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2009年12月 7日 (月)

マリインスキー・バレエ 白鳥の湖

2009年12月1日(火)18:30開演 東京文化会館
音楽 : ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
振付 : マリウス・プティパ,レフ・イワノフ
改訂振付 : コンスタンチン・セルゲーエフ
台本 : ウラジーミル・ベーギチェフ,ワシーリー・ゲーリツェル
装置 : シモン・ヴィルサラーゼ
衣裳 : ガリーナ・ソロヴィヨーワ
指揮 : パーヴェル・ブベリニコフ
管弦楽 : 東京ニューシティ管弦楽団

≪出演≫
オデット/オディール : ウリヤーナ・ロパートキナ
ジークフリート王子 : エフゲニー・イワンチェンコ
王妃 (王子の母) : エレーナ・バジェーノワ
王子の家庭教師 : ソスラン・クラーエフ
道化 : グリーゴリー・ポポフ
悪魔ロットバルト : コンスタンチン・ズヴェレフ
王子の友人たち : エリザヴェータ・チェプラソワ/マリーヤ・シリンキナ/アレクセイ・チモフェーエフ
小さな白鳥 : エリザヴェータ・チェプラソワ/ヤナ・セーリナ/ヴァレーリヤ・マルトゥイニュク/エレーナ・ユシコーフスカヤ
大きな白鳥 : ダリア・ヴァスネツォーワ/エカテリーナ・コンダウーロワ/アナスタシア・ペトゥシコーワ/リリヤ・リシューク
2羽の白鳥 : ダリア・ヴァスネツォーワ/オクサーナ・スコーリク
スペインの踊り : アナスタシア・ペトゥシコーワ/ヴァレーリヤ・イワーノワ/イスロム・バイムラードフ/カレン・ヨアンニシアン
ナポリの踊り : ヤナ・セーリナ/マクシム・フレプトフ
ハンガリーの踊り : ポリーナ・ラッサーディナ/ボリス・ジュリーロフ
マズルカ : アリサ・ソコロワ/オリガ・ベリク/ナターリア・ドゥゼヴリスカヤ/スヴェトラーナ・シプラトワ/ドミートリー・プィハチョーフ/カミーリ・ヤングラゾフ/ニコライ・ナウーモフ/セルゲイ・サリコフ


当日券にて、マリインスキー・バレエの「白鳥の湖」を見てきました。
単に下調べ不足だっただけなんですが、マリインスキー歌劇場管弦楽団が伴奏してくれるのかと思っていましたら、実際は東京ニューシティで、(勝手に)ちょっとがっかり…。
この日はマリインスキーのオケの皆さんはサントリーでショスタコをやってたのですね。

というのは置いておいて。

ロシア系のバレエはやや好みから外れるので、普段そんなに見ないのですが、ディアナ・ヴィシニョーワは好きなダンサーなので、マリインスキーで来日するなら全幕を見たいな~と。
白鳥か眠りかどちらかでも見られたら良いなぁと思ってたのですが、仕事その他の事情でヴィシニョーワの日は全滅いたしましてですね……。
しくしく泣いていたのですが、せっかくなので世界一とうたわれるロパートキナの白鳥を見ることにいたしました。


マリインスキー、さすがにロシアバレエの最高峰といわれるだけありましたー。
不純物のない、きわめて正統的な、バレエらしいバレエ。
とにかく、隅から隅まで、由緒正しさが漂っていて、ああこれぞバレエだな~と感心することしきりでした。

噂には聞いてましたが、マリインスキー、コールド・バレエのレベルがものすごいです。
一人一人のダンサーのスタイルも美しいんですが、とにかく動きにズレが無いのですよね。
普段、なかなかコールドまで真剣に見ないんですが、この時ばかりは惚れ惚れと凝視してしまいました。

ロパートキナは、まさに「正しい」オデットでございました。
おそらく、ロシアバレエの正統的・理想的オデット像というものを目に見える形にすると、ああなるのではないかと。
無駄と虚飾を徹底的に削ぎ落としていて、特に感情表現という面においては相当にミニマムな方向ではないかと思うのですが、彼女が身にまとう気高さや孤高の佇まいはまさに白鳥の女王以外の何者でもありませんでした。

イワンチェンコ王子は、非常にスタイルが良くて後姿にうっとり~だったのですが、なんだかえらくトウが立ってる……。
そろそろ少年時代を終えて結婚云々という感じには全然見えませんで、適齢期を過ぎた王子様(推定30代)が母親の結婚しなさい攻撃をのらりくらりとかわしているように見えてしまったのは、私の気のせいでしょうかね。

1幕2場、オデットとのパドドゥでも、イワンチェンコ王子、若さが足りないのかどうなのか、決して押せ押せではないし、ロパートキナのオデットも哀しみと諦念が強い感じで、あのー、王子のこと信頼できてます?と思わず問いかけたくなってしまった、というのは、ちょっといかがなものかと。
果たしてあの二人の間に愛がちゃんと成立したのか、なんとなく見てて不安になってしまったんだよな~……。
踊り自体は大変美しく、文字通り、夢のような湖畔の情景でしたが。

ロパートキナのオディールは、表情がオデットと異なっていて、品があるけど表情が硬質でなかなか怖い感じでありました。
回転系はあまり得意ではないのかな、フェッテなんかはやや迫力不足な感もありましたが。


それにしてもですよ、この版、ラストはハッピーエンドなんですよね。
王子は一度はオデットを裏切るものの、最終的には二人の愛の強さがロットバルトの魔性に打ち勝った……って、イワンチェンコ王子(とオデットの愛)、あれでどうやってロットバルトに勝利したのかな~……。
謎。


と、色々口の悪いことを書いておりますが、究極の様式美を堪能させてもらい、まさに眼福~でした。


次はヴィシニョーワのシェラザード目当てで、ガラに行きます。

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