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2010年10月 3日 (日)

クリスチャン・ツィメルマン&ハーゲン弦楽四重奏団 武蔵野市民文化会館 大ホール

2010年9月30日(木)午後7時開演 武蔵野市民文化会館 大ホール

プログラム
バツェヴィチ:ピアノ五重奏曲 第1番
ヤナーチェク:弦楽四重奏曲 第1番「クロイチェル・ソナタ」
休憩
シューマン:ピアノ五重奏曲 変ホ長調 作品44


9月28日(火)のサントリーも行く予定だったんですけど、諸般の事情で行けませんでした(しくしく)。
まぁ、よしんば行けたとしても爆睡必至だったし、仕方ないか、、、いややっぱり行きたかった・・・(サメザメ)と、心が千々に乱れた週半ば。

とりあえず武蔵野は行けて良かったです。
諸般の事情の続きで、ひたすら眠かったけど(注:断じて演奏者のせいではありません)。

席は会場の真ん中あたりで、音のバランスは良好。
ただ、武蔵野は、弦を聴くには少々デッドでした。

今回、ヤル気が無くてコンサート直前が大変に忙しくて、予習が全くのゼロ状態なので、シューマン以外は曲を追っかけるだけで精一杯でした。
あと、何しろ眠かったので、全体的に霞がかかっててよく覚えてません(すみません)。

覚えてない、といいつつ、印象を適当に。

まず、ハーゲン弦楽四重奏団、初めて聴きましたが、上手いです。
色んな意味で、ものすごく上手い。
個々人の技量も高いし、アンサンブルにも隙がありません。
技量が高いだけに基本的にきちんとした演奏、という印象ですが、正確なだけの平板な演奏ではなくて、厚みがあって、エネルギー量も素晴らしい。
ピアノのツィメルマンともよく合ってました(ツィメルマンがきっちり合わせていた、というべきか)。

バツェヴィチは、意外とピアノの出番が少ないな、という印象(不満というわけではありませんが)。
2楽章はオベレクのリズム、なんでしょうかねぇ、ピアノソナタ2番の3楽章に似たところがあったように思います。

ヤナーチェク、プログラムに解説は無し。
A4片面ならともかく、B4の裏表で作ってるんだから、少しでも曲目解説入れてくれれば良いのになぁ。
ヤナーチェクって、聴いてて曲がどこに向かっていくのかよく分からないようなところがあるのですよね。
進行方向がまっすぐではなくて、あっちこっちに行ったり来たりするようなイメージ。
結構、支離滅裂、分裂気味にも聞こえます。
ハーゲンの演奏は、それでも見通しが良かった、んじゃないでしょうか。
終始緊張感を保ちつつも、エモーショナルで熱量たっぷりのヤナーチェクだったと思います。

後半はシューマンのピアノクインテット。
私、この曲好きなんですよね。、
と声高に言うまでもなく、お好きな方は多いと思いますが。
ハーゲンとツィメルマンの演奏は、輝かしく、喜びに満ちた、そして大人のゆとりと風格も感じさせるものでした。
ロマンチックだけれど甘すぎず、芳醇なワインのような奥深い味わい。

ハーゲンは普段と比べてどうかっていうのは分かりませんが、ツィメルマンの方はいつものばちーっとした緊張感はなくて、普段は独りのピアノの人が室内楽をやると肩の力が抜けるのかなぁ、などとも思いました。
全体的に、タッチがちょっと重いような、それでいて流してる?というところもありましたが、室内楽&リラックスモードの音作りなのかしら。。。
まぁ、雨も降ってたしね。

あ、そういえば、老眼鏡(多分)をお召しでしたね。
・・・・・・似合い過ぎ(うふ)。


ツィメルマンさんは、8月のザルツブルクの公演をキャンセルしたという話もきいていたので心配していたのですが、とりあえず元気そうだし、また楽しそうに弾いてて、まずは安心しました。
ツィメルマンさんは今回、割と無理の無いツアー日程ですが、ハーゲンの皆様はハードスケジュールのようなので、お疲れが出ませんように。。。

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Pianist: Krystian Zimerman」カテゴリの記事

コメント

私は9/29、大阪いずみホールに行きましたが、本当に素晴らしかったです。あんなに一体感のあるピアノ五重奏は初めて聴きました。
シューマンは自分でも何度か本番に乗せていますが、カルテットとのバランスが難しいものです。普段、ソロを中心に活躍しているピアニストだと、大概、ピアノが突出してしまったり、曲の性格上、攻撃的な感じになってしまったりしがちなのですが、ハーゲンとツィメルマン、これでもか、というほどバランスを合わせ、しかもそれぞれが自由な表現が出来ていて、びっくりしました。
大阪いずみは、室内楽にちょうど良いサイズの大きさなので、ツィメルマンも無理に頑張らず、本来彼が持っている、暖かい音を出していました。
ハーゲンも、驚く程、上手いですね。
それぞれの技量が高いけど、そのひけらかしは無く、カルテットによくある、誰かが弱い事もなく、本当に素晴らしい演奏でした。

シューマンの最終楽章のコーダのフーガののピアノの音で、私は涙が止まらなくなってしまいました。
昔、ツィメルマンが初来日時の、コンサートを思い出しました。

投稿: ありゃりゃん | 2010年10月 6日 (水) 20:03

ありゃりゃんさん

ご無沙汰してます!
お返事がこんなに遅くて本当に失礼しました(ショパンコンクールにかまけていたり、色々移動が多かったりで、すっかりブログ放置状態になってしまい面目ございません・・・)。

さて、シューマンのピアノ五重奏ですが、本当に素晴らしい演奏でしたね。
私は結局3公演聴いたのですが、いずれも良かったです。
ツィメルマンはクレーメルの時と同様、基本的にはでしゃばらずの方針で、本当にアンサンブルを大事にしていることがよく伝わってきました。
ハーゲンも世界最高峰と呼ばれるだけのことはありますし、ツィメルマンとの音楽的な相性もばっちりでしたね。

これでしばらくツィメルマンとはお別れですが、良いものを聴けて心残りはありません。

投稿: 青猫 | 2010年10月18日 (月) 21:57

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