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2009年2月15日 (日)

N響 第1641回定期公演 Cプログラム

2月13日(金) 開演19:00  NHKホール
第1641回定期公演 Cプログラム 
ドヴォルザーク チェロ協奏曲 ロ短調 作品104
ドヴォルザーク 交響曲 第9番 ホ短調 作品95「新世界から」
指揮 カルロ・リッツィ
チェロ ミクローシュ・ペレーニ


3,460円ぽっきりでペレーニを聴けるなんて、本当、罰が当たるんじゃないかと思う。。。

「知る人ぞ知る」というほどマイナーではないけれど、チェロ好き以外にはさほど知名度がないような気もするミクローシュ・ペレーニ。ハンガリーのチェリストです。

派手さは無いですが、誠実さ、温かみ、豊かさ、節度等々が絶妙にブレンドされていて、何よりもドヴォコンという名曲中の名曲に対する敬意や愛情みたいなものを感じさせる演奏でした。私は別に音楽家に人格者であることを求めないのですが(わがままだろうが女癖が悪かろうがサドだろうが、出てくる音楽が良ければそれで良し、みたいな)、ペレーニってきっと人となりも素晴らしいんだろうなぁ、、、としみじみと敬愛の念を抱いてしまいましたよ。ペレーニ本人のことはほぼ全く知らないんですが。

アンコールのバッハ無伴奏の6番のサラバンドが、まるで「サラバンドという小宇宙」みたいな世界で、言葉を失うほどに素晴らしかったです。お家でバッハ、みたいな、ややこじんまりした雰囲気もあったので、本当はNHKホールみたいなバカでっかいホールで聴くような演奏ではないと思うのですが、でも本当に至福でございました。

次回は是非リサイタルに行きたいものです。

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