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2014年8月 4日 (月)

エトワール・ガラ2014

2014年8月2日(土)14:00開演 オーチャードホール

《プログラムB》
【第1部:約:65分】 休憩:20分 【第2部:28分】 休憩15分 【第3部:50分】

「眠れる森の美女」よりハイライト
振付:ルドルフ・ヌレエフ
音楽:P.I.チャイコフスキー
出演:《ローズ・アダジオ》ドロテ・ジルベール、バンジャマン・ペッシュ、アレクサンドル・リアブコ、エルヴェ・モロー、福田昂平(Kバレエ カンパニー)
《ローズ・アダジオのヴァリエーション》ローラ・エケ
《第2幕の王子のヴァリエーション》オードリック・ベザール
《第3幕のグラン・パ・ド・ドゥ》アマンディーヌ・アルビッソン&マチュー・ガニオ

「デジール」
振付:ジョン・ノイマイヤー 
音楽:アレクサンドル・スクリャービン 
出演:シルヴィア・アッツォーニ&アレクサンドル・リアブコ
ピアノ:金子三勇士

「モペイ」
振付:マルコ・ゲッケ 
音楽:C.P.E. バッハ 
出演:フリーデマン・フォーゲル 

「ル・パルク」より “解放のパ・ド・ドゥ”
振付:アンジュラン・プレルジョカージュ 
音楽:W.A.モーツァルト  
出演:イザベル・シアラヴォラ&バンジャマン・ペッシュ

「こうもり」より
振付:ローラン・プティ 
音楽:ヨハン・.シュトラウスⅡ世 
出演:アマンディーヌ・アルビッソン&エルヴェ・モロー

~休憩(20分)~

「牧神の午後」
振付:ヴァーツラフ・ニジンスキー 
音楽:クロード・ドビュッシー 
出演:バンジャマン・ペッシュ&ローラ・エケ 

「牧神の午後」
振付:ジェローム・ロビンズ 
音楽:クロード・ドビュッシー 
出演:アマンディーヌ・アルビッソン&エルヴェ・モロー

~休憩(20分)~

「シェリ」
振付:ローラン・プティ
音楽:フランシスプーランク 
出演:イザベル・シアラヴォラ&マチュー・ガニオ

「お気に召すまま」
振付:ジョン・ノイマイヤー 
音楽:W.A.モーツァルト
出演:シルヴィア・アッツォーニ&アレクサンドル・リアブコ

「アモヴェオ」
振付:バンジャマン・ミルピエ 
音楽:フィリップ・グラス 
出演:ドロテ・ジルベール&オードリック・ベザール

「椿姫」より“黒のパ・ド・ドゥ”
振付:ジョン・ノイマイヤー 
音楽:フレデリック・ショパン 
出演:イザベル・シアラヴォラ&フリーデマン・フォーゲル
ピアノ:金子三勇士

エトガラ、いつものことながらハンブルク組(アレクサンドル・リアブコ、シルヴィア・アッツォーニ夫妻)目当てで行って参りました。

眠りハイライト。
ドロテのオーロラが綺羅綺羅しくて素敵、可愛い。
おフランスの洗練、華やかさたっぷりでとても良かったです。
バンジャマン(帽子の羽がものスゴイ)はちょっとトウがたった不遜な王子ってところ?
サーシャはあんな立ってるだけみたいな役でもがっつり演技してて、偉いわー。
ああいう誠実さが本当に愛おしいです。
そして、オーロラへの憧れダダ漏れの眼差しが眩しい。
何気ない手のヒラッという動きが絶品。
相変わらず超エレガントで育ちと人柄の良さが感じられるし、実は王子にぴったりなのよね、この人。
オードリックは、うーん、ヌレエフ版の振り付けはあまり合わないんじゃないかしら(ヌレエフ版ってよっぽど上手い人&足先の綺麗な人じゃないとバタバタして見えてしまって、ダンサーの良さがなかなか出ないような気が)。
アマンディーヌとマチューのGPPDは、普通に良かったです。
マチュー、しっかりした雰囲気が出てきましたかね。

デジール。
ハンブルク組、さすがのクオリティ。
男女の情感(生々しくなく、どちらかといえば初々しいような美しい感情の流れ)が実にナチュラルにスクリャービンの音楽と一体化していて、バレエを見る純粋な喜びを感じられるパフォーマンスでした。
ピアノの演奏も良好。
それにしても、サーシャのリフトはリフトと思わせない流麗さと繊細さがあって、本当に流れるような美しく芸術的。

モペイ。
これ見るの何回目だろうか。
ちょっと食傷気味かなぁ。
最初見た時はフリーデマンの筋肉質なほっそい身体の美しさのインパクトも相まってとても面白かったんですが。
出演が急だったのかもしれないけれど、もうちょっと違うものを見せてくれても良かったような気がします。

ル・パルク。
バンジャマン、イザベルという、大人~なカップル。
色気と雰囲気があって、演劇的で魅力的でした。
イザベルの美貌ってちょっと退廃の香りが漂いますねぇ(抑圧からの解放、良いんじゃないでしょうか)。

こうもり。
アマンディーヌは痩せぎすではなく、女性らしやわらかいラインで、ベージュ色のレオタードでも美しかったです(え、それだけ)。

第二部はニジンスキーとロビンズの「牧神の午後」対決。
こういう趣向もとても面白く、バンジャマンのプロデューサーとしてのセンスが感じられて◎。

牧神の午後、ニジンスキー版。
バンジャマンの牧神は、さすが、というべきなのでしょう、とても良かったです(バンジャマン、牧神、好きなんだろうねー)。
っていうか、やっとこの演目の振り付けの面白さが分かってきたような気がします。
全部の動きにきちんと意味があるというか、無駄がないというか、必要最小限で最大の効果というか。
音楽に合わせて適当に歩いてる、みたいな振付が無いのですよね。
音楽のフレーズに対する振付の必然性というのが非常に明確であるような印象を抱きました。

牧神の午後、ロビンズ版。
ダンサーの特殊なナルシズム(ナルシズムは必要だけれど、単なる自己満足ではなくて、そこから外に向かって何かを生み出す、というような)をとてもスタイリッシュに示した作品。
エルヴェは青年というよりも、しっかりした大人の色気があって存在感抜群でした。
エルヴェファンの方は、堪能されたことでしょう。
アマンディーヌはアンニュイというか優しげな雰囲気が魅力的ではあるけれど、これだけではどんなダンサーだかいまいちよく分からないような。
もちろん上手いし綺麗なんだけど(演目のせいかもしれないけれど、押し出しがいまいちかなー、それとも個性の問題かしら)。

シェリ。
マチューとイザベルが役に当て書きか?というくらいにピッタリ、ドンピシャの配役で、素晴らしかったです。
イザベルの踊りは、若い恋人を持った年増女性の心の機微がさざ波のように伝わってきて、ため息モノでした。
おみ足の雄弁さといったらないです。
マチューの坊ちゃん坊ちゃんした甘い雰囲気もナイス(素か?)。
オッサンみたいな白長袖&半パンの下着姿でも美しいよ、マチュー。

お気に召すまま。
どんな話だっけ?と思いながら見ていましたが、若々しく可愛らしいカップルでありました。
お互いどれだけ好きなの?って感じのストレートなラブラブっぷりが微笑ましく、幸福感満載で頬が緩む〜。
シルヴィアはもちろんサーシャも、ああいうクラシカルな衣装も似合うし、ホントかわえかったです。

アモヴェオ。
これ、ミルピエの振付なんですね。
ドロテは意外とコンテンポラリーも良い感じでした。
そんなに大柄ではないんですが、とにかく細くてラインが綺麗です。

椿姫。
大トリ、なんですが、これはイザベルの無駄遣いではないかという気が…。
イザベルがどうのこうのではなく、本家アルマン(サーシャ)もパリオペアルマン(エルヴェ、マチュー、バンジャマン)もすぐそこにいるのに、と思ってしまったんですよね。
それにしても、なんなんだろう、あの盛り上がらなさっぷりは。
アルマンが何を考えているのか、どういうシチュエーションなのか、全くわからなかったですよ(何しろ、演技派&超テクニシャンでリフト名手のサーシャ・アルマンがデフォルトなだけに、見ててツラかった・・・。いやもちろん、サーシャと比較するのは酷ですよ、ええ。分かってますよ、そんなことは。)。
マチューもエルヴェもサーシャもアルマンで見てる人いっぱいいるから、あの人選なんですかねー(でも、彼らのアルマンを見てる人多数の中でわざわざフリーデマンがやるっていうのもちょっと罰ゲームちっくだよな、と)。
フリーデマン、基本的に、雰囲気はアルマンに合ってると思うんですが、一つ一つの振りに対する向き合い方が浅いというか雑というかなおざりというか。
アルマンのキャラクター造形の方向性もよく分からないし、振付と演技が一体化していないし、リフトの美しさもぜんぜん生きてないし、うーん、うーん。

ピアノは、えーと、若手のホープでも生でバラ1、しかも伴奏はシンドイ、ということでしょうか。
解釈どうのというのはさて置き、ちょっと粗いというか精度的に気になる(もちろんバレエの伴奏としてはレベル高かったと思いますが)。。。

フィナーレはマンボ(なんでや)。
皆さんノリノリで楽しかったです。
バンジャマンは牧神の格好のまま、お茶目さんでした。

あー楽しかった!というわけで、Aプロに続く。

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