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2009年12月22日 (火)

ゲルギエフの「悲愴」

B000031X7XTchaikovsky: Symphony No. 6 "Pathétique"; Romeo and Juliet Fantasy Overture
Pyotr Il'yich Tchaikovsky
Philips 2000-01-11

by G-Tools

散在録のつもりで書いていたら長くなってしまったので、これはこれで独立させます。

ゲルギエフ、チャイコフスキーの「悲愴」と「ロミオとジュリエットの幻想序曲」、1995年の録音です。
オケはキーロフ管弦楽団(マリインスキー)。
ジャケ写、ゲルギエフの髪の毛がまだフサフサしてますね~。
あ、誤解のないようにいっておきますけど、別に髪の毛がどうのってのはネガティヴな要素ではないと思うのですよね。何しろ、現在のゲルギーはカッパですが、とってもとってもカッコよくて、でもカッパなせいかちょっとだけチャーミングでもありました。あくまでも「ちょっとだけ」ですが。
個人的には、ショーン・コネリー、エド・ハリスと並んで、カッコいいハゲ代表に認定しても良いかなーなんて思ってますが、ちょっと褒め過ぎかな?

……えーと、音楽の話をしましょう。

このところゲルギエフ&マリインスキーに行ったり、TVでNHK音楽祭(ゲルギー&N響@悲愴)をちらっと見たりしたら、矢も縦もたまらず、ゲルギーの「悲愴」をどうしても聴いてみたくなりまして。ウィーンフィル盤とキーロフ管があってどちらにしようか悩んだのですが、レビューなんかを見るとキーロフ管の方がお勧めという声が多数あり、あえて古い方にしてみました。

良いですか、褒めちぎりますよ。

とにかく、もんのすごく良かった!!!です。
久々に、CDを聴いてザワザワと鳥肌が立った、どころの話ではなく、本当に泣きました(まさか泣くとは思わず、いやー、びっくりしました)。

濃ゆく、重く、雄々しい「悲愴」です。
紅蓮の炎のように燃えたぎり、また横殴りの暴風雨のように荒れ狂い、暴力的なまでの迫力で、まさに怒涛のごとく押し寄せてきます。
とにかくものすごいパワーと熱量。
ゲルギー、人でなし感すら漂う豪腕っぷりですよ(3楽章なんかホント「休むな、おめーら」って感じですからね……)。

1楽章がとにかく素晴らしいです。むき出しの魂の、生々しい叫び。
4楽章もそうなんですが、泣き方がまさに慟哭と呼ぶに相応しいもので、でも絶望に打ちひしがれてただ泣き伏すのではなく、それでも頭をもたげて、敢然と運命に立ち向かっていくような力強さもあります(最終的に勝てたかどうかはさて置き)。
とにかく感情のうねりが大きくて、人生そのものを見るかのようにドラマチック。
いや~、なんだか、心臓に直接手をかけられてがくがく揺さぶられてるような気分になりました(ぐったり)。


生で聴きたかったな~と思いつつ、生で聴いたら生きて帰れないような気がしないでもありません。。。

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