« 新日本フィルハーモニー交響楽団 第446回定期演奏会 | トップページ | 今、アンデルさんはロンドン(のはず) »

2009年6月 8日 (月)

アンデル祭りはいまだ終わらず……

今、アンデルシェフスキinサントリーの感想を書き書きしてますが、その前に雑談。
アンデル@サントリーのレビュー、早く書き終わらないと10日になっちゃうんですが。。。

YouTubeに開設されている、EMI CLASSICSのオフィシャルチャンネルにアンデルさんの映像があるらしいということは知っていたのですが、どーせ大したことない内容なんじゃ?とか、何となく、弾き振りのベートーヴェンだけでしょ?と思ってスルーしていたのですよね。

実は結構大したことあった。

Piotr Anderszewski - Beethoven Piano Concerto No.1, Bagatelles op.126
Piotr Anderszewski - Mozart Piano Concertos 21 & 24
Piotr Anderszewski - Mozart Piano Concertos 17 & 20
Piotr Anderszewski - Chopin Ballades, Mazurkas, Polonaises
Piotr Anderszewski - Bach Partitas

コンサートではない演奏風景(リハ?録音風景?お家で練習?)やインタビューが結構入ってて、なかなか面白いですよ。


そういえば、これ見て思い出したんですが、過去に、ベートーヴェンのP協1番の聴き比べなんてのを書きかけて放置していたんでした。
アンデルさんとプレトニョフとツィメルマンというラインナップだったんですが、一部手に負えなくなりましてね……(どの辺が手に負えなかったかはご想像にお任せします)。
まぁ、せっかくアンデル祭りなので、アンデルさんの部分だけ手を加えて載せておきます。


音源はこちら。本人弾き振り版です。

B00164POVYベートーヴェン:ピアノ協奏曲第1番
ベートーヴェン アンデルジェフスキー(ピョートル) ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団
EMIミュージック・ジャパン 2008-05-21

by G-Tools

Piotr Anderszewski - Beethoven Piano Concerto No.1, Bagatelles op.126←Youtubeの映像と合わせてやっつけてしまおう。

ベートーヴェンのP協1番って、こういう曲なのか???ってくらいにシャープに攻め攻めですね。
先のすみだは、指揮がアルミンクな分だけ大分丸くなって聴き易かったんだな……と思います。

オケは響きがストレートで清々しく(弦はビブラートかけてないですね)、でも押せ押せな感じです。
印象的なのはティンパニ。印象的というよりも、ここまでドンドコ叩かれると破壊的に感じないではないのですが。まぁ、音楽全体に漲るエネルギーと歯切れの良さなんかが、ティンパニの在り方に象徴されているような感じでしょうかね。文字通り、イケイケドンドンというか。ここまで叩きまくるティンパニもちょっといかがなものかと思いますが、アンデルさんのピアノがそれに負けてないってのも、すごいですねー。
アンデルさんのピアノ、一個一個の音に全部モーターかエンジンでもくっ付いてるんじゃないか……と思わせる威勢の良さで、ある部分、破竹の勢いです。音自体の持つ鮮度も並外れてるし。正直、アンデルさんよりも"弾ける"人って結構いると思いますけど、ここまで一個一個の音がビチビチに生きてる人ってそうそういないんじゃないかな?
あと、随所でかなりアクセントが効いていて(特に左手)、このアクセントをアクと取るか否かは微妙なところではありますが、まぁ、そういうところもアンデルさんらしいですね。
アンデルさん、そろそろ落ち着きとか風格みたいなものが出てもおかしくはない年回りだと思うのですが、この調子だと永遠の新進気鋭、かも。

若々しくて跳ねっかえりの、ウキウキと心が沸き立つような明るいベートーヴェン、私はかなり好きです。

|

« 新日本フィルハーモニー交響楽団 第446回定期演奏会 | トップページ | 今、アンデルさんはロンドン(のはず) »

Pianist: Piotr Anderszewski」カテゴリの記事

コメント

アンデルさんの映像のご紹介ありがとうございま~す!後でじっくり見せて頂きますheart01(なんだか忙しくなってきたぞぉ)


攻め攻めで、押せ押せで、イケイケドンドン、なんですね!!
もう、聴かなくてもわかります(笑)。

アンデルさんのピアノって、前から思ってたんですが、打楽器的なんですよね。どんな曲でもそうって訳じゃないのですが(シマノフスキの中期作品は全然違った趣ですしね)。

重めのビート感があるから、ジャズみたいに聞こえるんだと思います。

生で最前列で聴いた時は本気で、う、うるさいよ~!って思ったんですけど(爆)、今度はちゃんとした場所(???)で聴きたいです。


投稿: petit viola | 2009年6月 9日 (火) 16:28

petit violaさん

あ~、そうですね、打楽器的。
特に左手。
結構叩きますよね。
ドスが効いてるというか、ピアノとは思えないバランスで聴こえてきますよね。
時々、重心がかなり下の方に来るし。
そうか、だからフモレスケがジャズっぽく聴こえるのか。。。

私はツィメルマンさんの左手もものすごく好きなんですが、アンデルさんの左手も、やり過ぎだ~と思いつつもワクワクしてしまいます。
って、そうか、私は左手フェチだったのか……。
左手フェチでピアニシモフェチ。。。←自分の嗜好を再認識

そうでした、最前列で聴かれたんでしたね。
あれを最前列って、、、ピアノの腹が鳴りまくりの響きまくりだったのではないでしょうか~。
意外と音量ある方ではないかと思うので、遠めでも良いかもしれませんね(でも一度くらいは最前列で見てみたい……)。

投稿: 青猫 | 2009年6月10日 (水) 00:51

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/74079/45276909

この記事へのトラックバック一覧です: アンデル祭りはいまだ終わらず……:

« 新日本フィルハーモニー交響楽団 第446回定期演奏会 | トップページ | 今、アンデルさんはロンドン(のはず) »