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2009年6月 4日 (木)

新日本フィルハーモニー交響楽団 第446回定期演奏会

#446 『指環の魔力』
2009年5月30日(土)15:00
すみだトリフォニーホール

指揮:クリスティアン・アルミンク
ピアノ:ピョートル・アンデルシェフスキ

・ワーグナー作曲 歌劇『さまよえるオランダ人』序曲
・ベートーヴェン作曲 ピアノ協奏曲第1番ハ長調
・ワーグナー作曲 楽劇『ラインの黄金』より
 「ワルハラへの神々の入城」
・楽劇『ワルキューレ』より「ワルキューレの騎行」
・楽劇『ジークフリート』より「森のささやき」
・楽劇『神々の黄昏』より「自己犠牲と救済の場」

指揮者アルミンクのプレトーク付。
私服のアルミンク、スタイルがむちゃくちゃ良い~。
2階席だったので、お顔は遠めでよく分かりませんでしたが、御髪がぴっかぴっかだったのが印象的でした。

さて、この日のお目当てはアンデルシェフスキのベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番。
本人弾き振りのCDも出てますが、今回はソリストに専念です。

えーとその、アンデルシェフスキって、変な人とまではいいませんが(いや、変な人な可能性も十二分にあるけど)、大変面白い人ですよね、うん。一見スタイリッシュに見えますが、随所でかなりやりたいようにやってるような。色々凝ってて細部まで練り上げているのがよく分かるんですが、時々ヤンチャな方向にふれるんですね。あと、深堀り(下方向)と前方向への推進力が相反せず、上手くバランスが取れてる感じがとても面白い。
運動神経の良さと頭の良さが両立しているようなピアニズムで、文系でも理系でも体育会系でもない感じ。あえていえば、ものすごく知性派のアスリートのような趣で、非常にイキが良いです。ピチピチというか、ビチビチ、いやむしろバチバチかな。
この、音楽のイキの良さというのは、アンデルさんの大きな魅力ではないかと思います。

アンコールは、バルトークの「チーク地方の3つのハンガリー民謡」。
ベートーヴェンとは全く違う情景。表現の幅がぐんと広がったように感じました(ベートーヴェンがマズイという意味ではなくて)。


アルミンクのワーグナーは、見たまんまアルミンクな感じのワーグナーだったような、、、。影が無いというか毒が無いというか生臭さが無いというか。「神々の黄昏」、これって、はたしてたそがれてるんだろうか、、、と思ってしまったんですが、救済だからめでたしめでたしで良いのかな、、、えーと、よく分かんないや……。

と、一部釈然としない部分もありましたが、基本的には大変気持ちよく聴けた演奏会でございました。満足。




終演後にはロビーでサイン会がありまして、アルミンク&アンデルシェフスキというオトコマエ2人が同じテーブルに並んでやるという、大変目に美味しい会でございました。
私はアルミンクのCDは持ってないので、アルミンクをスルーして、アンデルさんの方に行けば良いのかな、ど、ど、ど、どうしたら良いんだ~と少々ワタワタしてしまいましたが、無事アルミンクのサインもプログラムにしていただけました。
なんか、「マエストロ」とか呼びかける雰囲気では全くなくて、、、プレトークよりもさらにカジュアルないでたちのアルミンクは、大層にこやかで、気さくそのもの。
あれはファンがいっぱいいるだろうなー。

アンデルさんも、うわさには聞いてましたが、実に人当たりの良いお兄さんでした。そして、よろずカワイイんですよね……。
新譜を差し出したら金のペンでへにょ~っとサインしてくれたんですが(いや本当にへにょ~っていうサインなんですってば)、ジャケットに応じて色を変えてるのかも。
この辺、プログラムのプロフィール上、黒文字の上に、ぶっとい黒ペンでサインしたアルミンクとは対照的かも、です。
あ、そうだ、右利きでした。右利きだって話は聞いてましたが、自分でもやっと確認。
手の大きさは、あまりまじまじと見られなかったですが。残念。


えーとえーと、私はあなたのことがもう少し知りたい、です。。。←恋の入口

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Pianist: Piotr Anderszewski」カテゴリの記事

コメント

こんにちは。調子に乗ってまたお邪魔します
6日、絶対行ってください!青猫さんの感想文(?)大好きなので、アンデルジェフスキの演奏についての描写読んでみたいです。
ところで昨夜(愛知県・長久手町)聴いてきましたよ!わかってても最初「背が高い」と思ってしまいました。演奏会の後トーク交流会なるものが催されたようですが、他県より新幹線で訪れた私はアンコールまでいるのがやっとでした。(残念)
ベートーベンがとても美しいと思いました。バッハは何というか、今まで聴いた中で一番劇的でした。(私の感性と文章力ではこの程度しか書けません、すみません)
シューマンもヤナーチェクもよかったです、って結局何でもいいのかよ!?ですね、はい、そのとおりです^^;

投稿: yuko | 2009年6月 4日 (木) 12:32

yukoさん

おかげさまで6日、行けそうです。

yukoさんは愛知のコンサートにいらしたのですね♪
トーク交流会は残念でしたね。
アンデルさんは、お話を聴きたいって思わせるピアニストですね。
ピアノも雄弁ですが、言葉も豊富そう。

身長、どのくらいだったかしら?アルミンクの方が大きかったですが、まぁアルミンクって長身な気がするので、どうも比較の対象としてはイマイチかもしれません(^_^;)。

私はやっぱりバッハが楽しみです~。
実はバッハもシューマンもヤナーチェクも、私はそんなに得意ではないのですが、アンデルさんの演奏だったら、、、と期待大です。

投稿: 青猫 | 2009年6月 5日 (金) 23:33

8頭身か9頭身か、としみじみ見ちゃうようなスタイルですよね。アルミンク。
彼になってから絶対に新日本フィルに来る女性が増えたんじゃないか?なんて
思いますー。アルミンクさんもスイスに住んでるらしいです。
いろんな新解釈?で、何かと釈然としない演奏がいっぱい聞けますが、
スコアなんてちゃんと見た事ないし、もしかすると、アルミンクさんの
解釈が成り立つような何かがあるのかもしれないなぁ・・・と思うようにもなりました。
でもちょっとモノ足りなく思う日もありますが。
これを機会に、たまにはアルミンクさん聞きに来てください。
6日も楽しみですね。σ(^^)も行けば良かったかな。

投稿: Melody | 2009年6月 6日 (土) 00:13

Melodyさん

アルミンク、本当に笑っちゃうほどオトコマエで、すらーっとしてますね♪(なぜ笑う……)
プレトークで私服で出てきた時に、立ち姿の美しさにまずびっくりしました。燕尾着てるとちょっと分かり辛いですが。。。燕尾って良くも悪くもスタイル隠しなのですね~。

ファンサービスもがっつりしてくれるし、いえ、あれは本当、女性ファンがつくと思います。
指揮者が良く見える席が人気、だったりして(クライバーみたい?)。
スイス在住なんですね~。世界中飛び回っているからそうでもないかもしれませんが、日本と行ったりきたりはちょっと大変ではないかしら、、、なんて思ってしまいまいす。

>何かと釈然としない演奏
ちょっとこのフレーズにウケてしまいました。。。


6日、当日券もありそうですよ(とさりげなく囁いてみる)。

投稿: 青猫 | 2009年6月 6日 (土) 07:39

青猫さん、こんにちは!
私は29日の新日本フィル、当日券で行きました。
アンデルさんを聴きにいったのですが、アルミンクも興味有・・・。
で、現在の某フィルの定期会員から新日本フィルの定期会員に変わろうかと検討中です。
あの指揮者の方は、絶対ファン増やしていますって!
すみだは音が良いので上階の席を取ってしまったのですが、
やっぱり一番前にすれば良かったかも。。。(動機が不純すぎ)
サイン会もお二人とも楽しそう。 アルミンクさん、「コンバンハ~」と登場にはビックリ!
愛されてますね。
アンデルさんのニョローのサイン、私も昨年いただきましたです。

投稿: Malta | 2009年6月 6日 (土) 23:48

Marltaさん

お久しぶりです♪

サイン会、本当にテンションが高くて、楽しかったです。
アルミンクのご機嫌ぶりと、アンデルさんの意外なほどに気さくな雰囲気に、皆さんホクホクだったのではないでしょうかか♪

アルミンク&アンデルシェフスキが並んでる写真を撮り損ねたのが心残りです(笑)。

>で、現在の某フィルの定期会員から新日本フィルの定期会員に変わろうかと検討中です。
わははは~、やっぱりアルミンク効果、絶大ですね~。
若くてかっこよくてさわやかで、その分威厳はあまりないかもしれませんけど、でもああいう営業活動をせっせとやるのは本当に立派だと思いました。


投稿: 青猫 | 2009年6月 7日 (日) 21:53

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