カテゴリー「映画」の134件の記事

2013年5月11日 (土)

本日の英語教材「North and South」(BBCドラマ)

B000AYEL6UNorth & South [DVD] [Import]
BBC Warner 2005-11-15

by G-Tools
※リージョン1、NTSC

本日の教材、というか、先月くらいからダラダラノロノロ見ております。
2004年のBBCドラマ「North and South」。
何かっつーと、映画「ホビット 思いがけない冒険」でドワーフ王トーリン・オーケンシールドを演じたリチャード・アーミティッジ主演のドラマでございます。
ヒストリカル・ロマンス。

リチャード・アーミティッジって、私「ホビット」で初めて見たんですけど、おおう、こりゃまたえらく良い役者だな、と。
トーリンにしては反則的なまでにオトコマエ過ぎるだろう、という突っ込みもあるでしょうが、映画には華が必要なのよ!存在感のある、大画面映えする役者が必要なのよ!と私は強く思うので、個人的には全く問題無し。
っていうか、あの長尺、役者力が無いととてもじゃないけど見られないだろう、と思うのですよね。
CGとニュージーランドロケだけでは無理。
絶対に無理!
で、リチャードですけど、単に顔が良いということではなく、大画面全体で見た時に「絵になる役者」ですわねー。
そして声が無茶苦茶良い(大事)。

さすがPJ、良い役者探してくるよね、と思ったものですが、リチャード・アーミティッジ、どうやら「North and South」の主役ジョン・ソートン役でブレイク、同じくBBCドラマの「高慢と偏見」のMr.ダーシー(コリン・ファース)かMr.ソートンかってくらい有名な方だったようで。
なんでも放映時はBBCのドラマ用掲示板がリチャード人気でパンクするほどの騒ぎだったとか。。。(North and South RichardArmitageOnline
まぁさもありなん、という感じのカッコよさであります(個人的にはMr.ダーシーよりもMr.ソートンに軍配を上げたい気分ですらある)。

実はまだ見終わってないのですが、英語字幕は出るのでくじけずにぼちぼち見たいと思います。

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2010年1月19日 (火)

[映画]シャネル&ストラヴィンスキー

公式サイト
<ストーリー>
1913年、パリのシャンゼリゼ劇場では、ストラヴィンスキー作「春の祭典」のバレエ・リュスの初演が行われていた。そのあまりの革新性に、劇場中が騒然とし野次や怒号が飛び交うが、客席にいたココ・シャネルはその斬新さに恍惚とする。
1920年、愛人のアーサー・ボーイ・カペルを亡くし悲しみに暮れるシャネルは、ロシア革命の後、パリで亡命生活を送るストラヴィンスキーを紹介される。シャネルはストラヴィンスキーに経済援助と別荘の提供を申し出る。ストラヴィンスキーは妻と子供たちとともに、シャネルの別荘に移り住み作曲に打ち込むが、二人の間に恋が芽生えるのは時間の問題でしかなかった。


シャネルとストラヴィンスキーの知られざる恋と、香水のNo.5誕生秘話を描く、ということのようですが、恋模様としてはありがち、なような気がしなくもありません。まぁ、傑出した才能同士がどうしようもなく惹かれあう(そしてエゴをぶつけ合う)というのは、さもありなん、という感じではあります。あれは性格に、というよりも、才能そのものに惚れるという面が多分にあるんだろうなぁ(だから芸術家同士というのは壊れやすい、と凡人は想像)。
自立した女シャネルと、糟糠の妻カトリーヌに、どっちつかずのストラヴィンスキーという構図ですが、カトリーヌが病弱ではあるけれど夫の音楽を理解し、楽譜の清書・校正までするなど内助の功有りということで、その辺は必ずしもシャネルに肩入れした描き方にはなってません。この手の話で不倫の善悪を問うのは野暮でしかないと思いますが、奥さんの方にもちゃんと感情移入できるようにもなっていると思うのですよね。
「シャネルとストラヴィンスキーの恋」なんてときくと、ついつい伝説的なロマンスを想像してしまいますが、シャネルがどこまでも毅然としているのに対して、ストラヴィンスキーは煮え切らないところがあったりで、ロマンスというよりはリアルな愛憎劇になっていると思います。

私としては、三人の人間模様よりも、冒頭の、バレエ・リュスの「春の祭典」パリ初演の再現の方が滅法面白かったです。「春の祭典」初演は、そのあまりの革新性故に観客がブーイングや野次を飛ばし、騒動に発展したというのはクラシック史上の事件としてあまりにも有名ですが、今回、客席の騒乱とあわせて舞台上のダンスの部分もたんまり見せてくれるし、ニジンスキーも出てくるのですが、ちょっと神経質でどこか危うさがあるような風貌が、説得力満点でとても良かったです。客席が騒然となって音楽が聞こえなくなる中、舞台袖からカウントしたり、ダンサーたちへの指示を絶叫するニジンスキーがツボでした。あ、あと、上演後にストラヴィンスキーと、初演失敗の責任のなすり合いをするところとかも。

ストラヴィンスキー役のマッツ・ミケルセン、「カジノ・ロワイヤル」のル・シッフル役の俳優さんでしたが、見てる間は全っ然気が付きませんでした。髭+眼鏡効果もありますが、本当、カメレオンですね。今回、ル・シッフルの爬虫類的な雰囲気は全然ありませんので、これからご覧になる方はどうぞご安心を。

シャネル役のアナ・ムグラリスは、予告を見た時から意思の強さを感じさせる美人だなーと思っておりましたが、本当に全身隙なく美しいです。特に背中が壮絶に美しい。シャネルの広告モデルを務めるだけあって、シャネルの衣装が栄えますね。黒がよく似合うのも、さすが大人の女性という感じ。

シャネル映画なので、シャネルがまとうお洋服の数々が素晴らしいのはいうまでもありませんが、ヴィラの内装なんかも本当にうっとり~でした。

あ、ハルサイの音源は、ラトル&ベルリンフィルの「ベルリン・フィルと子供たち」のサントラを使用とのことです。ストラヴィンスキーがハルサイをピアノでゴンゴン弾くシーンなんかもあって、音楽的にもなかなか面白かったです。

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2009年12月28日 (月)

2009年に見た映画総括

上半期
・チェ 28歳の革命
・レボリューショナリー・ロード ~燃え尽きるまで~
・007 慰めの報酬
・ヘル・ボーイ/ゴールデン・アーミー 
・チェ 39歳 別れの手紙
・ベンジャミン・バトン 数奇な人生
・今、僕は
・オーストラリア
・レッドクリフⅡ
・グラン・トリノ
・スラムドッグ・ミリオネア
計11本

下半期
・天使と悪魔
・ハリーポッター
・サマーウォーズ(2回)
・クララ・シューマン 愛の協奏曲
・96時間
・ココ・アヴァン・シャネル
・男と女の不都合な真実
・ウルヴァリン X-men zero
・きみがぼくを見つけた日
・This is it
・パリ・オペラ座バレエのすべて
・イングロリアス・バスターズ
・パブリック・エネミーズ
・のだめカンタービレ 最終章 前編
計14本

合計25本。


番外(カウント外)
・私の中のあなた(機内)
・デュプリシティ(機内)
・ターミネーター4(機内)


ランキング
・グラン・トリノ
・レボリューショナリー・ロード ~燃え尽きるまで~
・イングロリアス・バスターズ
・サマーウォーズ(2回)
・レッドクリフⅡ
・スラムドッグ・ミリオネア
・This is it
・ウルヴァリン X-men zero
・きみがぼくを見つけた日
・96時間
・のだめカンタービレ 最終章 前編
・ハリーポッター
・クララ・シューマン 愛の協奏曲
・パリ・オペラ座のすべて
・007 慰めの報酬
・天使と悪魔
・今、僕は
・男と女の不都合な真実
・パブリック・エネミーズ
・オーストラリア
・ココ・アヴァン・シャネル
・チェ 39歳 別れの手紙
・チェ 28歳の革命
・ベンジャミン・バトン 数奇な人生
・ヘル・ボーイ/ゴールデン・アーミー 


まぁ上位数本をのぞいては、順位をつけるのは難しいですねぇ。。。下位の作品も、どれも結構楽しみました。

「グラン・トリノ」はこの数年の中でも断トツの1本。

「レボリューショナリー・ロード」は、若い夫婦の愛が冷めていく様を描くのではなく、もともと愛が無かったという事実がじょじょに明るみになっていく経過をリアルに描いているのが新鮮でした。ディカプリオが、見てくれは良いし言うこともカッコいいけど実は中身がともなっていない男を好演(好演っていうのもアレですが)。ケイト・ウィンスレットの女優崩れの専業主婦というのも、説得力がありました。

「イングロリアス・バスターズ」は、語学が話の核になっていて独語・仏語・英語の使い分け等ハリウッドらしからぬ心配りが効いているので、この位置。あとはなんといってもランダ大佐を演じたクリストフ・ヴァルツ。エレガントかつ凄みのある演技とすさまじい存在感で、彼の存在だけでも5つ星でしょう。

「サマーウォーズ」はエンタメとしてとてもよくできていたと思います。

「レッドクリフ」はストーリー的には、結局のところ女が原因なのかよ!とか、おいおいそこでトドメを刺さないのかよ!とか突っ込みどころ満載でしたが、大画面で見る喜びを感じられる、スケールの大きい戦闘シーンで帳消し(か?)。

「スラムドック・ミリオネア」、見てる間は大変楽しかったです。まぁ、なんとなく軽いというか浅い印象はぬぐえませんが、あの映像と音楽のセンスはなかなか。

「This is it」、マイケルのパフォーマーとしての素晴らしさもさることながら、優しく純粋(であろう)人となりがかいま見えて、こんな人だったんだ、という驚きが。こういう姿をもっと積極的に見せていれば、奇人・変人イメージがあんなに強くはならなかったであろうに。

……全部の映画について書いてたら大変なことになるので、この辺で。

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2009年10月26日 (月)

[映画]きみがぼくを見つけた日

公式HP
本国では2009年8月14日公開なので、そんなにあかずに日本で公開されたんですね。

<ストーリー>
自らの意思とは関係なく時空を超えて過去・現在・未来を行き来してしまうヘンリーは、シカゴで図書館司書をしていた。ある日、クレアという見知らぬ女性に親しげに声をかけられ、食事に誘われる。ヘンリーはクレアのことを全く知らなかったが、クレアは6歳の時に初めて40代のヘンリーに出会って以来、彼のことをずっと“待って”いたのだった。ようやく同時代で巡りあえた二人は愛し合い、結婚するのだが……。


この映画、プロデューサーにブラッド・ピットが入っているのですね。
それで脚本は『ゴースト/ニューヨークの幻』のヒトだそうで。
だからというわけではないでしょうが、綺麗な純愛映画という感じです(もともと原作が恋愛小説ぽいですが)。
タイムトラベルについては、突っ込もうと思えばいくらも突っ込めるんでしょうけれど、あれこれいうのも野暮だと思うので、その辺は考えるのをハナから放棄。。。

しかし、ベンジャミン・バトンでは若返りにあれだけCGを駆使したっていうのに、この映画の老け・若返りメーク(?)は地味というか何というか。
もしや髪型変えただけでは?という疑惑が。
20代ヘンリーも40代ヘンリーも大して変わらんがな~(まぁ白髪で老けたって分かるけど……)。

クレアを演じるレイチェル・マクアダムスはとても一途で健気さのある美しさが印象的だったし、バナもイイ男なんですけどね~(あ、あと子役も素晴らしい)、時・場所お構いなくいなくなってしまい、いつ帰るとも知れない男と一緒に生きていくクレアの苦悩と葛藤、でもやっぱりそれでも愛してる、みたいな部分の描写に、もう一押しあって欲しかった、というのが正直なところではあります(先に小説に手をつけてしまっているのでそう思うのかもしれませんが)。まぁ、あまりやるとドロドロになってしまうのでアレですが。

レイチェル・マクアダムスはこの作品で初めて知りましたが、良い女優さんですね。
全体としては何かがビミョーに食い足りない気がするのですが、役者さんを見るのであれば◎といったところでしょうか。

ひとまず、原作を掘り起こして最後まで読んでみようかと思います。

★★★

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2009年10月22日 (木)

[映画]きみがぼくを見つけた日

公式サイト

原作の「The Time Traveler's Wife」をダラダラを読みつつ放り投げていた(というかどこに置いたか分からなくなってしまった)のですが、映画化されたという話もきいて、ひそやかに日本公開を待っておりました。
気が付いたら10月24日(土)公開だそうです。

015602943XThe Time Traveler's Wife (Harvest Book)
Mariner Books 2004-07-05

by G-Tools

自らの意図とは全く関係なく突然タイムトラベルしてしまう図書館司書ヘンリーと、その妻クレアの物語。

ジャンルはタイムトラベル物で、その実バリバリの恋愛小説なんだと思います。

エリック・バナは好きだけど、ヘンリーとはちょっとイメージ違うんだよなー。バナ、司書に見えるかな?(それとも映画は違う設定なのかしらん)

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2009年9月30日 (水)

[映画]ウルヴァリン X-men Zero

公式HP

ウルヴァリン・ビギンズ。

X-menシリーズ、どれかは見てるんですが内容を全くといっていいほど覚えてないので、果たしてコレ見て楽しめるかなぁ、、、とやや二の足を踏んでいたのですが、ヒューヒューが南北戦争コスプレをするときいて、それを目当てに行ってきました(動機が不純過ぎ)。
……南北戦争は本当に一瞬でしたが、まぁそれは良いや。

ローガン(ウルヴァリン)が、南北戦争、ノルマンディー上陸作戦、ベトナム戦争と、長きに渡って兄ビクターとともに戦いに明け暮れ、、、という冒頭のシーンは短い時間でさまざまな要素(ローガンが徐々に戦いに倦んでくるのに対し、兄は凶暴さを増していく様など)を端的に説明していてなかなか良かったです。

それにしても、バっチバチのアクション映画でしたねー。
アメコミ特有のあり得ない技もてんこ盛りで、ほとんどお笑い一歩手前ではありましたが、ギリギリスタイリッシュに仕上げたといって良いのではないでしょうか。
エージェント・ゼロ、二丁拳銃とリベリオンもどきのアクションが可笑しくって結構ツボ。
ヒューさんもあんなにでっかいのに、ちゃんと動けてますね(当然スタントはいるんでしょうが)。
いやー、本当にスタイル良すぎだし、惚れ直してしまいます。

ヒューはもっと陽性の華のある役の方が似合うのに……(それでもって歌ってくれれば文句無し!)と常日頃思っておりましたが、今回は猛々しさの裏に見え隠れするヒューならではの誠実な雰囲気や憂いといった要素が、アメコミのB級っぽさをかなり軽減していて、「きちんとした映画感」をかもし出しておりました。
その人がいるとそれだけで作品のクラスが上がるような印象を与える俳優っているんですよねー。
クリスチャン・べイルなんかも同カテゴリーではないかと。

今回、音楽が良かったです。
最初ハンス・ジマーか?と思いましたが、ハリー・グレッグソン=ウィリアムズだそうで。「キングダム・オブ・ヘヴン」や「ナルニア」などを手がけているようです。
いかにも映画音楽らしいスケールと煽り感があって、特にアクションシーンのノリの良さが素晴らしいです。
サントラ欲しくなっちゃった。


★★★+

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2009年9月15日 (火)

[映画]96時間

公式HP

ストーリー:娘をパリで誘拐された元CIA工作員が大暴れ。

予告編を見て、もっとイロモノ系かと思っておりましたが、意外とまともなアクション映画っぽい作りでした。

なんかねぇ、ターミネーターかランボーかって思ってしまいました。
リーアム・ニーソン、一見、善良な市民で子煩悩の良きパパ(というか心配性で過保護)なんですが、現役時はさぞや凄腕のエージェントだったんでしょうねぇ、、、よりによってこんなのの娘を誘拐せんでも、、、と思わず犯人たちに同情してしまう、清清しいまでのキレっぷりでした。一体何人殺したんでしょ、この父。
これがダニエル・クレイグあたりだったりしたら、あまりにも酷薄過ぎるよなぁ、、、なんて思ってみておりましたが、基本的に良い人な感じの、しかもちょっと文芸っぽい雰囲気もあるリーアム・ニーソンだから、あの情け容赦の無さも「娘心配故の狂気」として納得させられてしまうというか。大人しそうな人がいったん切れると手に負えなくなる見本みたくなっていて、妙な説得力がありました。
リーアム・ニーソン、何しろあのデカさなのでアクションやったらどん臭いんじゃないかと心配をしていたのですが実際は結構キレもあり、しかもこれでもかとCIAのワザを繰り出す様が意外と似合ってました。

話は超シンプルですが、その分、尺も93分とコンパクトで良かったです。

★★★+

続きを読む "[映画]96時間"

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2009年8月 5日 (水)

[映画]サマーウォーズ

公式HP

<ストーリー>
ネットワーク上の仮想世界OZに起こったトラブルは現実世界にも波及。世界崩壊の危機に、内気な理系少年と戦国武将の末裔の一族が戦いを挑む。

「面白い」という評をきいてはいたものの、半信半疑というかほとんど「疑」で見に行ったのですが、これがもう、とんでもなく面白かった!です。
久々にアニメを見て血が沸いたり震えがきたりしましたですよ。

これ、どのくらい宣伝されてんでしょうかね。
テレビを見ないので全然分からないのですが、こういう作品こそ売れて欲しいって思うのですよね。
個人的には、「WALL・E ウォーリー」に近いレベルで人に勧められる作品です。

物語の舞台は、長野上田の旧家。そしてネット上の仮想世界OZ。
この二つの世界をきちんと作りこんでコントラストを付けて、それでいて一つの作品の中で違和感を感じさせないようにうまくまとめているのですよ。
洗練された構築力というか、なんとも「手練」という感じです。

映像もハイクオリティです。
上田の風景は真面目に「なんだこれ……」って思うほど美しくて、家具なんかの質感描写なんかも生々しくて、「うわ、気持ち悪っ」って思ってしまいました(←褒めてます)。
あとでパンフレットを見たら美術監督は武重洋二氏、お仕事歴にはジブリのものすごい作品群が並んでおりました。。。

監督いわくアクション映画だそうですが、少年の成長物語でもあるし、家族ものでもあるし、冒険活劇でもある。なかなか一口ではジャンル分けしにくいですが、やっぱり一番大きなテーマは「親戚」でしょうか。
血縁によるネットワークをポジティヴにとらえていて、親戚の良さ、みたいなものをかなりストレートに押し出しています。
でも別に説教臭くも暑苦しくもウェットでもなく、うまく爽やかに描いているな、という印象。
夏に帰る田舎があるって良いよねって気分にさせられます。

話の転がり方もスピーディで、ダレることなく最後まで行けました。ちゃんと山がいくつも設定されていて、クライマックスに向けてドン、ドン、ドンと盛り上がっていくのが実に気持ち良いです。
職人芸ですね~、というと、冷静に感心しているように見えますが、見ている間はかなりワクワクハラハラドキドキさせられました。

そんなわけで、この夏の個人的激推奨映画です。
もう一回見に行こうかな。

★★★★

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2009年7月 4日 (土)

[映画]天使と悪魔

公式HP

ひたすらざっくりいきます。

相変わらずオリエンテーリングな映画だなー、と思いましたが、前作よりは面白く見られました。
っていうか、そもそも「ダ・ヴィンチ・コード」のことはもう何も覚えてなくて、しかも大して面白くなかった、とかそういう印象しか残ってないんで。。。

とりあえず、私はカメルレンゴ・ユアンを堪能しました。
いやー、冒頭でユアンが出てきた時は、正直「うわ、オッサンになったなー!」って思ってしまったんですが(すんません……)、なかなかどうして、腐っても童顔ですね。
無垢な感じとか、あの妙にホワホワしたしゃべり方とか、がっつりツボに入りましたー。
かわゆいです。
予告見た限りではどうかな?と思ってた聖職者役のいでたちも、思いもかけずバッチリはまってました。
ある部分、ジェダイっぽく見えたのは、まぁご愛嬌でしょうかね(坊主のくせに○○飛ばすし……)。

原作を読んだ方からは、カメルレンゴ的に惜しい!という声も聞くんですが、うーん、ここは一つ原作読んでみますか。。。

ところで、今回ますます、ラングドンの使えなさ加減に拍車がかかってませんかね。
ラテン語、イタリア語がダメってのは、あの手の学問をやる上では致命的ではないかと思うのですが。
これが007だったりすると、ラテン語を女性の物理学者に読んでもらうシーンなんかは、「こ、コイツ、たらし込みに入ってる…!(本当は読めるくせに!!!)」な感じになるんでありましょうけれど、ラングドンの場合、あ~、こりゃ本当に読めないんだな、、、な空気が漂うんですよね。。。
本当にハーヴァードの先生なんでしょうかね。
インディ・ジョーンズがプリンストン大の先生って方が、まだ納得できるような気がしてきます
(この比較もいかがなものかと思いますが)。


さて、原作、邦訳と原書、どっちを読んだもんか。洋書700頁はさすがにちょっとハードルが高い。。。

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2009年上半期に見た映画

恒例の、半年のまとめ。

<上半期>
・チェ 28歳の革命
・レボリューショナリー・ロード ~燃え尽きるまで~
・007 慰めの報酬
・ヘル・ボーイ/ゴールデン・アーミー 
・チェ 39歳 別れの手紙
・ベンジャミン・バトン 数奇な人生
・今、僕は
・オーストラリア
・レッドクリフⅡ
・グラン・トリノ
・スラムドッグ・ミリオネア
計11本

上半期のNo.1はダントツで「グラン・トリノ」。
というより、2009年通してもぶっちぎりでしょう。
このレベルの映画を年に2本も見られるということはまずあり得ないと思います。

個人的には、「レボリューショナリー・ロード ~燃え尽きるまで~」も大変良かったです。
夫婦が壊れていく様、じゃなくて、もともとボタンがかかってなかったということに気が付いていく様を克明に描写してまして、結構シビアなんですが、割とスルスル見られるんですよね。
見る人の立場によって好き嫌いというか共感できるか否かがものすごく分かれそう、という気はしますが。。。

「ミルク」を見たかったんですけど、見損ねてしまいました。

ついでに下半期も書いておきます。(7月4日現在)
・天使と悪魔

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