ツィメルマン講演会(おまけ)
メモその1、その2から漏れたけど、やっぱり入れとこう、な小ネタたち。
◆ツィメルマンのマックさんの出番をひそかに期待してたんですが、なんか調子悪かったみたいで出番無し。
◆ツィメルマンの一番好きな日本語は「とうもろこし」だそうです。日本語のレクチャーを受けた時に習ったそうな。「あなたはこの言葉を使うことはもうないだろうけれど」といわれたけれど、大好きなので使ってます、とかなんとか。
◆ルトスワフスキの協奏曲、「久しぶりに弾いたら本当に難しくて、サンフランシスコ※では楽譜を1枚ひきさいた」って言ってたけど、本当???練習中に頭に血が上って「うがー、なんでココこんなに入り組んでるんだー!!ビリッッッ」て感じだったんでしょうか(想像できん……)。それか譜めくりしようとして勢い余って破ったとか?
※10月末だか11月頭だかに公演をやったはず
◆譜面見つつ弾いてましたが、本番は暗譜じゃないんでしょうかね。あんな複雑怪奇な曲、暗譜でやれなんていいませんが。改めてピアノパートだけ聴くと、ルトスワフスキってば鬼……(どこが「善き人」なんだ!?)と恐れおののきますですよ。
どうやらピアノも楽譜も普段使ってるものじゃなかったようで、本人も「練習不足でまだちゃんと弾けてないんです。この楽器もちょっと……」なんて言いながら弾いてましたが、世にも稀な(?)「弾き直しをするツィメルマン」を見てしまった。貴重。
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コメント
「トロ、マグロ、てっかまき」ときて、他の魚>゚)))彡は
あまりお好きじゃないのか、それともマグロ大好きなのか?と
思ったら、「とうもろこし」という音が珍しい感じなのかも?
日本語として改めて発音しても、不思議ですよね。(笑)
青猫さんのレポートやジャパンアーツや色々読んでみて、
彼は本当に、高次元でバランスの良い人だなぁ・・・と
あらためて尊敬しちゃいます。ストイックな部分と、
楽しむ部分、それを自分にも相手にも与えられる人ですね。
投稿: Melody♪ | 2008年11月19日 (水) 23:14
ツィメルマンって気難し屋と言う評論家も多いですがとってもお茶目なところもありますよね。まだオヒゲ生やす前、ブラームスの夕べだったか?とにかく重い曲を弾き切ったアンコールに「バター付きパン(ブレドゥンバタ)」(確かモーツァルトととも言ったような記憶があるんですが…。そんな曲あるんですか?私にはそう聞こえただけで、もしかしてめっちゃ難しいドイツ語の曲名だったりして、トホ。)、右手は人差し指一本でオクターブをグリサンドみたいに滑らせる簡単な動き、左手はたどたどしい単純な伴奏、(ちょうど日本の「猫踏んじゃった」みたいな感じの曲なのかしら?)そんな曲を弾き始めたんです。みんな最初は呆気に取られてたけど最後はヤンヤの喝采でした。最近でもよくそう言う事なさるんですか?あとその頃だったかな、ザルツブルク音楽祭だったかルツェルン音楽祭だったかで音楽家達が「おもちゃのシンフォニィ」を例のおもちゃの楽器で演奏したらしいんですが、ツィメルマンも出演してわざとヘタッピィに演奏してウケた、と何かで読んだ記憶があります。天性のエンターテイナーですね。ユーモアのセンスも抜群。
投稿: どりぽっぷ | 2008年11月20日 (木) 14:49
Melody♪さん
お返事遅くなりました、すみません。
「トロ、マグロ、てっかまき…」と続いたもんだから、そんなにお寿司好きですか、、、って思いました。
「トウモロコシ」が好きな理由、きいてみたいですね~(きくべきことはもっと別にいっぱいあるような気もしますが。。。)。
ある物事に対してストイックでありながら楽しむというのは、普通なかなか難しいような気もするのですが、彼はその辺に無理や矛盾が無い感じなんですよね。ご本人、ストイックにやってるという自覚が無いような気もしますが(単に好きでやってるというか…)(^_^;)
投稿: 青猫 | 2008年11月24日 (月) 03:33
どりぽっぷさん
先週忙しかったので、ブログ放置状態ですみません。
気難しい、んでしょうかね?
相当お茶目ですよねぇ。
まぁ確かに頑固だとは思いますし、こだわりはキツイから一緒に仕事するとなったら大変なタイプではないかとは思いますけれど。
ツィメルマンは真面目な部分と愉快な部分のギャップが結構あるかもですね(私は全然違和感ないんですが、結構意外って思う人が多いかも)。
昔の余興っぽい演奏もちょこっと聴いたことがあります。
実はものすごく楽しんじゃってるんじゃないかしら。。。
去年のクレーメルとのデュオでは、アンコールのカンツェルリーが、これは完全に遊んでるなぁ、という感じでした。
もう一回聞きたいです。
投稿: 青猫 | 2008年11月24日 (月) 18:37