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2009年7月

2009年7月28日 (火)

CMなんて初めて見た

フランス国立視聴覚研究所(ina.fr)というサイトがありまして、テレビ・ラジオ番組を基本無料(有料も有り)で公開しています。
基本はニュース動画なんかが多いかな?かなり古いものも見られます。
音楽はそんなに無いんですが、こんなんありましたのでメモがわりにペタリ。

Zimerman : Chopin concerto n°2
本当にどってことないんですが、ツィメルマンショパン弾き振りCDのCMですね。こんなんでも嬉しい私……(まだ髪の毛が茶色いなぁ)。CM用に撮った映像なのか、記録用としてライヴ映像を残してあるのか、、、少々気になります。
フランス語では「クリスチャン・ジンメルマン」なんですね~。

ついでといってはなんですが、こんなものも。
20 heures le journal : [émission du 5 Novembre 2005] ニュース番組で、29分頃から、ルガンスキー特集。子どもの頃の写真がぴかぴかでカワイイ。

Pianist: Krystian Zimerman | | コメント (4) | トラックバック (0)

2009年7月25日 (土)

DVD散在録

B0027DQH82Caravaggio (Ws Sub Ac3 Dts) [DVD] [Import]
Monteverdi
ArtHaus Musik 2009-06-30

by G-Tools
3,326円

ベルリン国立バレエ団の新作「カラヴァッジオ」のDVDです。

アマゾンで購入。NTSCのリージョンゼロです。
輸入版ですが、メイキングの字幕は日本語も出ます。

「カラヴァッジオ」は、イタリア絵画の巨匠のカラヴァッジョです。
カラヴァッジョの作品は、光と影の明暗のコントラストの強さが特徴的ですが、このバレエはカラヴァッジョの絵画世界のそうした側面を、ストイックに鍛え上げたダンサーのあたかも彫刻のような肉体によって現前化させた、そんな趣でしょうか。

しかし、ポリーナ・セミオノワ、細くて手足が長くて頭が無茶苦茶小さくて首も長ーいのですが、筋肉が、、、ものすごい。体脂肪率がどのくらいなのか、気になります。
何しろ、中村祥子嬢が華奢に見えるんですよね。。。(祥子さんも170cm以上あって、背中とかムキムキなんですがー)
祥子さんの踊りは情感豊かで、とても素敵でした。

音楽はモンテヴェルディですが、原曲のままではない模様。

ストーリーはこれから勉強します。。。

2009年合計54,116円

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音楽の友 2009年8月号

B002ED7L0I音楽の友 2009年 08月号 [雑誌]
音楽之友社 2009-07-18

by G-Tools

ツィメルマンとアンデルシェフスキの記事があったので買いました。

ツィメルマンはカラーですが1頁、ピアノについてちょこっと喋ってます。
写真は前回の時のものではないかと思いますけどね。
DGの広告で、バツェヴィチ・アルバムの10月発売もアナウンスされてました。

アンデルシェフスキはモノクロ4頁、結構ガッツリした記事ですが、内容としては分かるような分からないような。。。曲に対するアプローチの仕方とか、なるほどって思う部分もありましたが。
そうですか、「暁の歌」、そんなに好きですか……(いや、好きとは言ってないのか)。

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2009年7月18日 (土)

NHKBSハイビジョンでアンデルシェフスキ

本日、NHKはアンデルシェフスキの日でございます。

BS Classic Navigationより
ハイビジョン ウイークエンド シアター
2009年 7月18日(土) 23:00 ~ 翌 02:58 ご案内: 堀内 修 (音楽評論家)
ドキュメンタリー ステレオ
ピョートル・アンデルジェフスキ  あるピアニストの旅路
7月18日(土) 23時04分00秒 ~ 翌00時27分30秒 [1時間23分30秒]

内 容:
ポーランドとハンガリー人の両親をもつピアニスト、ピョートル・アンデルジェフスキの ワルシャワからブダペストまでの列車によるロードムービ仕立ての映像。 ブルーノ・モンサンジョン演出によるこの新作映像は、 CD収録、マスタークラス、ワルシャワ、ブダペスト、パリ、東京におけるリサイタルの抜粋など、 ピョートル・アンデルジェフスキの現在の最も大切なイベントをとらえている。 そしてアンデルシェフスキが自身に課す主要な課題や、 彼にとって音楽家の役割とは何か―さらなる探求の旅が続く。
本テーマが作品をとおして、ところどころに中心テーマとして回想されていく。
[ 制作: イデアレ・オーディエンス / アルテ・フランス (2008年) ]


ピョートル・アンデルジェフスキ Bモード・ステレオ
リサイタル・イン・ワルシャワ
7月19日(日) 00時31分00秒 ~ 02時10分00秒 [1時間39分00秒]

1. パルティータ 第2番 ハ短調 BWV826 ( バッハ作曲 )
2. 仮面劇 作品34   ( シマノフスキ作曲 )
3. ユモレスク 作品20 ( シューマン作曲 )
4. パルティータ 第1番 変ロ長調 BWV825 ( バッハ作曲 )
ほ か
ピアノ : ピョートル・アンデルジェフスキ
[ 収録: 2008年12月19日, ワルシャワ・フィルハーモニーホール (ポーランド) ]
- 制作: イデアーレ・オーディエンス / アルテ・フランス (2008年) -


ワルシャワリサイタル、楽しみです~~~。
パルティータの1番2番に仮面劇にフモレスケ、どれも聴きたい曲ばかりです。
特にフモレスケ!!!うわーいうわーい。

前半のドキュメンタリーもきっちり日本語字幕が付くでしょうから、確認がてら見てみようと思います。

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2009年7月12日 (日)

アレクサンダー・ガヴリリュク ピアノ・リサイタル

2009年7月9日(水)19:00~ 東京オペラシティ コンサートホール

ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第8番「悲愴」
ショパン:軍隊ポロネーズ
     :即興曲 第1番
     :夜想曲 第8番
リスト:メフィスト・ワルツ 第1番 「村の居酒屋での踊り」

ストラヴィンスキー:「ペトルーシュカ」からの3楽章
ラフマニノフ:10の前奏曲 作品23より 第1,2,5,6,7番
ビゼー/ホロヴィッツ: カルメン変奏曲

アンコール
*モーツァルト:ロンド 二長調 K485
*モーツァルト(ヴォロドス編):トルコ行進曲
*ラフマニノフ:楽興の時 第3番
*メンデルスゾーン(ホロヴィッツ編):結婚行進曲

平日オペラシティなのに、9割以上お客さんが入ってたのはビックリ。
ガヴリリュク、ただいまブレイク中なんでしょうか。

当日券にて鑑賞。
事前に問い合わせた時にはSとAは余裕ありってきいたのですが、1階席はあまり無かったようです。
まぁ私はハナから2階席狙いなんで別に良かったんですが。。。

リストあたりから、超絶!フォルテ!超絶!跳躍!フォルテ!みたいな押せ押せムード満載でしたが、個人的には、モーツァルトのロンドが一番良かったです。前回、フィリアホールで聴いた時も思ったことなんですが、この人は超絶技巧が売りに見えて、実はこじんまりとした可憐な曲というのが大っ変に素晴らしいのですよね。明るくて優しくてロマンティックなモーツァルト、絶品でした。

まぁなんにせよ、この若さ(1984年生まれ)で、これだけテクニックと音楽性のバランスが良いってのはなかなか稀有ではないでしょうかね~。
音も綺麗だし、それでいてパワーもものすごくあるし。

「悲愴」は、音の響き方のせいか、結構ウェットだなーと思って聴いてたんですが、あの豊か過ぎるお顔の表情(内田光子的顔芸)のせいでそう聞こえたのかも?
あれは「悲愴」じゃなくて、「苦悶」「煩悶」ではないかと、と思ってしまったのですが、目をつぶって聴いてたら印象が違ったかもしれません。

軍隊ポロネーズあたりは、うーん、これはショパンじゃないよなって思いましたが、リストから後ろは、ザ・ガヴリリュク・アワーという感じで、いやはや、ものすごかったです。
リスト、(休憩が入るにせよ)ストラヴィンスキー、ラフマニノフ、ホロヴィッツ編って、どこまでたたみかければ気が済むんだ、この子は。。。
アンコールのヴォロドス編も笑っちゃいました。
ここまでやるかって。

それでいて、音楽性はいやに老成している部分があるんですよね。
24歳であれだけの腕があったら、普通はひたすらイケイケドンドンか、サイボーグチックで心無い演奏になるんじゃないかと思うのですが、実際は意外とテンポ設定が遅かったり、間(ま)のとり方がやたら長かったり、タメが独特だったりとか、実は40歳なんです、っていわれても信じそうな感じが無きにしも非ず(いやでもあの体力はやっぱり20代ならではか……)。

もう少し年をとったらさらに濃ゆくなるのか、はたまた解脱してすっきりになるか、色々楽しみです。

次は左側の席に座ってみようかな。

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2009年7月11日 (土)

CD散在録

最近買ったCDs。

B000C6NO9GBach: Six Partitas; Two-Part Inventions
Johann Sebastian Bach Vladimir Feltsman
Camerata 2005-12-27

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3,150円。 初フェルツマン。バッハのパルティータ集。
B000ALCFZ2Grigory Sokolov: Bach, Beethoven, Chopin, Brahms [Box Set]
Johann Sebastian Bach Ludwig van Beethoven Johannes Brahms
Naive 2005-10-18

by G-Tools
4,550円。 ソコロフのボックスセット。
B000XTLUV6Chopin: Préludes; Sonate No. 2; Études
Frederic Chopin Grigory Sokolov
Naive 2008-01-29

by G-Tools
1,978円。 同じくソコロフ。 ソナタの2番、これは名演です。 木枯らしなんかもものすごいです。 なんだか早口言葉を聴いてるみたいだ。。。
B000009JWJAantonio Barbosa, Pianist
Claude Debussy Darius Milhaud Antonio Barbosa
Connoisseur Society 1995-12-01

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2,132円。 いつぞや大騒ぎした(Antonio Barbosa のショパン・マズルカ全集)アントニオ・バルボーザのCD。 ドビュッシー、ダリウス・ミヨーという組み合わせですが、なかなか良いです。 というか、改めて良いピアニストだと思いました。 アントニオ・バルボーザ(1943-1993)、生きてたら66歳、聴きに行けたかもしれないのになー……(涙)。 あのですね、上手いんですよ。ものすごーく。 技術的にはもちろんなんですが、歌いまわしが実に上手い。 いちいちぐっとくるんですよね。 あまりにツボに入りすぎて、「やられた!」って思ってしまいます。

ミヨーの「Saudades do Brasil」は、「ブラジルの郷愁」という邦題のようですが、初めて聴きました。
こちらもとても面白いです。
独特の響きですが、とても綺麗に演奏されてます。
おススメの一枚です(HMVでは普通に買えます)。

バルボーザ、ショパンのワルツ集とかベートーヴェンのop.109とか、音源(LP)はあるみたいなんですが、CD化してくれないかなぁ。

2009年合計50,790円。

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2009年7月 7日 (火)

電子辞書@英語モデル

今まで愛用していたこれ↓が壊れました。

B00009VG63CASIO Ex-word フロリス XD-R9000WE 電子辞書 (ラスターホワイト)
カシオ 2002-11-15

by G-Tools

超多忙期だというのに、広辞苑がバカになってきまして、他にも色々とおかしなことが起こり始めました。おかげで精神的に相当追い詰められて(大げさなようですが、ギリギリに切羽詰っている時というのはちょっとしたことで「ああもうだめだぁぁぁ!!!」な気分になるもんなんです……)、ヨ○バシに飛び込んだのですが、店頭には用途に合うものが無くて、ますますこの世の終わりのような気分になりまして。。。

真夜中に仕事もせずにアレコレ調べて、朦朧としつつぽちっとしたのが以下のモデル。

B0012WX7HICASIO Ex-word 電子辞書 XD-GP9700 英語大画面液晶モデル メインパネル+手書きパネル搭載 ネイティブ+TTS音声対応
カシオ 2008-02-15

by G-Tools

細かい仕様はどうでも良いけど、リーダーズ、リーダーズプラス、ランダムハウス英和、ジーニアス英和、英英、明鏡、プログレッシブ和英あたりが入ってると良いなぁ、、、という条件を全部満たすのはこれしか無かった。
いや、確かセイコーかカシオの最上級モデルだったら何とかなったような気もするんですが、50000円だの60000円だのって額になっちゃうので、それはさすがにいかがなものかと。
紙の本はよっぽどのことが無ければ手元に残りますが、電子辞書は消耗品ですからねー。
いずれ必ず壊れるものにそんな大枚はたけませんって。

9700は型落ちなので、お値段もまずまず。
最初は英語の辞書(と明鏡)さえ入ってれば良いや、なんて思っていましたが、ブリタニカなんかも入ってて便利です。
何より、机の上に辞書を山積みにしなくても良いのが、なんともありがたいです。

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2009年7月 4日 (土)

[映画]天使と悪魔

公式HP

ひたすらざっくりいきます。

相変わらずオリエンテーリングな映画だなー、と思いましたが、前作よりは面白く見られました。
っていうか、そもそも「ダ・ヴィンチ・コード」のことはもう何も覚えてなくて、しかも大して面白くなかった、とかそういう印象しか残ってないんで。。。

とりあえず、私はカメルレンゴ・ユアンを堪能しました。
いやー、冒頭でユアンが出てきた時は、正直「うわ、オッサンになったなー!」って思ってしまったんですが(すんません……)、なかなかどうして、腐っても童顔ですね。
無垢な感じとか、あの妙にホワホワしたしゃべり方とか、がっつりツボに入りましたー。
かわゆいです。
予告見た限りではどうかな?と思ってた聖職者役のいでたちも、思いもかけずバッチリはまってました。
ある部分、ジェダイっぽく見えたのは、まぁご愛嬌でしょうかね(坊主のくせに○○飛ばすし……)。

原作を読んだ方からは、カメルレンゴ的に惜しい!という声も聞くんですが、うーん、ここは一つ原作読んでみますか。。。

ところで、今回ますます、ラングドンの使えなさ加減に拍車がかかってませんかね。
ラテン語、イタリア語がダメってのは、あの手の学問をやる上では致命的ではないかと思うのですが。
これが007だったりすると、ラテン語を女性の物理学者に読んでもらうシーンなんかは、「こ、コイツ、たらし込みに入ってる…!(本当は読めるくせに!!!)」な感じになるんでありましょうけれど、ラングドンの場合、あ~、こりゃ本当に読めないんだな、、、な空気が漂うんですよね。。。
本当にハーヴァードの先生なんでしょうかね。
インディ・ジョーンズがプリンストン大の先生って方が、まだ納得できるような気がしてきます
(この比較もいかがなものかと思いますが)。


さて、原作、邦訳と原書、どっちを読んだもんか。洋書700頁はさすがにちょっとハードルが高い。。。

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2009年上半期に見た映画

恒例の、半年のまとめ。

<上半期>
・チェ 28歳の革命
・レボリューショナリー・ロード ~燃え尽きるまで~
・007 慰めの報酬
・ヘル・ボーイ/ゴールデン・アーミー 
・チェ 39歳 別れの手紙
・ベンジャミン・バトン 数奇な人生
・今、僕は
・オーストラリア
・レッドクリフⅡ
・グラン・トリノ
・スラムドッグ・ミリオネア
計11本

上半期のNo.1はダントツで「グラン・トリノ」。
というより、2009年通してもぶっちぎりでしょう。
このレベルの映画を年に2本も見られるということはまずあり得ないと思います。

個人的には、「レボリューショナリー・ロード ~燃え尽きるまで~」も大変良かったです。
夫婦が壊れていく様、じゃなくて、もともとボタンがかかってなかったということに気が付いていく様を克明に描写してまして、結構シビアなんですが、割とスルスル見られるんですよね。
見る人の立場によって好き嫌いというか共感できるか否かがものすごく分かれそう、という気はしますが。。。

「ミルク」を見たかったんですけど、見損ねてしまいました。

ついでに下半期も書いておきます。(7月4日現在)
・天使と悪魔

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