カテゴリー「Pianist: Piotr Anderszewski」の63件の記事

2017年11月14日 (火)

第100回定期演奏会 レヴィ×アンデルシェフスキ  東欧・ロシア音楽の魅力

PACオケ

兵庫県立芸術文化センター

兵庫県立芸術文化センター


2017年10月7日(土)、8日(日)
開演 15:00 (開場 14:15)
会場 芸術文化センター KOBELCO大ホール

コダーイ : ガランタ舞曲
バルトーク : ピアノ協奏曲 第3番
プロコフィエフ : 「ロメオとジュリエット」組曲 (抜粋)

アンコール(両日)
●ソリスト
バルトーク:3つのチーク県の民謡
●PAC
チャイコフスキー:「白鳥の湖」より“ハンガリーの踊り”


兵庫芸文で、アンデルシェフスキのバルトークp協3番を聴いてきました。
公演は6日(金)、7日(土)、8日(日)と3日連続だったんですが、さすがに金曜日はパスして、土日の2日間で。
ナメてかかって出遅れたら、週末の関西はホテルが混み混みで、押さえるのが大変でしたが。。。


相変わらずピアノのことしか語りませんが、悪しからずご了承を。

まず7日(土)。
甚だ意志の強いピアノで、終始揺るがず弛まず。
奏者のやりたい通りに音楽が鳴っている感じで、曲がすっと聴き手に届いてきます。
リズム感が非常に鋭利で、説得力抜群(さすがハンガリー語話者?と思わせる)。
全体、骨太・強靭な印象ながら、2楽章は思索的で、静謐な宗教音楽の趣でした。

ぴおとるさん超目の前の席で、まぁ特等席ではあったんですが、本人が弾きながら歌ってる声が結構聞こえてきて、若干音楽に集中できず、というアレな状況。
いくら好きでも、本人に近けりゃ良いというものでもない、ということが良く分かりました。
もう2、3席右側、本人ではなくてピアノの真下がベストかな、という気も。


翌日、日曜日。
全日はピアノの真ん前で音響も何もあったものではありませんでしたが、今日の席は右バルコンで、全体が把握できて良かったです(その分ピアノの細部は聞こえませんでしたが)。
兵庫芸文、ホールの印象としては、残響はあるけどややドライ?
ちょっと色気が無いというか。
悪いわけではないと思いますが、良いかと言われるとうーん、みたいな。
あと、ちょっとハコ(空間)が大きいですかね。

バルトークは、やはり、2楽章が印象的で、現世にそっとお別れを告げるような、透明感のある音楽でした。
3楽章のフーガはさすが歯切れが良くて男前。
総じて、ぴおとるさんのリズム感やアクセントの付け方がオケより数段シビアだなと思いました。
オケとピアノ、ちゃんと対話にはなっていますが、キャラが等価かというとそうでもなくて、エッジがちょっと丸いオケに、ピアノが鋭く斬り込んで音楽の輪郭をクリアにする形だったかなと思います。

ハコの大きさを考慮したピアノの鳴らし方なんだろうなぁ、、、と思う部分が多少ありまして。
ダイナミクス・レインジは大きいし、響きも締まってるけど、音色の多彩さ、精妙さからいえば、前回フルシャとやった時の方に軍配があがるような気がしました。
あの時は神演奏だったと思いますが。。。

などとブツブツ言ってますが、おそらくこの曲も、ぴおとるさん的にハズレ無しな曲なんだろうと思います。
安定してハイクオリティなレパートリーではないかと思うので、機会があればまた聴きたいです。

北九州のリサイタルはパスしたので、これにて秋のぴおとる祭りは終了。

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2017年11月13日 (月)

ピョートル・アンデルシェフスキ ピアノ・リサイタル

くらしきコンサート

第102回くらしきコンサート
「ピョートル・アンデルシェフスキ ピアノ・リサイタル」
2017年10月3日(火) 午後7時開演
倉敷市芸文館

プログラム
モーツァルト  幻想曲 ハ短調 K.475
モーツァルト  ピアノ・ソナタ 第14番 ハ短調 K.457
ショパン  ポロネーズ 第7番 変イ長調 op.61「幻想ポロネーズ」
             * * * * *
ヤナーチェク  草陰の小径にて 第2集
J.S.バッハ  イギリス組曲 第6番 ニ短調 BWV811
 
アンコール
ショパン  マズルカ ハ短調 op.56 NO.3
ショパン  マズルカ ロ長調 op.56 NO.1
ショパン  マズルカ イ短調 op.59 NO.1

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8月から10月にかけて公私ともに移動しまくりだったんですが、結構キツかったのがこの倉敷。
このすぐ後の週末の兵庫(バルトークのピアノ協奏曲3番)に行く気満々だったこともあり、倉敷は正直行かなくても良いかな、、、(どうせ来年の3月にリサイタルで来るし)と大分迷ったんですが、せっかく休みが取れたので、行ってきました。

結果的には大正解。
日頃なんだかんだと口煩いファンでごめんなさい、な私ですが、もう文句無しに良かった!!!です。
近年稀に見る素晴らしさで、個人的ぴおとるさん史では一二を争うレベル。
一番は2011年サントリーですが、方向性は全く違えどそれに匹敵するくらい素晴らしかったです。

いやー、本当に頑張って行って良かった…。
こういうことがあるものだから遠征は止められません。
別に東京公演だから演奏が良いってわけでも無いし(もちろん中央だと気合いが入る可能性は高いですが)、いつどこで大当たりコンサートに遭遇するか分からないんですよね。

あまりにも素晴らしいものだから、モーツァルトではやたら幸福感に包まれ、もうこの世にピアニストはこの人だけで良いやと思ってしまいました。
もちろん、冷静に考えればそんなことは無いんですが(あの人もこの人も好きだ)、この時は本気でそう思ったんですよね。
バッハでは、無神論者のクセに、これは神様が何かご褒美をくれたのかな?私最近何か善行おこなったっけか?などと埒もないことをツラツラ考えてしまう始末。
いやでも本当に、音楽の神様ありがとう。


モーツァルトの幻想曲。
極小のピアニッシモの凄み。
ピアニッシモも、極めると恐いということが分かる。
前に聴いた時よりドス黒さは減じていましたが、音楽が完璧に手の内に入り、表情も起伏もここまで突き詰められるのか、という演奏。
間(ま)がとても印象的で、予想よりも気持ち(一呼吸)長め。
そこに空間が生まれる妙。
2次元ではなく、3次元の音楽。

私は黒アンデルさん、白アンデルさんと言ったりするんですが、この日は白アンデルさん降臨の日でした。
ものすごく集中はしていたけれど、骨身を削るような切迫した感じではなく、どこか明るさやポジティブなオーラがあって、まったき音楽に触れている感がありました。

それにしても、モツソナ14番の手の込みようといったらなかったです。
一楽章は緊張感が漂い、二楽章では極限まで音量を絞って、薄い氷の上を歩くような繊細さ。
フレーズフレーズ、一音一音とことん考え抜かれていて空恐ろしいほど。
それでいて、音楽は、今まさに生きて、滔々と流れている。
この両者(精巧な作り込みと、その結果の即興性とでも言いましょうか)が両立してしまうのが、ぴおとるさんの稀有なところなんですよね。

ショパンの幻想ポロネーズ。
これもまた鬼のような、限界に挑戦するようなピアニッシモで、音を、旋律を細心の注意を払いながら紡いでいましたが、聴きどころはピアニシモだけではなく。
大きく取られた間(ま)は、小宇宙的な雰囲気を醸し出します。
静けさの音楽かと思いきや、明暗のコントラスト、感情の振幅はとても大きく、哀切を湛え、毅然としていて勇ましくもあります。
幻ポロは、基本的に起承転結が分かり難く、とらえどころの無い曲だと思うので、聴き手に素直にああ良い曲だなと思わせるのは結構難しいような気がします。
この日の演奏は、幻想曲風の型や枠を逸脱するような雰囲気を帯びつつも、存在の確かさというのかな、しっかりした軸を感じさせる、説得力を備えた名演だったと思います。

幻ポロに関してはおそらく滅多にないことだと思いますが、もう、単純に感動したというか、グッときたというかで、ああこりゃ名曲だなって素直に思いましたね(結構泣きそうだった)。

あと、技術面が大分ブラッシュアップされたのか、苦手なのかな?と思っていた箇所も無事にクリアされててホッとしました。

以前聴いたものとは、外見も中身もなんだか別物のようでしたね。
やっぱりワンシーズン弾きこむと、技術面、表現面ともに大分違うんだろうなぁと思いました(まぁこの両者は両輪の輪みたいなもので、技術面が上がると表現面も深まるということはあるんでしょうけれど)。

ヤナーチェクの草陰の小径にて第2集。
安定のヤナーチェク、もはや十八番の域ですね。
ぴおとるさんって絶対、まんまこういう人だよねー以上、みたいな演奏でした。
風のようで、強靭で、くるくる表情が変わって、しなやかで、時々不条理で、でも一本芯が通っている。
演奏は人なり、だと思うんですが、どうでしょう。

バッハのイギリス組曲6番。
私この曲ピョートルさんで聴くの多分6回目ですが、本当によく弾き込んであるなーとしみじみ感動。
ヤナーチェクから拍手なしでプレリュードに突入、スラヴの超インナーワールドあるいは個人的なモノローグ的世界から、厳格なバッハの小宇宙へ一変。
これは見事な切替でした。

プレリュード、ゆったり深々と進む導入も素晴らしいけれど、テンポアップしてからが白眉。
キレキレノリノリで、実に鮮やか。
対位法の縦横無尽の応酬で、壮大な大伽藍が完成するのを見るよう。
全く隙が無く、息もつかせぬ押し押しモードのあまりのカッコよさに、思わず惚れ直しました

最後のジーグまで全く緩まず、でしたが、数年前(サントリー)の人を殺せそうな壮絶な終曲とはかなり別物でした。
音楽のフォルムの甘さを排除するストイシズムや、攻めるところは攻める攻撃的な面はありつつ、終始、これは今日は機嫌が良いよね、と思わせる明るさ(本人比)がありました。

この辺の明るさは、ある種の余裕なのかもしれないし、円熟と呼ぶべきものなのかもしれません。
以前の壮絶かつギリギリな感じのバッハもインパクト大だし、ぴおとるさんしか成しえない世界だとも思うけれど、今回は今回で大変に素晴らしいと思いました。
謹厳さと伸びやかさ、ガッチリとした構築美と縦横無尽の運動性など、明と暗、プラスとマイナス、相反する要素が見事に並び立っていて、それは見事なバッハでありましたよ。

アンコールはショパンのマズルカ3曲。
大サービスですね。
どんだけ機嫌良かったんだろ。
ピョートルさんのマズルカ、私は好きですけど、アレ、普通に良いんだろうか?とも思ってしまったのは、リズム感の部分。
二曲目はリズムの取り方(アクセント)が大分珍しい感じだったような。。。

なお、ショパン・マズルカのop.56とop.59は、昨シーズンのプログラムで幻想ポロネーズと合わせて弾いていた曲です。

北九州のリサイタルは諸般の事情でパスしましたが、もう完璧に満足しきったので、全然悔いは無かったです。
むしろ上書きしたくなかったので良かったかなと。


兵庫のバルトークに続く。

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2017年11月11日 (土)

Chopin and his Europe Festival

Chopin and his Europe Festival
26 Aug. 2017 20:00

公式サイト:26 August 2017

Piano recital
Warsaw Philharmonic Concert Hall
Piotr Anderszewski(piano)
Apollon Musagète QuartettApollon Musagète Quartett

プログラム:
Andrzej Panufnik String Quartet No. 2 'Messages'
Leoš Janáček On an Overgrown Path II
Fryderyk Chopin Polonaise-Fantasy in A flat major, Op. 61 Op. 61
Wolfgang Amadeus Mozart Piano Concerto in A major, KV 414 (cameral version)

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今年の夏は、念願のポーランドへ。
本命の用事は別にあったのですが、いつか行きたいと思っていたワルシャワの夏のショパン祭り(Chopin and his Europe)に寄ってきました。
結構長丁場の音楽祭で(今年は8/12-8/30)、若手から大御所(シモン・ネーリング、エリック・ルー、チョ・ソンジン、オールソン、プレトニョフ、アルゲリッチ等)まで錚々たるメンバーが集うので、しばらくワルシャワに滞在してコンサート三昧も良いだろうと思ったんですが、今回は諸般の事情で一つだけ。

今回のおめあてはアンデルシェフスキでしたが、ショパンコンクールが行われるワルシャワのフィルハーモニーホールは、ピアノクラスタ的には一度は行きたい場所。
さすがに雰囲気も音響も素晴らしかったです。
席は7列目くらいでやや右でしたが、音が上を素通りする感じは全くなく、非常に良好な音響で満足。

謎だったのが、なぜか廻りはフランス人ばかりで、皆さん、パリから追っかけてきてるのかしら???と、ちょっと不思議な感じでした。

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ピアノ・リサイタルだとばかり思っていたら、弦楽四重奏と一緒というやや変則的なコンサートで、あれ、いつ変わったのかな???と(それとも最初からそうで気がつかなかっただけかしら・・・)。

そして、曲順変更で、弦楽カルテットの後にいきなり幻想ポロネーズでした。
これが、凄かった。
こんなに繊細、玄妙で、しかもスケールの大きな幻ポロ、ピョートルさんに限らず、初めて聴きました。
ホールの音響のせいか楽器のせいなのか、ピアノがとにかくよく鳴るなぁと。
以前聴いて腑に落ちなかったところも、しっかり詰められているというか、ピースがピタピタとはまっていた印象です。
危ない箇所もありましたが、ああいうガラの大きいショパンなら、荒ぶる演奏も説得力があリます。

ヤナーチェクは安定のヤナーチェク。
ヤナーチェクってお国物だっけ?(違います)というくらいしっくりくる演奏。
ppからffのダイナミクスレインジの幅が非常に広く、音の階調、彩度も多彩。
どこか不可思議な印象もある曲調を、実に神秘的に紡いでいて、こういう普通ではない雰囲気を「自然に」出すのは、アンデルシェフスキの右に出る人はなかなかいないのではないかと思います。
アンデルシェフスキの場合、ことヤナーチェクに関しては、基本的にハズレの演奏を聴いたことがありません。

モツコン12番の室内楽版(コントラバスも有)、これもバッチリ隙無くハマっていました。
ショパン祭りだけど、ショパンは口実というか、メインはどうやらこっちではなかろうかと。
甘過ぎないモーツァルト。
なかなか貴重なものを聴いたな。

アンコールはショスタコーヴィチのピアノ五重奏曲の3楽章。
全く緩みのないギュッと締まった演奏で、リズムの刻みがカッコ良かったです。
ショスタコ、ピアニスト的にはお好みではないのでは?と思っていたけれど、意外や意外、男前度の高い、グイグイ前に出る演奏でした。

夏のワルシャワはとても気持ちが良いので、ピアノ好きには特にお勧めの音楽祭です。

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2017年7月 6日 (木)

Piotr Anderszewski Piano Recital

今更ですが、備忘録として(もう大分忘れてますが)。

Piotr Anderszewski Piano Recital 安德佐夫斯基鋼琴獨奏會
2017年3月12日(日)19:30 National Concert Hall 國家音樂廳(台北)

<プログラム>
Mozart: Fantasia in C minor, K. 475
Mozart: Sonata No. 14 in C minor, K. 457
Janáček: On an Overgrown Path, Book II
Chopin: Three Mazurkas, Op. 56
Chopin: Three Mazurkas, Op. 59
Chopin: Polonaise-Fantasie, Op. 61

Piotr Anderszewski Piano Recital

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ピョートル・アンデルシェフスキ、台北リサイタルに行ってきました。
ナショナルコンサートホール、キャパは2074席だそうで、結構大きなハコでした。
3階席の販売は無しで、8割くらいの入りでしたかね。

前半はモーツァルトで、1785年出版の幻想曲k.475とソナタk.457。
ソナタの前奏としての幻想曲という意味合いもあってか、幻想曲からソナタは間髪入れずの演奏でした(プログラムにも、連続演奏の記載あり)。

それにしても、昏い。
左手が下支えしていて、重心が低い。
CDの印象よりも大分重厚。

幻想曲は、地を這うような導入。
ウェットな響きは、暗闇の中、湖面を滑るように進む舟を想像させる。
単調から長調に切り替わって、おや浮上するか?と思わせるものの、どうにも浮かびあらない。
希望の光が無いわけではないけれど、あちこち彷徨った挙句、結局は救われない、そんな音楽。

アタッカでソナタへ。
いやそれにしても堅牢なモーツァルトですこと。。。
力強くて骨太な印象で、ベートーヴェン的。
タッチがやや重たいように思ったけれど、これは意図的なものなんでしょう。
3楽章を聴きながら、モーツァルトは「悲しい」のかもしれないけれど、アンデルシェフスキのモーツァルトは、疾走する哀しみではないのだなぁと思う。
後半の間(ま)の取り方のせいだと思うけれど、さっと過ぎ去ってしまう悲しみではなくて、暗い奈落を目にするような、そしてその時が永遠に止まるような、そんな気にさせられました。

黒アンデルさん炸裂で、これはもう、ピアニストのインナーワールドにみっちり付き合う時間だなと。
やり過ぎ感が無くも無い、濃密かつへヴィなモーツァルトでした。


休憩後はヤナーチェク。
繊細なピアニシモで、オーガンジーを何枚も重ねるように、不思議な響きを何層もふわりと浮かび上がらせる至芸。
見事に手の内に入った演奏で、支離滅裂というか、話題が前触れもなくコロコロと変わるかのようなヤナーチェク節を、実にナチュラルに、スムーズに表現。
話題も気分も目まぐるしく変わるのに、音楽の流れに違和感が無いのが不思議。
音楽のアクセントの位置、リズムの重心が独特だと思うけれど、とっちらかった感じにならないのはさすがです(リズムなんかは、言語的な近さも関係あるのかな、と思ったのですが、そんなに近くも無いのかな)。
とはいえ、切迫感、奇矯さ、唐突さといった要素も、随所で見事に前に出てきます。
そして、アンデルシェフスキは、横の旋律の作り方だけではなく、縦の表現(和音)も上手いです。
横の線というか、面的なものを、和音で上から切り裂くような印象。
なんかそういう意味では、ヴィジュアルな演奏でした。

マズルカはお国モノと思ってきくと、え?え?え?と思うかもしれません。
ポーランドの田舎の土っぽい民族舞踊とも、フランスの貴族的洗練ともちょっと違うよなぁ、、、と。
たとえが正しいか分かりませんが、何となくバルトークっぽいなと。
最近思うのは、彼はショパンよりバルトーク、ヤナーチェクの方がしっくりくるということ。

ポロネーズ・ファンタジーは、良かったんですが、一部見通しが悪い気がしたのと、ここぞというところでするっといかれてしまった感が。
うーん、期待値が高過ぎたかな。
冒頭の入り方とか、リズム感なんかは素晴らしいと思ったんですが。
次に期待、というところでしょうか。

次はワルシャワで聴く予定です。
(秋に西日本に来ますが…)

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2016年4月 5日 (火)

Piotr, Happy Birthday!

April 4 is (was) Piotr Anderszewski's 47th birthday.
Happy belated birthday!!
You are a gift to the world.
I hope you have a beautiful day and this is the begining of your greatest, most wonderful year ever!


またちょっと遅れてしまいましたが、ぴおとるさん、お誕生日おめでとうございました。
ヨーロッパはまだ4月4日なのでお許しを。
今サバティカル中のようですが、いつ頃お戻りでしょうかね~。
この機に少しレパートリーを増やしていただければ嬉しいです。
何はともあれ、ハッピーで充実した1年をお過ごしいただきたいと思います。

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2015年4月 5日 (日)

今年も遅ればせながら

Piotr, happy belated birthday!
You are a gift to the world.
I hope this is the beginning of your greatest, most wonderful year ever

I can't wait for your next concert in Japan.

すみません、今年も遅ればせながら、ぴおとるさんことアンデルシェフスキさん、お誕生日おめでとうございました(昨日、4月4日に46歳におなりでした)。

次の来日、いつになるんでしょうねぇ。
またサバティカルを取るという話もあるし。
プログラム次第では、またどこかに聴きに行きたいなぁ。

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2014年10月 5日 (日)

アンデルシェフスキ in バッハ祭り

2014年9月5日(金)11:00~ ケーテン城、J.S.バッハ・ホール

<プログラム>
J. S. Bach
Englische Suite Nr. I A-Dur BWV 806
J. S. Bach
Englische Suite Nr. VI d-Moll BWV 811
Ludwig van Beethoven
Sonate für Klavier Nr. 31 As-Dur op. 110
Robert Schumann
Novellette fis-Moll op. 21/VII
Köthener Bachfesttage 公式HP

夏休みに、どうにかしてどこかでピオトルさんのリサイタルを聴けないものか、、、と検討した結果、ケーテンなる地で行われるバッハ音楽祭のリサイタルに照準をロックオンしたのが6月のこと(エディンバラ、オールドバラはお盆中にて断念。飛行機高過ぎ)。
その時は休みが取れるのかとか仕事大丈夫かとか色々不透明でしたが、無事夏休みをゲットし、行って参りました。
当初、ケーテンどこそれ美味しい?みたいな状態でしたが、まぁ何とかなるものです。
チケットはネットで取れ、交通(電車)の便もさほど悪くなく。
ただ、サイトは全部ドイツ語だし、音楽祭なので街中の教会等含め会場がいくつかあるわけですが、サイトに地図も載ってないし、詳細がよく分からん状態で現地へGo。
とりあえず会場に行けばすぐ分かるかと思っていましたが、結構分かりませんでしたヨ…。
まぁそれでも何とかかんとかホールに辿り着きました。
意外なことに日本人多数でして、どうやらツアーでいらしていたようですが、そこかしこから日本語が聞こえてきました。

小さなホールでしたが、満席ではなく。
客層は年配の人が多かったですかね、やっぱり。

前半はイギリス組曲1番、6番。
英1、以前聴いた時には可憐って思いましたが、今回は楽器のせいもあるかもですが、割と重めの印象。
冒頭からペダルの使い方がとにかく印象的でした。
長く踏んで響かせる部分と、ノンペダルの部分とのコントラストも効果的でしたが、音の質感の変化もものすごくよく考えられており、まぁとにかくペダリングの上手さが際立った演奏でした。
ペダルが結構長いところがあるんですが、(混濁してもおかしくないくらい)長く踏む必然性がきちんとある、と思わせるのですよね。
ダンパー・ペダル、ソフト・ペダルともに、ぴおとるさんのバッハ演奏におけるペダルの意味みたいなものを強く意識させる1番だったと思います。
あと、カツゼツが良い、というのはいうまでも無いのですが、アーティキュレーションが極めて明瞭で、どこでフレーズを区切るのか、どこからどこまでを塊として捉えるのか、という意思がはっきり伝わってくるし、対位法の横のラインが見事に浮き上がってくる様は、これぞバッハの醍醐味だなとしみじみ感心いたしましたよ。
そして、左手と右手という分け方ではなく、あくまでも旋律・フレーズ単位でタッチや音色が劇的に異なっているのは、本当に名人芸ではないかと思います。
楽譜をきちんと追いかけないと、左手と右手がどこでどう切り替わっているのか、よく分からないのではないかな。

続く英6がもうもう凄かった~!
鬼のような英6キターーー!!と大喜びしてしまいました。
ピアノさえ良ければ、マイベストだったかも?
2011年のサントリーの方が人を殺せそうな壮絶さがありましたが、この日の演奏も少し方向性は違えども素晴らしかったです。
集中度、緊張度が高くて、ジーグの骨身削ってます、という雰囲気は相変わらずでしたが、聴いてて辛い、あるいはシンドくなる感じではなく。
アグレッシブに畳みかける対位法の粋、という趣で押せ押せの演奏でしたが、絶妙にバランスが良くもあり、なんだか次元が違うなこれは、と思うなど。
うーん、やっぱりこれは円熟なのかなぁ(単にその日の調子という気もしますが)。
同じことをやっても本人のキャパ(器)が大きくなると、違って聞こえる、みたいな話なのかしら。
会場も盛り上がり、前半だけで3回呼び出しがありました。

あ、ピアノはフルコンではありませんでした。
音がちょっと鈍いというか、やや太めでもっさり気味だったような。
低音がぼやけている印象もあったのですが、まぁでも、最大限良い音で鳴っていたと思います。
前後半ともに、ppは相変わらずどこから鳴っているのか不可解な、異次元の響きで、ffは特に左、低音は相当強めに出していて、垂直的な鳴りでしたが、そういう弾き方をすることで音の輪郭の甘さを削ぐような感じだったように思います。

後半、シューマンのノヴェレッテop.21の8番。
前回(シンガポール)より大分好印象でした。
非常にユニークな解釈の角(かど)はキープしたまま、より洗練、精錬した感じでしょうか。
ガシャガシャした感じは落ち着きましたが、解釈自体は大胆さは失わず、でした。
曲が手の内に入って技術的にもこなれたのか、スケールの大きさも感じられ、確信的に自分の解釈を提示していて、自由でのびのびやりたい放題、といった感も。
自由で伸びやかではあるけれど、一方では、ここまで自分の解釈を模索・追究し、己にとってあるべき曲の姿を突き詰めるのは孤独だよな、とも。
スケールという点から言えば、会場とピアノのサイズに比して音楽のガラが大きい、とも感じました(そういう意味ではちょっと勿体無かったな)。
曲想のうねりや、場面転換のコントラストが強く、左手の轟音も凄まじいインパクトでした。
かなりオトコマエな演奏で、その分、軽み、洒脱といった要素はあまり無かったかな。
ぴおとるさんのピアノって基本文系だと思いますが、結構男っぽいよね実は、と改めて思いましたよ。
マッチョではない男っぽさがあるというか、頭の良いアスリートみたいな感じというか。
最近音量も増えたように思うし、繊細と剛胆が見事な対比、あるいは不思議な調和を見せながら同居してますね。

ベトソナ31は深遠な、完結した小宇宙。
文句のつけようが無い演奏、とはこのことか、と。
ひとつひとつの音に、フレーズに説得力がみなぎり、聞こえてくる音楽をただただ受け入れるのみ。
ベトソナ、またかって思った私をお許し下さい・・・・・・。
ベトソナを聴くと、いい年の取り方をしているなーとしみじみ思います。

アンコールはバガテルから3曲(シンガポールと同じ)。

もう言葉がありませんでしたよ。
今まで遠征したぴおとるさん関係のコンサートの中では(って大してしてないけど)ベスト・コンサートといって良いと思います。
もう満足仕切ってしまい、来たばかりだけれど明日日本に帰っても良いわって本気で思ってしまいました。

私の隣のご婦人(たぶんすごくぴおとるさんのことを好きなのだと思われる)は英6の後はブラヴォーを叫び、ノベレッテが終わった時には吹き出し、ベトソナの後は涙を拭っていました。
ええ、すっごいよく分かります、その気持ち。
笑うよね、あのノベレッテ。
悪い意味、馬鹿にするのではなくて、あーもうよーやるわ・・・って呆れて失笑する感じ?
あのユニークさと、我が道をとことん邁進する様、ある種の不器用さが愛おしくてついつい笑ってしまいます。
でも本当に、解釈に媚びや妥協がなくて、意志が強くて、個性的ですね、ホント。

2月の日本の2つのリサイタルがとても楽しみです。
さらにパワーアップして、元気に来日してくださることをお祈りいたします。

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2014年7月14日 (月)

21st Singapore International Piano Festival Piotr Anderszewski

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会場はSchool of the Arts ConcertHall。
国際ピアノ祭りとうたっておりますが、お祭りな感じはあまりなくてですね、まぁ地味というかこじんまりしてるというかなんというか。
客層は割と若々しい感じでしたが(受付等スタッフも若かった)。

プログラム
J.S. バッハ イギリス組曲第1番 イ長調 BWV806
シューマン ノベレッテ op.21より 第8番 嬰へ単調
J.S. バッハ フランス組曲第5番 ト長調 BWV816
ヤナーチェク 草陰の小径にて(Book2)
J.S. バッハ イギリス組曲第6番 ニ短調 BWV811

アンコール
バルトーク(いつもの)
ベートーヴェン 6つのバガテルより、1~3番

7時半スタートで、ピアノ祭りの最終日(クロージング・コンサート)ということもあってか、前説がありました。
調律師さんの紹介があったりなんだりで、結構長かったかな(奏者にとってはどうなんでしょうねぇ、こういうのって、集中そがれないかねって思ってしまいましたが)。
お客さんの入りはぼちぼちでしたかね。
満席ではありませんでしたが、寂しいという程でもなく。

全体の感想をざっくりまとめると、新曲(前半のイギリス1番とノヴェレッテ8番)は半年後にまた聴きたいです。
えーと、解釈の方向性自体は好きです。
というか、ぴおとるさんの演奏で、方向性自体に???ということはあまりないんですけど(まぁそこはやっぱりファンなので、基本肯定モードなんですよね)。
前半のフランスはじめ、旧レパートリーは安定のクオリティでした。
強いていえば、ヤナーチェクが一番良かったかな。
あ、アンコールのバガテルが出色の出来でした。
というか、アンコールが一番良かったかも。。。

バッハのイギリス1番は、ああ、これはかわいこ中年だなと。
明るさの中にどこか愛らしさがあって、良かったんじゃないでしょうか。
「かわいこ」というのは、別にかわいこぶりっこ(死語)してる、作ってるというわけではなく、このヒト元々まぁこういう愛嬌あるよね(かわいいオジオニイサン)、みたいな感じでしょうか。
もうちょっと若い頃にやったら多少違う雰囲気になったかもしれませんが(もう少しストイックというか愛想が無い感じというか…)、四十路半ばになって、素の部分が比較的素直に漏れ出てきてるんでしょうかねぇ。
少し丸くなったんだろうな、と。
これも間違いなくぴおとるさんだよねーと微笑ましく思いました。

逆に、ノヴェレッテ8番は屈託ありまくりの一筋縄ではいかないところが前面にでてたような。
タメとアクセントが強くて、感情の流れというより、感情の噴出が楔のように強烈に痕を残す演奏でした。
例えばシフの軽妙で洒脱な演奏と比べると、よろず、ただ今葛藤まっただ中、みたいな感じで、大分素直ではない演奏のように感じました。
普通は、曲想の移り変わりに伴う、重い軽い、明と暗、喜と哀のコントラストをはっきり出すんでしょうが、ぴおとるさんの演奏は、全体的に重めというか強めというか。
全体通じて、肩の力が抜けるところがあまり無かったような気がします。
大分ユニークな解釈のように思いました。
こういう風に弾く人はあまりいないんじゃないかなぁ。
まぁ、弾き込んでこなれてくれば、遊戯性、ファンタジー的な要素も出てくるような気がするのだけれど、根っこはシリアスな気がするんですよねぇ…。
さて、今後弾き込んでいく中で、どうなりますか。

フランス5番。
憶測ですが、フランス組曲5番は後から追加されたのではないかと。
この曲、さすがに手慣れているというか、よくよく練り込まれており、ぴおとるさん比で普通に弾けば悪くなりようがないのですよね。
実際、華やかでしっかりした演奏で、集中が切れることがなく、聴き応え十分でした。

前半、イギリス組曲1番、ノヴェレッテ8番、フランス5番と聴いた印象では、イギリスとノヴェレッテはまだ手の内に入ってないなと(イギリスは細部にちと怪しいところがありましたねぇ)。
特にノヴェレッテは元々曲想が目まぐるしく変わる曲ですが、狙ってではなく結果的にガシャガシャしてる(要するにまとまり切ってない)感もあり、フランス5番で前半最後を上手くまとめて印象アップを狙う作戦か?などと邪推。。。(本当に小うるさいファンで申し訳ない)

後半は、ヤナーチェクも英国6も良かったと思います。
ヤナーチェクは、不可思議で神秘的な雰囲気がよく出ていて、とても説得力のある演奏でした。
(まぁでもやっぱり、英国6はサントリーで聴いた演奏が一番です。あれはなかなか越えられないなー)

全体的に、弾き終わった後の表情は、笑顔少な目だったように思いますが、アンコールは大サービスでした。
いつものバルトーク+バガテル3曲で、ちょっとビックリ。
バガテルは久しぶりに聴きましたが、非常に確信に満ちた演奏で、眼福ならぬ耳福でしたわー。

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終演後はサイン会もありまして、バッハのCDにぐりぐりサインしていただきました。
あ、お召物はいつものパーカーではなくて、黒Tでした(暑いしね)。


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2014年7月 7日 (月)

シンガポール旅行記

まぁ旅行というか、スケジュール的にほとんど出張みたいなノリでしたが、行って参りました、シンガポール。

ANAの深夜便を使いまして、シンガポール到着は定刻だと朝の6時15分。
一応機内で目いっぱい寝ましたが、それでも4時間くらいかな。
コンサートを聴くにはちと寝不足。。。

入国で手間取りましたが(私が、ではなくて前の家族がどうも不法入国を疑われていたようで延々足止めを食らい)、タクシーに飛び乗り、7時半くらいにはめでたくお宿に着きました。
今回は超弾丸で時間も無いので、MRTはあっさり諦め、タクシー利用に徹しました。
まぁ、シンガポールはタクシーが安くて便利です。
空港から中心の宿まで2000円以内でしたから。

今回のお宿は、Rendezvous grand hotel。
公式HP
最初、お安くYMCAにしようかなーと思ったんですけど、こちらも割とリーズナブルだったので、コンサート会場の目の前ということもあって決定。
超高級というわけではありませんが、雰囲気は良く、帰って寝るだけなら十分です。

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チェックインはできませんが、ちょっと休憩…。

観光はほぼノープランだったんですが、午前中は、宿から歩いていけるリトル・インディアに行ってみました。

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テッカ・センターのマーケット。
カニ山積み。

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果物屋さん。
そこいら中で生肉切ってたりして、なかなか凄まじい。
こんな暑いところで、生魚とか生肉とか大丈夫なんだろうか、、、と少々心配になります。

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朝早いので、あまり人がいません。

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スリ・ヴィラマカリアマン寺院。

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スリ・スリニバサ・ペルマル寺院。
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同。
お祈りの邪魔をしてすみません。。。

余談ですが、リトル・インディアの大型ショッピングセンター、ムスタファ・センターでSDカードを買いましたが、声かけても店員がすぐに対応してくれないあたり、あ、ここってシンガポールっていうかインドなんだ、、、と思うなど(いや、インドに行ったことないけどさ)。

さて、機内で朝ごはんを食べてしまったので、朝ごはんはまぁ良いとして、問題はランチです。
とりあえず、前回シンガポールに行った時に食べて感動したチリ・クラブをまた食べたい!ということで、タクシー飛ばしましたよ。
いざ、チリ・クラブ有名店の No Signboard Seafoodへ。
シンガポールにいくつか店舗があるようで、Geylang(ゲイラン)のお店が安いという話もあったんですが、ゲイランはガシャガシャしてそうなイメージもあって(屋台風?)女一人飯はどうかっていう懸念もあり、落ち着いて食事ができそうなCentral内のお店にしてみました。

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意気込んで11:00に開店と同時に入りましたが、混んでるかと思いきやガラガラで拍子抜け。。。

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チリ・クラブ、一番小さいカニにして!って頼みましたが、それでも結構な量がありました。
完食しましたけど。
味は普通に大層美味しかったです(以前食べたものの方が美味しかったなーと思いましたが、アレどこだったんだろう…)。
値段はまぁ高めですが、そもそも一人でこんな蟹食ってる方が悪いんであって、数人でシェアすれば問題無しでしょう。

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お手拭きは出てきますが、こんなんなので、ウェットティッシュを持参しましょう。

午後は、中心からちょっと外れたところにある、ギルマン・バラックス(Gillman Barracks)へ。
Gillman Barracks公式HP
2012年、植民地時代のイギリス軍施設跡地に設立されたアート・スペースで、現代美術のギャラリーやThe CCA(Centre for Contemporary Art)、レストランなどがあります。
ミヅマ・アート・ギャラリー、小山登美夫ギャラリー、オオタファインアーツなど日本のギャラリーも入ってます。

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一つの建物にギャラリーが入ってるのかと思ったら、敷地内にいくつも建物があり、かなりバラバラと点在している感じ。

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Sundaram Tagore Gallery、写真の展覧会(Sebastiano Salgadoの個展)をやっていました。

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オオタファインアーツ。
シンガポーリアンのZai Kuningの個展を開催中で、作家もいました。

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左が小山登美夫ギャラリー。
隣のギャラリーには塩田千春作品もありました。

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塩田さんの話をちょろっとしたら、パンフレットをくれました(右)。
むー、仏像…。

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CCAの外観。
ギャラリーというよりは、こじんまりとした美術館。
ここは南洋理工大学(Nanyang Technological University)のリサーチ・センターだそうです。

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CCAの企画展、No Countryの展示風景。

一応、メインイベントは夜なので、早目に切り上げて宿に戻ろうと思っていたんですが、ここはタクシーは呼ばなきゃ来ません。
自動音声だけで何とかなるのかなぁ、と淡い期待を抱くも何とかならずに(日本の携帯番号が有効ではなかったのかも)オペレーターにつながりましたが、携帯の電波も良好で、聞き取りに支障をきたすようなこともなく。
予約番号を言われるのでメモ用紙必須です。
呼べば5、6分で来るので、便利っちゃ便利。

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夕方、宿に戻って昼寝してたら、ホテル内カフェのアフタヌーンティが終わってしまい、マンゴー・シブーストを食す。

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ホテルのカフェ、吹き抜けでなかなか雰囲気良かったです。

ふー、コンサートまで辿りつきませんね。

以下次号。


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第773回 定期演奏会Aシリーズ(東京芸術劇場)

日時:2014年6月25日(水)19:00開演(18:20開場)
場所:東京芸術劇場
出演者
指揮/ヤクブ・フルシャ
ピアノ/ピョートル・アンデルシェフスキ

<プログラム>
オネゲル:交響的楽章第1番《パシフィック231》
バルトーク:ピアノ協奏曲第3番 Sz.119
ストラヴィンスキー:バレエ音楽《春の祭典》

公式HP

ぴょーとるさん&フルシャさん、2日目(芸劇)の感想をまだ書いてませんでした。
(私が)1日目で満足してしまったのでまぁ良いか、みたいなところもあり。
というかですね、この日アクシデントがありまして、バルトークに間に合うか(オネゲルは完全に×)かなり微妙だったのです。
結局何とか滑り込めたものの、会場着いた段階でもうぐったりだったのですよね。。。
いや、何はともあれ聴けて良かったです、音楽の神様ありがとう。

ちなみに、この日は平土間でしたが、うーん、やっぱり平土間好きじゃないかも、私。
左側だったこともあって、音が逃げていく感じなのですよねぇ。
手は見えたので、タッチの浅い深いも分かって、こういう打鍵だからこういう音が出るのね、というのはよく分かって面白かったんですけどね。

ぴおとるさんの演奏自体も、個人的には1日目の方が好みでした。
サントリーはぎゅっとタイトで緊張度が高い印象でしたが、2日目の方が少し緩んだというか。
二日目でリラックスして余裕が出た、という言い方もできるかもしれませんが、実際のところはどうでしょうね。
技術的には1日目、でもその他の要素(流れとかオケとの調和とか)は2日目の方が良かった、という意見もありましょう。
どちらが良いかは好き好きだと思うし、2日目だけ聴いたらそれはそれですごく良かっただろうとも思います。
まぁ基本的には、あまり良く聴こえなかったので、あまりどうのこうの言ってはいけないような気がする…。
実際のところ、ひたすら背中を愛でていた、というのが本当のところです。
後ろから見ると格好良いのよねぇ…。

とはいえ、二楽章はやはりピーンと張りつめたものがあり、何をどうしたらあんな音が出てくるのだろう、と思わせる異世界の響きに、固唾をのんで聴き入ってしまいました。
文字通り、自分の唾を飲み込む音がジャマ、という。
目の前のピアノから鳴っているのがどこか信じがたいような、幻惑的な響きでございましたよ。
あんな音、今まで聴いたことがあったかしら。

アンコールのバルトークは、1日目より2日目の方が良かったと思います。
内容がどうの、ではなく、単純に精度的に(初日はちょっと危ういところがあった)。
本日のバッハは、パルティータ1番のサラバンド。
いつものヤツ、ですが、ホールで生で聴くとやほり格別ですね。
またかよ、と思わないではないですが、何度聴いても良いです。
あ、そういえば、椅子は普通のピアノ椅子でした。

ぴおとるさん、弾き終わった時に、フルシャさんとハグハグしてましたね(初日もでしたが)。
仲良さそうで良いですなぁ。
演奏もケミストーが感じられて、相性が良い印象です。
1日目も2日目も、終わった時にとても良い笑顔を見せていたので、私も嬉しくなってしまいました。

メインの春祭は、2日目の方が元気が良かったのではないかな。
機能的な印象はそのままに、荒々しさが出て、自然の獰猛なエネルギーを感じさせる部分もあって、ハルサイらしくて良かったと思います。
フルシャさんの指揮っぷりは時にダンスのようで見ていて楽しいのだけれど、春祭のあの凄まじい運動量、終わった時の脱力っぷりもむべなるかな。

ソリストも指揮者も、サイン会までお疲れ様でした。


以下、ぴおとるさんピアノ雑感。
私、元々、この人のピアノに「色彩」を感じたことがあまり無いんですけれど、最近、音がどんどん研ぎ澄まされて、しかも豊かになっているような。
音の味わいや肌触り、テクスチャーなんかに、幅が出てきているように感じます。
音の色彩感って私にはよく分からんのですが、時々音の形が見える気がするのですよね。
単なるイメージですが。
それも、形だけではなくて、金属とかガラスとかフェルトとか、素材と質感を伴って感じられるのですよ。
もちろん、音のニュアンスが豊かであることを色彩豊かというなら、色彩豊かと言えるだろうとは思うんですが、ニュアンス的になんかちょっと違うのですよね。
ぴおとるさんの音って、どちらかといえばクリスタル系のグラデーション無限大、って感じではないかなと。
でも、決して無味ではなくて、ほんのり甘味があったりするよなーと。
あ、今回、低音はなんかものすごい音(バネのような?)が鳴ってました。
こんな音も出るのねぇ、と認識を新たにいたしました。

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