルトスワフスキPCを弾かれる機会は日本では今後なさそうなので、貴重な演奏会でしたね。
♪ラフマ3番は夢の中でもいいから聴いてみたい・・・。

投稿: ジゼル | 2008年11月30日 (日) 11:31

ジゼルさん

今回のルトスワフスキは、現代曲だからってスルーしたらあまりにも勿体無い演奏会でしたね。
オケと堂々と渡り合う姿なんかはリサイタルでは見られませんし、ボルテージの上がり様も半端無くて、本当に貴重な体験でした。
はー、面白かったなぁ……(しみじみ)。

投稿: 青猫 | 2008年11月30日 (日) 16:30

そうそう、そこなんですよ。
ってどこかっていうと、指揮者、オケとやりとりする、ツィメ様のピアノ演奏っていうのを
見たいし聞きたいんですよね。
今回は渡り合うというより、ついてきてください~っていう感じだったので。
ラフマはやっぱり駆け引きなんかもね、どんな風にするのかな、
なんて想像しただけでもワクワクですよね。

投稿: Melody♪ | 2008年12月 1日 (月) 01:00

Melody♪さん

今回、ツィメルマンさん、結構オケの方に体ごと向けてたりして、おお、なんだか弾き振りっぽいぞ、、、と思ったりしました。
オケ、ツィメルマン自身がギューギュー絞ったんですかね~。
あの曲の場合、曲を一番理解してるのはツィメルマンってことになるでしょうから、なかなかオケとタイマン張るって感じにはなりませんね。。。

指揮者とのアイコンタクトなんかも、見てると楽しいですよね(東京文化では全然見えませんでしたが(-_-;))。

今回はオケを見たり指揮者を見たり楽譜を見たり譜めくりをしたり、しかも自分のパートは鬼のように難しいしで、相当忙しかったんじゃないかしら(笑)。アンコール無しでもしょうがないか……。

投稿: 青猫 | 2008年12月 1日 (月) 22:33

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