「オペラ座の怪人25周年公演DVD」とJOJ(ジョン・オーウェン-ジョーンズ)
オペラ座の怪人 25周年記念公演 in ロンドン [DVD] ジェネオン・ユニバーサル 2012-12-05 by G-Tools |
このブログ、一応「オペラ座の怪人」カテゴリがあるんですよね、そういえば。
「オペラ座の怪人」25周年記念公演の映像(2011年10月1日・2日/ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールにて開催)。→公式HP
このDVD、2年くらい買って見た時は、セルゲイ・ポルーニンが出ててビックリして(セルゲイ、生で見た時にちょっとアレ?って感じだったんですが、このDVD見ると良いダンサーだなって思うんですよね)、その印象ばかりが印象に残ってしまって他のことをあまり覚えてないという。
もちろん、主演のラミン・カリムリーのファントム、シエラ・ボーゲスのクリスティーヌ、歌も演技もビジュアルも素晴らしいし、美術も超豪華で言うこと無し、ということくらいは記憶にありますが、ハイ。
あ、ラミンの歌は直球勝負で、直情的なファントム、ですかね。
その時にカーテンコールまでちゃんと見たんかな、いや見たと思うんだけど、いまいち覚えいてないんですよね。
というか、サラ(・ブライトマン)とロイド=ウェバー御大のツーショットは覚えているんだけど、ううう、みたいな(多分何かやりながら斜めに見てたと思われる)。
というのはですね、最近、ふと気まぐれに見直してみたら、豪華絢爛な本編のみならず、カーテンコールのゴージャスっぷりに仰天してしまいまして。
ロンドン初代・ファントムのマイケル・クロフォードが歌わなかったのはちと残念でしたが、歴代ファントム+サラ・ブライトマンのパフォーマンスが超素晴らしい~。
まぁ、サラは貫録たっぷりでむしろおっかなかったですが、まぁ彼女の場合出てきて歌うということが大事というか。
歴代&各国ファントムの歌い比べが楽しかった~。
コルム・ウィルキンソン(カナダ初代ファントム)→アンソニー・ワーロウ(オーストラリア初代ファントム)→ピーター・ジョーバック(ペーテル・ヨーバック、この段階のロンドン次期ファントム)ジョン・オーウェン-ジョーンズ→(この段階のロンドン・ファントム)と歌い繋いでいく趣向。
最後は、この公演のキャストであるラミン・カリムリーも参加してマイケル・クロフォードと握手したりで感動的なカーテンコールでした。
以下、感想。
コルム・ウィルキンソンはお爺ちゃんな感じですが、なかなかしっかりしてて、ちょっと泣きが入る感じのファントム。
アンソニー・ワーロウは朗々とした壮年ファントム。
声低めな感じですが、このファントム像、なかなか好きです。
ピーター・ジョーバックは、キャラがちょっと若い感じで、マイケル・クロフォードにちょっと近いかなー。
若々しいんだけど、ちょっと歌謡曲っぽい雰囲気かも(ヘタすると小粒に聴こえるような気がするけれど、実際はどうだろう)。
ジョン・オーウェン-ジョーンズは、桁外れの美声でしかも激ウマですなー。
パパーンと遠くまで声が通る&響く感じで、聴いた瞬間に、ぎょええええ、ナンジャコレ~って笑ってしまいましたよ、本当に。
上品なトランペットって感じのすんごい伸びと響き。
ああああ、この人のファントム、生で見たいわ~~~と盛大に悶えてしまいました。
もし仮に、今ロンドン・キャストだったりした日には、多分ロンドンにとんでたと思います(ちょうど夏の旅行の予定を立てているタイミングでもあり…)。
つか、なんでこの公演、この人が主演じゃななかったんじゃろかー(あ、ラミンが悪いというわけではありません、念のため)。
映像化ってことで、ヴィジュアル重視でラミンだったのかしらねぇ。
怪人だから別にヴィジュアルどうでも良いだろうって気もするんだけど、ラミンの方がすらっとして見えるというか。
もちろん、この時まさに現役ファントムだったわけで、本公演(Her Majesty's theatre)の方があったから無理だったのかもしれませんが(っていうか、この日は本公演はどうしてたんだろう?アンダー?終わってから来たとか…?)。
まぁそんなわけで、すーかりジョン・オーウェン-ジョーンズのファンになってしまいましたとさ。
大げさではなく、声を聴いて1秒で陥落しました。
今ボチボチ、CDだの動画だのでJOJを聴いてますが、私のミュージカル・ライフ(といってもそんなに量見てませんが)の中で、間違いなく断トツで上手いです。
とりあえず秋には来日するようなので、絶対聴きに行きます!
Bunkamura
そういえば、ロンドンファントム観劇日記があった。→ちょっとロンドン 2日目 その2
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