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2008年12月18日 (木)

大当たりのデュトワ@スワン・レイク

B000O78X30チャイコフスキー:バレエ「白鳥の湖」全曲
チャイコフスキー デュトワ(シャルル) モントリオール交響楽団
ユニバーサル ミュージック クラシック 2007-05-16

by G-Tools


私、デュトワってN響ふってたなーとかアルゲリッチの元旦那だとか3回結婚離婚したとかそういう認識しかなかったんですよ(ヒドイ)。
しかも、フランス系カナダ人だとばかり思ってました。
スイス出身なんですね。

久しぶりにオケのCDで大感動してしまいました。
感情が突き動かされたというわけではないんですが、ものすごく純粋に、シンプルに、ひたすらに「ああ良いなぁ」と思ってしまったんですよね。

のっけから、あまりの美しさに腰が砕けました。
本気で「うあぁぁぉぉぉぉ…………」と意味不明に呻いて、斜めに倒れそうになりましたから。
なんなんでしょう、このめくるめく感覚は。
音がキラキラとスパークルしてて、しかも芳醇。
音楽を「美酒」にたとえることがありますが、ああこれがそうなのね、と。
本当に、「美味しそう」で香り高い響きなんですよ。
そして、反則というかむしろ犯罪的な勢いでセクシーな瞬間があります(特にチェロ隊)。
管楽器がばっちり決まってるし、弦もふわっとした伸び・響きがあって、とても華やかでゴージャス。
でも、ムンムンむせ返るような感じではなくて、透明感があって、洗練もされてて、甘さはあるけれど全然下品じゃないの。

あ、この王子、マザコンでもおバカさんでもなさそうで、なかなか颯爽とした男前な感じですよ。

は~~~ヨロリラうっとり。

でも、結構テンポが速いので、最低3回くらいは「これじゃ踊れませんぜマエストロ……(ダンサー殺す気?)」って思いました。
しかし「踊れねーよ」と心中で罵りつつも、つい顔が笑ってしまう。
音がビチビチと跳ねる、じゃなくて、キラキラと瞬いている様がこの上もなく気持ち良いんですね。
それにしても、モントリオール、このテンポでほとんど乱れないんですから、本当に上手いもんです。

コンマスのソロも破格に素晴らしいです。
特に中音域の朗々とした歌いまわしには心底シビれました。
いや、正直、こんな見事なVnソロ、聴いたことあったかいな、という感じです。
Vcも良いです。
実は名の通ったソリストですっていわれても信じますよ。


全体的に明るいです。
光を感じます。
そういう意味ではロシアじゃない気がするし、この演奏だったら、ラストは湖にドボンはまずあり得ないなぁ。
現世で幸せバージョンでしょうね。

ああでも、これだけ幸せにしてもらえるならば、ラストなんかもうなんでも良いです。

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