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2014年1月 7日 (火)

ベートーヴェン・スペシャル クリスチャン・ツィメルマン

2013年12月21日(土) 16:30 開場/17:00 開演 所沢ミューズ アークホール
公式サイト
<プログラム>
ベートーヴェン:ピアノソナタ第30番(op.109)、第31番(op.110)、第32番(op.111)

2013年11月24日(日)に予定されていたコンサートが、腰痛騒ぎで延期、2013年12月21日(土)に。
11月24日は仕事の都合で×だったんですが、日程変更のおかげで行くことができました。
これでツィメルマンの所沢公演は皆勤賞ということになりました。

お客さんの入りは若干微妙?
もちろん、延期騒ぎの影響はあると思いますが、当初上は売ってなかったのか?という感じの妙なあき方。。。

この日の私の席は、行けなくなったお友達の代わりに座らせてもらった席で、目の前でツィメルマンさんがお辞儀する特等席でした。
わはは。

さて、11月公演と12月頭の公演を延期した後、当初のスケジュールの通り開催したみなとみらい公演から一週間ちょっと経って所沢ミューズと相成りましたが、諸々において大分アップしたように感じました。
左手が(右手に比べると)若干安定しないようにも聴こえましたが、みなとみらいでしていた左手のサポーター(?)は無くなり、総じて手が鍵盤にちゃんとくっついている印象でした。
打鍵もとてもしっかりしていて、まずは一安心、といったところ。
表情を見る限り、ご本人のご機嫌も良かったのではないでしょうか(最後投げキッスしてなかったっけ?)。

今回のツアーは、ピアノの調整がいつもと違うのかな(私もそんなに耳が良い訳ではないので漠然とした印象でしかないのですが)。
音の伸び、響きが時々フォルテピアノのように聞こえなくもないというか。
通常のスタインウェイだとすごく音が伸びていくし、響きが強靭かつ艶がある印象なんですけど、今回は響きの質や減衰の仕方がちょっと違うような。
みなとみらいでは高音域、この日は低音域でそう思いました。
特に高音の響き方がスコーンとしてて純朴というか無垢に聞こえました。
それが雑味の無い、ピュアでどこか悟りにも似た世界を導くゆえんでもあると思うんですが。

みなとみらいでは30番が良かった(31番と32番は???というところもあった)んですが、この日は31番も32番も良かったです。
32番の1楽章は荒ぶるベートーヴェンという感じで、多少前のめりな印象はあったにせよ、決して粗いということではなしに、音楽が枠組みを逸脱していくような印象がありました。
感情が形式(フォルム)を超えるか超えないか、ギリギリのライン上にあるような。
これがおそらく、古典主義の枠組みの中でロマンチックに、ということだろうと思いました。

ところで、「嘆きの歌」や祈りのように聴こえる部分なんかは、とても素晴らしいとは思うんだけど、期待値が高すぎるのか(ファンってしょうがない生き物よね…)まだ感動するには至らないので、2014年の楽しみということにしておこうと思います。

まぁただ、嘆きの歌とか32番の2楽章とか聴いてると、ツィメルマンさんってなんだかんだいって、大変シリアスではあっても精神的に余裕がある人なんじゃないかと感じるんですよね(ボソ)。。。
この辺、1/20のサントリーでどうなりますか。

あ、その前に武蔵野に行ってきます。

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コメント

青猫さん、ご無沙汰しています。
所沢お出かけになったんですね。
今年は秋にバイエルン放送響とのコンチェルトですね。私はミューズで聴きます。
4か月後ですが、あっという間ですね、きっと。

投稿: 小手毬 | 2014年7月18日 (金) 22:17

小手毬さん

お久しぶりです。

結局ミューズは何だかんだと行っておりますです。

秋のバイエルンの予定は(仕事都合で)あまり立っておりませんが、実はプラハでツィメルマンさんを聴こうかと(コソコソ)。

日本に来ると分かっていても、聴けるかどうか直前まで分からないことが多いので、つい海外遠征を企ててしまいます。

投稿: 青猫 | 2014年7月25日 (金) 23:13

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